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― 2年次 履修科目 概要 ―

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◆ 生化学  ・1生化(分子医化学)

・2生化(分子細胞生化学/代謝生化学)

◆ 生理学  ・1生理(統合生理学)

・2生理(細胞システム定理学)

◆ 解剖学  ・組織学

・肉眼解剖学

・神経解剖学・発生学

◆ 放射線基礎医学

◆ 遺伝学

◇ 免疫学・細胞学・ウイルス学

 

※これは1生徒の1年分の経験によるもので、試験形式や合格基準などは全部平成16年度(03生)のものです。もちろん別の年度では同じような形式とは限らないので、ご了承くださいませ。結構噂なんかを元にしたものも多いので、あくまで参考にする程度にしてください。あ、あと、その、どうかその辺に放置したりしないでください。

※過去問の場所の略号

至・・・至誠、 Se・・・Serenの部屋、 た・・・田中氏の休日、 先・・・先輩づてに手に入れてください。

 

以下に各科目ごとの概要を載せます↓↓↓

 

 

―< 1生化(分子医化学) >―――――――――――――――

 

難易度:★★★☆☆

時期:5月~7月(6・7月に実習)

試験:①最終試験(9月上旬)

②追試験(10月上旬)

    (※いずれも合否で成績発表)

合格基準:たぶん最終試験と出席とレポートを合わせて評価か。追試験受けたのは50人くらい。

出席:人によってまちまち。

教科書

     医科生化学

(毎田徹夫/講談社 9500円+税)

指定テキスト。2生化と共通。9割の人は持ってた。あまりわかりやすいとは言えない。

     Essential細胞生物学

(中村桂子/南江堂 8000円+税)

一年のときに買ったと思うがこれが一番わかりやすくて使えた。ただし癌遺伝子などについてはあまり載っていないので、やっぱり上の教科書も必要か。

 

概要

 2生化が終わると始まる科目。1生化というのは、もっぱらDNAが主役。一年でやった細胞生物学とかなりかぶるところもあるが、それに癌遺伝子が加わるといったところか。期間の前半は講義ばっかりだが、後半になると実習がメインになる。実習は2生化と同じで6人一班で行われるが、実習のあとに全員で質問やら解答の発表の時間とかあるので、結局全員帰る時間は同じ。やたら待ち時間が多い実験で暇かった。あと、前半の講義では実習の班ごとにあらかじめテーマが与えられていて、調べて発表せねばなりません。

 

対策

 試験問題はあまり過去問とかぶらないので、過去問は参考程度に。かなり授業に忠実な問題が出る。ほぼ論述式で、問題解答あわせてB4裏表一枚程度。各班の発表の内容からはそんなに出なかった。教科書読む元気があったら読んだがいいけど、意味のわからない単語が多くて挫折しがち。しかし授業プリントもないので、だいたいの講義内容くらいはメモってる人のノートとか見せてもらって、その範囲だけ教科書読んでみるのが一番効率がいいと思われます。

 

過去問の場所

 

H16

H15

H14

H13

H12

H11

H10

H9

最終試験

 

Se

Se

Se

Se

追試験

 

Mu

 

 

 

 

 

 

 

 

―< 2生化(分子細胞生化学/代謝生化学) >―――――――

 

難易度:★☆☆☆☆

時期:4月~5月(4月に少しだけ実習)

試験:①最終試験(9月上旬)

    ②追試験(10月上旬)

     (※いずれも合否で成績発表)

合格基準:たぶん最終試験と出席とレポートを合わせて評価か。かなりユルい。

出席:講義では毎回、最後に小テストを行う。紙はいくらでもあるので代返しやすい。

教科書

医科生化学

(毎田徹夫/講談社 9500円+税)

指定テキスト。1生化と共通。9割の人は持ってた。おそらく教授も執筆してるということでこの指定になっているが、ちょっとわかりにくいところが多い。しかし授業は「○○ページにあるように~」と、よく参照されるし1生化でも使うので、仕方ないけど買うべき。

 

