侵襲医学 平成19年度概説

(獲得)

     2007.6.29 10:0012:00実施

     問題用紙はA4の冊子で解答用紙とは別。持ち帰り可。

     総括:テスト前最後の授業にて入田先生が、『例年通りの問題です。なぜそうするかと

いえば、君たちの先輩が毎年間違うからです。間違った答えを代々受け継いでいるん

でしょうね』とおっしゃっていました。その発言どおり、過去問では答えが間違って

いる問題からの出題がしばしばみられました。新作問題もあるが、授業でやったとこ

ろが中心。過去問とプリントを復習しておけば大丈夫です。

今まで学んできた生理学や内科学などの話題も多いので、必要があればそちらも復習

すると知識の整理にいいと思います。

     不合格:0人

     参考文献:『標準麻酔科学』(←教科書買うならこれがいいと思います)『新臨床外科学』

      『朝倉内科学』『標準生理学』『医学大辞典(医学書院)』授業プリント・メモ

 

 

問1.   成人における正常ヘモグロビンについて、その酸素解離曲線上の重要なポイントを

解答用紙のグラフに記入し、それぞれのポイントの意義を簡潔に記せ。なお、酸素

解離曲線の左右への移動はないものとする。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 答:グラフは教科書・プリントを参照してください。

   PO2=酸素分圧、SpO2=酸素飽和度として、

  (PO2SpO2)=(2750)・・・酸素親和度となるP50を与える点

           3057)・・・これよりO2が減ると意識消失

           4075)・・・混合静脈血の正常値

          5083)・・・これよりO2が減ると脳血管が拡張

6089)・・・これよりO2が減ると呼吸・循環の代償が起こる。

これ以下が低酸素血症。

           10098)・・・動脈血の正常値

 

 

問2.   硬膜外麻酔の適応、禁忌、合併症について述べよ。

 

 答:

  適応:脊髄神経支配領域の手術

  禁忌:出血性素因、感染症、脳圧亢進・潜在性二分脊椎症などの脳脊髄疾患、

     協力を得られない場合、解剖学的に穿刺困難な場合。

  合併症:循環抑制、呼吸抑制、神経系の合併症、局所麻酔薬中毒

(詳細はプリント参照)

 

 

問3.   以下の各小問についてaeより適当なものを1つ選び、解答欄に記せ。

【1】周術期呼吸管理に関して誤っているのはどれか。

 a)全身麻酔中の高濃度酸素吸入は無気肺形成を促進し得る。

 b)全身麻酔導入に伴う機能的残気量の低下は肺血液酸素化能を悪化させ得る。

 c)慢性閉塞性肺疾患患者では、クロージングキャパシティーが増加しているため、全

身麻酔導入に伴い末梢気道は容易に閉塞し得る。

 d)高位胸髄神経遮断時には、肋間筋麻痺に伴い逆肋間呼吸が出現し得るが、横隔神経

   (C3C5)が遮断されていなければ、通常、換気は可能である。

 e)高濃度酸素吸入時においても動脈血酸素飽和度は有効肺胞換気量の変化を鋭敏に反

映するので、高濃度酸素吸入下の患者において、パルスオキシメーターは術後沈痛

管理に伴う呼吸抑制出現の早期発見に有効である。

 

 答:e

 a)○ 吸気性無気肺形成とLorraine-Smith効果が問題点 b)○ PEEPで改善できる

 c)○ 全身麻酔でFRCが減少してFRC<CCとなるため d)○

 e)× 高濃度酸素吸入時ではパルスオキシメータのみの評価は危険で、混合静脈血酸素

   分圧、PaO2PAO2の評価が必要

 

 

【2】麻酔薬について正しいのはどれか。

 a)喘息患者ではプロポフォールは禁忌である。

 b)最小肺胞濃度が低い吸入麻酔薬ほど作用が強い。

 c)血液溶解度(血液/ガス分配係数)が高いほど導入が速い。

 d)吸入麻酔薬の主な作用部位は神経細胞の細胞膜燐脂質である。

 e)バルビツレートの作用部位は神経細胞のCaチャネルである。

 

 答:b

 a)× バルビツレートが禁忌 b)○ c)× 遅い

 d)× ligand-gated ion channelと考えられている e)× GABAAClチャネル

 

 

【3】モニターに関して正しい組み合わせはどれか。

 1)空気呼吸でパルスオキシメーターによる酸素飽和度が90%であったので、酸素化に

は問題ないと判断した。

 2)パルスオキシメーターは脈波を検出するため、脈拍数、血流の状態を知ることがで

き循環のモニターにもなる。

 3)カプノグラム呼気相の持続的な上昇は末梢気道の閉塞を示す。

 4)心電図で心筋虚血を検出するには複数の誘導をモニターするのが有利であり、通常

   T誘導とV5誘導をモニターする。

 5)直腸温と指尖温の較差は副交感神経の緊張度の指標となる。

 a)12 b)15 c)23 d)34 e)45

 

 答:b

 1)× 2)○ 3)○ 4)× U誘導とV5が標準 5)× 交感神経

 

 

【4】帝王切開の麻酔管理について正しいのはどれか。

1)妊娠中は肺胞管気量、機能的残気量とも増加する。

2)揮発性吸入麻酔薬は子宮筋弛緩に影響しない。

3)バルビツレートは胎盤通過性がない。

4)仰臥位低血圧症候群では子宮を左方に移動させ低血圧を予防する。

5)脊髄くも膜下麻酔での頭側への広がりは非妊婦に比べ妊婦で大きい。

a)12 b)15 c)23 d)34 e)45

 

 答:e

 1)× FRCは減少 2)× 子宮収縮を抑制するので弛緩出血に注意

 3)× 透過する。サクシニルコリンが透過しにくい

 4)○ 下大静脈の圧迫を解除 5)○

 

