平成14年度 医学生物学概論 最終試験

 

平成15年2月6日(木)実施

 

 

A~Hの8つの群から、それぞれ1問を選び、解答しなさい。学籍番号、氏名を記入後に、解答する問題群並びに問の番号を記入すること。(例えば、[A-1])。

 

[](吉村/古江)

A-1:膜貫通タンパクの脂質二重層を横断している領域に見られる特徴的な構造を挙げ、なぜそのような構造を持つか説明しなさい。

A-2:脂質二重膜の流動性はどのように調節されているか。また、なぜ流動性が必要か説明しなさい。

 

[](赤池/石橋、鍋倉)

B-1:細胞膜を通して分子を出し入れする機構について簡単に述べなさい。

B-2:神経細胞における活動電位について、Naチャネルの状態(閉、開、不活性化)と膜電位変化の関係を図示しなさい。

 

[](竹重)

C-1:ミトコンドリアの酸化的リン酸化反応のメカニズムについて述べなさい。

C-2:葉緑体の炭素固定反応(暗反応)について述べなさい。

 

[](倉岡)

D-1:構成性開口分泌経路(constitutive exocytosis pathway)ならびに調節性開口分泌経路(regulated exocytosis pathway)とは何か?各々の意義や相違点も含めて説明しなさい。

D-2:以下の用語をそれぞれ簡潔に説明しなさい。

     シグナル配列

     分子シャペロン(シャペロンタンパク)

     クラスリン(clathrin

 

[](小坂)

E-1:細胞骨格は細胞内での細胞器官の配置に大きく関係していると考えられている。多くの動物細胞で小胞体が細胞の縁近くまで達し、ゴルジ体が細胞の内部にある。このような配置になる機構を簡単に説明しなさい。

E-2:精製チューブリンが重合して微小管をつくる際の時間経過の例を下図に示す。

     中心体のような微小管形成中心はこの例では存在していたか、それとも存在していなかったか? そのように考える理由も述べなさい。

     矢印の時点で(a)コルヒチンを加えた場合、 (b)サイトカラシンを加えた場合、 (c)タキソールを加えた場合、 それぞれどのように変化すると考えられるか。図に示す1~3から選び、その理由も述べなさい。

 

[](柴田)

F-1:Mitosisと meiosisの相違と類似を述べなさい。

F-2:異なる細胞周期に同調させた培養細胞を、癒合させてみた。以下の組み合わせでは、各周期にある細胞核は、どのような状態を呈すると考えるか、簡潔に述べなさい。

     S期とG1期、S期とM期、G1期とG2期

 

[](柴田)

G-1:Stem Cell とは何か、二つの例をあげて説明しなさい。

G-2:がん化と細胞周期調節機構との関連について、概略を述べなさい。

 

[](柴田)

H-1:細胞の結合構造とその機能を述べなさい。

H-2:Proteoglycanの分子構成と機能を述べなさい。

 

 

 

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