概要

 2年になって最初の2ヶ月間くらいでぱーっとやっちゃう科目。実習はたしか2回くらいあったけど、全く意味もわからんまま操作ばっかりやってた感じ。レポートもそんなにきつくない。内容はほとんど代謝オンリーです。糖の代謝、脂質の代謝、アミノ酸の代謝、出雲大社・・・などなど。まったくもってツマラナイ。物質名とかものすごくたくさんでてきて真面目にやったらそりゃあ大変だろうけど、合格するだけなら授業は全く聞かんでもいい。

 

対策

 試験問題はかなり過去問とかぶる。BEST50という対ぷりがあって、これやっときゃ大丈夫って言われるけど、これ全部っていったら結構な量があるので、過去問見ながら自分でBEST10くらいにしぼって暗記するといいかも。試験は一つの教室でしかも席は自由だった。

 

過去問の場所

 

H16

H15

H14

最終試験

追試験

 

 

 

 

 

 

―< 1生理(統合生理学) >――――――――――――――――

 

難易度:★★★★☆

時期:5月~12月(9・10月に実習)

試験:①前期試験(9月中旬)

     ②前期追試験(10月中旬)

    ①後期試験(12月中旬)

     ②後期追試験(1月中旬)

     ③最終試験(2月下旬)

     (※最終試験は合否のみ、他はA~Fで成績発表、聞いたら点数教えてくれる)

合格基準:前期試験が60点以上ならそこで前期は合格。60点未満だと前期追試験を受ける。同様に後期試験が60点以上ならそこで後期は合格。60点未満だと後期追試験を受ける。最終的には、前期試験と後期試験の点数(ただし追試験は60点以上はすべて60点とされる)の平均が60点以上なら合格、未満なら最終試験を受けないといけない。

出席:講義では毎回、小紙で出席を取る。実習もきちんと出席を取る。一回でも休むと単位やらんとか脅されたけど、遅刻にはかなり寛容?

教科書

生理学テキスト

(大地陸男/文光堂 4800円+税)

指定テキスト。2生理と共通。これは必要。9割5分の人は持ってた。ただ、難しいこともさらっと書いてあるので逆にわかりにくい箇所も多い。

標準生理学

(本郷利憲/医学書院 12000円+税)

ちょっと上級者向け。生理学テキストでわかりにくいところや、レポートのときに役立つ。持ってた人は2割くらいか。

 

概要

 講義も実習も試験も、ほぼ2生理と平行して進められる。1生理というのは、末梢の感覚が脳に伝わる経路や、脳そのものの機能を解明する学問。神経解剖とだいぶかぶる。神経が脳の構造を、1生理が脳の機能を学ぶといった感じ。しかも1生理のほうを先に習うので、イメージがつかみにくい。あとで神経解剖をやると、なるほどと思うところがあるが、ここではがんばって暗記するしかないか。

 実習は、2生理に比べて内容もつまらないしレポートがきつい。しかし、試験に出るウェイトが結構大きいので真面目にやっとくと後で楽。

 

対策

 ちょっと前まではかなり過去問とかぶっており、過去問だけで大丈夫といわれたが、最近がらりと変わって難度が上がってきた。しかも本試より追試のほうが難しくなるので、早め早めに受かっときたい。前期追試、後期追試、最終試験を受けたのは、それぞれ60人、40人、25人くらいか。たぶん。

2生理と同じで授業プリントが結構役立つ。前期試験範囲は伝導路がヤマ。味覚伝導路、嗅覚伝導路、視覚伝導路、聴覚伝導路、体性感覚伝導路・・・などなどなど。感覚器から中枢までの線維・核は一通り言えるようになっとくべき。がんばって覚えるしかない。後期試験範囲は脳ばっかり。それと実習からも割と多く出る。脳については生理学テキストはあまり詳しく載っていない(標準生理学は詳しすぎ)ので、やはり授業プリント中心で教科書と過去問を参照する感じか。あまり楽な道はないと思った方がいい。吉村教授は過去問を半分出す感じ。穴埋めが多く、過去問は大事。高木先生・飛松先生もわりと過去問とダブらせてくる。武先生はちょっと注意。

 

過去問の場所

 

H16

H15

H14

H13

前期試験

Se

前期追試験

 

 

後期試験

後期追試験

 

 

 

最終試験

 

 

 

H12

H11

H10

中間試験

Se

(Se)

(Se)

本試験

(Se)

(Se)

(Se)


 

 

 

 

―< 2生理(細胞システム生理学) >――――――――――――――

 

難易度:★★★★★

時期:5月~12月(9・10月に実習)

試験:①前期試験(9月上旬)

    ①後期試験(12月上旬)

      ②最終試験(2月下旬)

      ③追試験(3月上旬)

      (※前期試験はA~Fで、他は合否で成績発表)

合格基準:前期試験と後期試験の平均が60点以上ならそこで合格。60点未満だと最終試験を受けないといけない。これも60点以上なら合格。それでもダメなら追試験だが、この辺ではレポートも加味してくれてるのかも。

出席:講義では毎回、小紙で出席を取る。実習もきちんと出席を取る。

教科書

生理学テキスト

(大地陸男/文光堂 4800円+税)

指定テキスト。1生理と共通。これは必要。9割5分の人は持ってた。

標準生理学

(本郷利憲/医学書院 12000円+税)

ちょっと上級者向け。生理学テキストでわかりにくいところや、レポートのときに役立つ。

 

概要

2年で習う科目は全部で9つあるけど、やっぱこれが一番難しい。教授が変わって最近ちょっと易しくなったらしいけど、それでもムズカシイ。どれぐらい難しいかって、パフィの二人を見分けるくらい難しい。2生理に教授はおらず(生理全体の教授が吉村先生)、石橋先生が仕切っているみたい。最終試験を受けた人は60~70人くらいで、追試験を受けたのは20~30人くらい。最終試験や追試験では、前期試験と後期試験の範囲全部が範囲なので、早く合格しとくにこしたことはない。 2生理の内容というのは、まぁ簡単に言うと体の種々の器官(消化管とか心臓とか腎臓とかもろもろ)の機能とその神経調節を学びましょうといったところ。一部組織とかぶるところもある。しかし前半は細胞レベルの神経伝達の話ばっかりで、イメージもわきにくいのでかなり眠い。まぁたいてい眠いけど、古江先生の授業はわかりやすいのでがんばって聞いとくとためになるはず。

実習は丸一日実習が六日あり、結構しんどい。カエルの心臓摘出やらラットの腸管摘出やら。皮膚感覚の実験で二人組でつっつきあうのとかもある。レポートも多いので疲れます。実習も試験範囲にもなります。

 

対策

 やっぱり過去問だけでは厳しい。できれば生理学テキストは通読しときたいが、授業プリントと過去問に先に目を通して読むといいかも。授業であまり触れられてないところは軽くとばせばいい。過去問もなかなか使えるので、3年分くらいは同じ問題が出ても解けるようになってたがいい。試験は基本的に論述がメインなので、いくつかのキーワードを覚えておくとうまくつなげやすい。最終試験は穴埋め問題がわりとたくさん出た模様。

 

 

H16

H15

H14

前期試験

後期試験

最終試験

 

 

追試験

 

 

 

H13

H12

H11

H10

H

中間試験

 

Se

Se

Se

Se

本試験

Se

Se

Se

Se

Se

最終試験

 

 

 

 


 

 

 

 

―< 組織学 >―――――――――――――――――――――

 

難易度:★★★★☆

時期:4月~6月

試験:①総論試験(5月上旬)

    ①各論試験(10月上旬)

      ②最終試験(3月上旬)

      (※総論試験は何10点台かを発表、その他は合否で成績発表)

合格基準:総論試験を40点満点、各論試験を60点満点(そのうちプレパラート問題が18点分)に圧縮して100点満点。ボーナス点数としてスケッチでA一枚取るごとに0.5点プラスされる。その合計で60点以上なら合格、未満だと最終試験行きとなる。

出席:毎回、小紙で出席を取る。実習はスケッチが出席代わり。

教科書

入門組織学

(牛木辰男/南江堂4854円+税)

基礎的でわかりやすく通読しやすい。図はほとんどスケッチでわかりやすくはあるが、光学顕微鏡写真もなく、物足りない人には物足りない。授業のレベルにもとうてい及ばないが、試験に合格するだけならこの一冊でも十分だと思う。7割くらいの人が持ってた。

     機能を中心とした図説組織学

(山田英智/医学書院9500円+税)

図が非常に見やすい。実習でのスケッチに非常に役立つし、説明もわりとしっかりしている。持ってた人は4割くらいか。

     標準組織学[総論]・[各論]

(藤田/医学書院 計22500円+税)

極めたい人はこれがいい。が、高いし分厚いし、よほどがんばりたい人以外は必要ない。授業はもっぱらこのレベルか。持ってた人は1割いくかいかないか?

 

概要

 4~6月、だいたい週2回ペースであります。始めに1.5~2時間くらい柴田教授(たまに別の人)の講義があったあと、実習室に移動してひたすら顕微鏡を見ながらスケッチする。組織学というのは、細胞よりちょっと大きいレベルでの人体の構造を勉強するもの。人体の全体像がまだよくわかってないのでちょっとわかりにくいところもあるが、1・2生化なんかに比べると面白いかもしれないという噂。

大きく総論と各論に分かれる。

 講義はほとんど柴田教授がされるが、恐ろしく速い。先生も息切れするほど速い。たまに教授が出張のときなど別の先生が講義されるが、この教室はそういう方針なのか、これまた恐ろしく速い。教授は板書がかなり多いが、英語が多く理解するのはかなり難しい。かといってぼーっとしてるのも疲れるので、がんばってノートをとりましょう。微妙な充実感が得られます。講義が終わるとスケッチの時間。目がかなりしぱしぱしてくるけど、あまり干渉もされないし、とりあえず終わったらいつでも帰れるので楽と言えば楽か。しかし真面目にやるとかなり苦労する。遅いときなど6時近くなることもあった。スケッチはA~D評価で返ってくるが、Bがかなり多くAを取れる人は1~2割程度。名称を英語で書くと評価が上がるという噂だが、同定根拠になるだけの構造がとらえられているか、ぐらいがポイントなのか。

 組織をがんばっておくと、3年での病理が楽になるらしい。組織は正常な構造を観察するのに対して、病理は病的な組織を観察する学問といったところか。あと2生理や解剖にも弱冠関わってくる。

 

対策

 過去問はわりとかぶっていたが、H16年度はちょっと変わった感じがした。特に総論では、「筋組織について述べよ」「結合組織について述べよ」などの、総括的な問題が多かった。それでも過去問を見ればだいたいどの辺が出そうかくらいはわかるので、しっかり見ておく。授業プリントは英語が多くて参考程度にしか使えないかも。わりとまんべんなく出題されるので教科書と過去問が一番使えたと思う。試験はほぼ論述式。

 プレパラート試験というのは、あらかじめ顕微鏡にプレパラートがセットしてあって、その構造と判断根拠を3つ答えるというもの。各論100点満点中30点分(圧縮したら18点分)。試験の前の週や前々週などに実習室が開放されて自由に見れるが、そんなに配点は高くないのでこればっかりやって満足してしまわないほうがいい。あくまで記述がメイン。

 

過去問の場所

 

H16

H15

H14

H13

H12

H11

H10

H9

H8

総論試験

Se

Se

Se

Se

各論試験

 

 

 

 

この他、プレパラート傾向・・・至、各論傾向・・・至、プレパラート写真・・・Muなど。

 

 

 

 

 

―< 肉眼解剖学 >―――――――――――――――――――

 

難易度:★★★☆☆

時期:10月~2月(ほぼ全て実習)

試験:①実習試験x3(11月上旬、12月上旬、2月上旬)

①中間試験(11月下旬)

①最終試験(3月上旬)

    ②追試験(3月上旬)

     (※中間試験は点数で、その他は合否のみ発表、実習試験は聞いたら点数を教えてくれる)

合格基準:中間試験・最終試験がそれぞれ35点満点、実習試験3回分で20点満点、出席10点満点に圧縮され、合計100点満点。60点以上で合格、未満なら追試験。

出席:講義は毎回小紙で出席をとる。実習ははじめと、休憩後に2回とる。

教科書

解剖実習の手引き

(寺田・藤田/南山堂7300円+税)

これは絶対必要。実習で使うと結構汚れるし臭いもつくので、先輩に一冊もらうなりして実習用と家での勉強用との2冊持ってる人も少なくなかった。神経解剖と共通。持ってた人10割。

     ネッター解剖学図譜

(相磯貞和/丸善株式会社

10000円+税)

めちゃめちゃキレイ。手引きには模式図しかのってないので必ず別に図譜がいるが、おそらく9割の人は持っていただろうこのネッター。とにかく図がきれいで見やすい。

     解剖学カラーアトラス

(横地千仭/医学書院 ?円)

写真の図譜。かなり詳しい。が、高く重い。持ち率1割いかないか。

 

     人体解剖カラーアトラス

(佐藤達夫/南江堂5700円+税)

写真の図譜。上のやつの縮小版みたいなの。手頃ではある。持ち率1割いかないか。

     解剖トレーニングノート

(竹内修二/医学教育2500円+税)

医学生向けではないらしいが、自学用にはなかなかいい。5割くらいの人が持ってた。

 

概要

 やっぱり2年で一番インパクトでかいのはこれだろう。10月中頃から週3ペースで行われる解剖実習。そんなに心配する必要はないです。やっぱり最初は緊張するけど、1、2週間くらいで慣れてしまうのが恐ろしい。なかなかどうして。あんまり慣れずに緊張感を持ち続けてもらいたいもんです。はじめのころは実習が一瞬で終わってしまう感じだが、だんだん慣れてくると長く感じるようになってくる。

 他の科目と違って朝一番に出席をとるので、実家暮らしで遠い人にはちときつい。何回か休んでも成績にはそんなに影響しないが、班の人に迷惑をかけるしノルマもあるので休めないでしょう。実習は4人一班で行われます。感想はいろいろあるけど、一番予想と違ってたのは実習室がかなり明るかったこと。ずっと薄暗い部屋を想像してたので・・・・。臭いはすぐ慣れます。あとは、やっぱり寒い。

 H16年度は看護学校の生徒が見学にきたり、韓国からの留学生が一緒に実習したりしました。やっぱり英語必要だなーと一瞬考えさせられる。

 

対策

 実習は大変だが、試験はそんなに難しくない。実習ははじめは上半身・下半身で、途中から頭・上肢・下肢と、分担して行うので、自分がやってるとこ以外まではなかなか手がまわらない。たいてい試験前に頑張ってやるが、手引き全部読むのは大変なので、手引きの図とネッターだけでも結構いけるだろう。

 実習試験は実習室で行う。あらかじめ御遺体の神経や血管(その他もろもろ)などにヒモやピンがついており、解答用紙に記入する。3回行われるが基本的にはじめのほうが簡単。

 

過去問の場所

 

H16

H15

H14

H13

H12

H11

中間試験

 

 

 

最終試験

 

実習試験

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―< 神経解剖学・発生学 >――――――――――――――――

 

難易度:★★★☆☆

時期:9月~2月(ちょこちょこ実習)

試験:①最終試験(3月上旬)

    ②追試験(3月中旬)

      (※最終試験は点数で成績発表)

合格基準:まずは最終試験の点数のみ。60点以上なら合格。しかし実習はスケッチが出席代わりとなり、3回以上休むと受験資格がなくなるらしいので注意(補習を受けたら大丈夫だとか)。

出席:講義は全く出席をとらない。実習はスケッチが出席代わり。

教科書

リープマン神経解剖学

(山内昭雄/MEDSI 4000円+税)

安いしわかりやすいと好評。図がシンプルでいいという話もシンプルすぎるという人もいる。4割くらいの人が持ってたかな。

     神経解剖学カラーテキスト

(原/医学書院 5775円+税)

図が非常に見やすくて説明もしっかりしているし、値段もお手頃なので最近好評。リープマンの白黒の図よりはるかに見やすくイメージはつかみやすい。個人的にはこれが一番オススメ。しかし知名度が低く、持ってた人2割くらい。

     神経解剖学

(新見嘉兵衛/朝倉書店

7800円+税)

一応教官指定テキスト。以前は試験問題の図などもこの教科書から多く出ていたが、なにせ古い。初版が30年前に出されてから一回も改訂されていない。しかし生化と違って最近目覚ましい進歩がなされた科目でもないし、説明は的を得ていてちゃんと読めば悪くない。持ってた人は1割くらいかな。

     解剖実習の手引き

(寺田・藤田/南山堂 7300円+税)

肉眼解剖と共通。実習はこれを使う。

     受精卵からヒトになるまで

(瀬口/医歯薬出版 5000円+税)

発生学のテキストを買うならこれ。しかし試験に合格するだけなら必要ない。持ってたヒ人も2割程度。

 ※神経解剖の教科書はこの他にもたくさんあり、わりとみんなバラバラでした。

 

概要

 神経解剖は極めて暗記ばっかりの科目。9月に5回くらい講義があってしばらく何もない。11月くらいからまた始まり、実習が多くなる。実習の日は、組織と似ていてはじめに1時間ほど講義があった後、実習室に移動してスケッチをする。講義はいっさい出席を取らない。スライド授業ばっかりなので非常に非常に眠い。しかし明るさ的にはギリギリ内職できる程度か。目が悪くなりそうだけど・・・・。講義は初めの3回で一気に発生学を終わらせる。残りは神経解剖の話だが、眠さ的にもレベル的にもついてくのはキツイ。

 実習は、脳実習と組織実習に分かれる。脳実習は、肉眼解剖の実習室でマクロの大脳や脳幹の観察を行う。断面なんかは結構きれいに見えるので面白い。一方組織実習は、組織の実習室で顕微鏡を使って、あらかじめ作ってある標本を観察する。基本的には組織学の実習と同じ感じ。

 

対策

 かつては、「留年するなら2生理か神経解剖」と言われるくらい難しかったらしいが、H16年度は急に易しくなった。難易度星3つにしたけど、H15年度なら星4.5個くらい。基本的な名称問題ばかりで、追試を受けたのは10人ちょっとくらい。しかし油断は禁物。

 神経解剖と発生学の試験は一緒にあるが、配点は神経解剖が8割で発生学が2割程度。しかも発生は過去問とかなりかぶっているので直前にやればいいと思う。メインは神経。過去問を完璧にするだけでも結構いけるが、過去問だけ見ても意味がわからないことが多い。やっぱり教科書は見ておく。授業プリントはスライドのコピーが多く参考程度にしかならないか。臨床でも神経は苦労するみたいなので手は抜かないでおきたい。

 

    過去問の場所

 

H16

H15

H14

H13

H12

H11

最終試験

 

追試験

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―< 放射線基礎医学 >―――――――――――――――――

 

難易度:★☆☆☆☆

時期:11月~2月(1・2月に実習)

試験:○中間試験(12月上旬)

①最終試験(2月下旬)

    ②追試験(3月上旬)

      (※中間試験はA~Eで、その他は合否で成績発表)

合格基準:はっきりとはおっしゃらなかったが、たぶん最終試験と出席とレポートを合わせて評価か。かなりユルい。中間試験はそんなに関係ない模様。

出席:講義では毎回、小紙で出席を取る。実習もちゃんととる。

教科書

放射線基礎医学

(菅原/金芳堂 5400円+税)

指定テキストだが、合格するだけならほとんど必要ない。持ってた人も2割くらい。

 

概要

 11月から2月まで、週1ペースであります。教授は一年のエッセンシャルを担当してた續先生。わりと色んな先生が講義されるが、みんな同じような話に聞こえる。実習は1・2月に全部で4回あります。まぁ実験内容よりも放射性物質の取り扱いに慣れるためのようなもの。大きく4グループに分かれてローテーション。実習は暇です。レポートもあるけど割~と~楽~。

續教授の笑顔はかなり癒されます。

 

対策

 中間試験はそれまでの授業の範囲(3回分くらい)だが、最終試験は全範囲。中間試験はさほど大事ではないので、同じ時期にある1・2生理後期試験の勉強を頑張ったがいい。過去問とかなりかぶる。選択問題・穴埋め問題ばっかりで、過去問だけでも受かりそうだが、續先生は論述問題好きなので授業プリントを見ておくと安心。放射線は授業プリントがかなり使える。追試験受けたのは5人いないくらいか。また、おそらくH13年度からの問題が續先生が作ったものなので、それ以前は無視してもいいと思う。

 

    過去問の場所

 

H16

H15

H14

H13

H12

H11

H10

中間試験

 

 

 

 

 

最終試験

Se

Se

Se

 

 

 

 

 

―< 遺伝学 >―――――――――――――――――――――

 

難易度:★★☆☆☆

時期:10月~2月

試験:○中間試験(12月下旬)

①最終試験(2月下旬)

    ②追試験(3月上旬)

     (※中間試験はA~Eで、その他は合否で成績発表)

合格基準:はっきりとはおっしゃらなかったが、たぶん最終試験と出席とレポートを合わせて評価か。かなりユルい。中間試験はそんなに関係ない模様。

出席:講義では毎回、小紙で出席を取る。たまに取らなかった。

教科書

人類遺伝学

( ? /金原出版 6700円+税)

指定テキストだが、合格するだけなら必ずしも必要ではない。持ってた人は3割くらい。ただしあったほうが勉強はしやすいだろう。

 

概要

 放射線基礎医学と性格の似た科目です。10月から2月まで週1ペース、担当も同じ續先生。ただし実習はなく講義オンリー。毎回色んな先生が講義されます。これまた似たような話が多いけど。個人的にどうもオムニ形式は好きじゃない。H16年度は遺伝は必ず解剖実習の後にあったので、かなり気持ちいいお昼寝タイムに。遺伝学の内容というのは、名前のまんま、メンデルやら優性劣性やらでてくるけど、でもメインはやっぱりDNA。續先生ときたらDNA。何回出てきてもいまいちよくわかってないんだよねDNA。これは全体的に言えることだけど、教科書読んでもよくわからないところっていうのは、実は研究者でもよくわかってないことがしばしばある。生理や、とくに生化学ってのは今研究してる真っ最中だから。

 

対策

 放射線と同様、中間試験はそれまでの授業の範囲(6回分くらい)だが、最終試験は全範囲。過去問とわりとかぶるが結構難しい。H16年度の中間試験ではC以上(60点以上)は半分もいなかったが、追試を受けたのは10人ちょっとくらい。あまり舐めない方がいい。これまた教科書買ってない人が多いので、授業プリントを中心にやるしかない。續先生が問題を作るようになったのはたぶんH15年度からだが、それ以前のも、解答がしっかりついてるので、プリントでわからないことがひょっこり書いてあったりもする。

 

    過去問の場所:

 

H16

H15

H14

H13

H12

H11

H10

H9

H8

H7

H6

中間試験

 

 

 

 

Se

 

 

 

 

最終試験

 

Se

Se

Se

Se

Se

Se

Se

追試験

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―< 免疫学・細菌学・ウイルス学 >―――――――――――――

 

◆時期:2年12月~3年9月

◆試験:3年で

◆出席:全く取らない。ウイルスは2回ほど小テストがあった(たしか皆川先生)。

◆教科書:

◎ 戸田新細菌学

(吉田・柳/南山堂 15000円+税)

九大の教授が執筆した本(戸田先生も九大)。これ一冊で3科目網羅しているので、高いし分厚いけどみんな買う。9割5分くらいは持ってるか。

 

◆概要:

 12月の終わりか、1月頭に始まる。本来は3年で習う科目で、試験も3年でしかないので、聞いてる人は少数だったかも。古いB棟である。暖房の調節が難しいみたいで、寒いか暑いかどっちか。出席も取らないため、時間開始時間になっても教室に10人もいないことも・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

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