 

【5】乳児の術前絶飲食期間は成人よりも短い。その理由として誤っているのはどれか。

 a)小児では細胞外液量が40%と成人の20%よりはるかに多い。

 b)小児は基礎代謝率が高い。

 c)小児は過度の経口摂取制限によって容易に脱水に陥る。

 d)小児は胃液のpHが成人よりも高い。

 e)小児は長い絶飲食に精神的に耐えられない。

 

 答:d

 

 

【6】誤っているのはどれか。

 a)患者の四つの権利は、安全である権利、知らされる権利、選択できる権利、意見を

反映させる権利である。

 b)人権を守るための原則は、危害や損傷を防ぐ、プライバシーを保護する、説明、理

解を得るである。

 c)General physicianに求められる素質は、共感的理解を示し、親子関係みたいな

Paternalismを構築することである。

 d)General physicianは、医学のための医療ではなく、全人的ケアに基づくアプローチ

が不可欠である。

 e)新ミレニアム医師憲章による『医師の本来あるべき姿』とは、(患者の利益追求のた

めに市場、社会、管理者からの圧力に屈してはいけない。患者の自律性を確保する

ために、患者の自己決定権を尊重する。社会正義に基づいた医療を行使する。)であ

る。

 

 答:c

 

 

【7】侵襲と栄養に関して誤っているのはどれか。

 a)急性的飢餓の場合は代謝が低下し、慢性的飢餓の場合は代謝が亢進する。

 b)術後の体重減少は侵襲の程度に比例する。

 c)ストレス発生期間中においては、非蛋白質カロリーの6070%を炭水化物で供給す

る。

 d)チアミンが補給されない状態で高カロリー輸液が行われると、乳酸の産生・蓄積を

きたして重篤なアシドーシスになることがある。

 e)長期間の栄養補給を必要とする患者では、腸管の機能が保たれていれば腸瘻造設術

   で栄養補給を行うのが望ましい。

 

 答:a

 a)× 逆 b)○ c)○

 d)○ このため高カロリー輸液ではビタミンB1投与が必須 e)○

 

 

【8】ふぐ中毒について誤っているのはどれか。

 a)電位依存性ナトリウムチャンネルを抑制する。

 b)テトロドトキシンが原因である。

 c)初発症状の出現が早い程重症である。

 d)初発症状は唇・舌の感覚異常、嘔気、頭痛などである。

 e)低血圧は末期まで出現しない。

 

 答:e

 a)○ b)○ c)○ d)○ e)× 初発症状(2h以内)→不完全麻痺(26h

→完全麻痺(6h、血圧降下・呼吸困難)→意識消失

 

 

【9】区域麻酔について正しいのはどれか。

 a)脊髄くも膜下麻酔では分離麻酔が容易である。

 b)脊髄くも膜下麻酔では交感神経よりも知覚神経が早く遮断される。

 c)局所麻酔薬中毒は硬膜外麻酔よりも脊髄くも膜下麻酔で起こりやすい。

 d)全脊髄くも膜下麻酔では意識消失を認める。

 e)脊髄くも膜下麻酔後の頭痛は頭部を高くすることで軽減する。

 

 答:d

 a)× 硬膜外麻酔が容易にできる b)× 交感神経が最も早く遮断

 c)× 硬膜外麻酔で起こりやすい d)○ e)× くも膜と硬膜の穴から髄液が硬膜

外腔へもれて、髄液圧が低下することで起こる。臥位で軽快する。

 

 

10】酸−塩基平衡の代償反応について正しいのはどれか。

 a)呼吸性アシドーシスに伴う換気応答の80%は末梢化学受容器を介する呼吸中枢の刺

激である。

 b)代謝性代償よりも呼吸性代償のほうが代償反応の完成までに時間を要する。

 c)代謝性アルカローシスに対する呼吸性代償は低酸素血症に伴う呼吸刺激を伴うため

不十分なものになりやすい。

 d)水素イオンは血液脳関門を通過する。

 e)頚動脈小体の興奮は迷走神経を介して呼吸中枢へ伝えられる。

 

 答:c

 a)× CO2は中枢で、O2は末梢で感知する b)× 呼吸性が早い c)○

 d)× e)× 舌咽神経

 

 

11】酸素代謝について正しいのはどれか。

 a)細胞内の酸素消費の90%以上は核で行われる。

 b)細胞内での酸素の備蓄を担っているのが活性酸素種である。

 c)ミトコンドリアDNAは解糖系の酵素をコードしている。

 d)Hypoxia Inducible Factor(HIF)は解糖系酵素の発現を誘導する。

 e)酸化的リン酸化は酸素分子の酸化と共役している。

 

 答:d

 a)× b)× c)× d)○ e)×

 

 

12】帯状疱疹について正しいのはどれか。

 a)皮疹が出現し、その数日後に痛みが生じてくることが多い。

 b)発症部位の皮膚の知覚低下を認めても、痛みが軽い場合には神経ブロック療法の適

応にはならない。

 c)三叉神経領域では第一枝領域よりも第三枝領域に好発する。

 d)顔面神経が冒されるとRamsey-Hunt症候群を呈する。

 e)運動神経が冒されることはない。

 

 答:d

 a)× 皮疹とほぼ同時、あるいは痛みが先行 b)× c)× d)○ e)×

 

 

13】麻酔薬とその作用の組み合わせとして正しいのはどれか。

 a)ミダゾラム 解離性麻酔  b)プロポフォール NMDA受容体拮抗薬

 c)チアミラール 脳保護作用  d)ケタミン ベンゾジアゼピン受容体拮抗薬

 e)フェンタニル 微生物汚染

 

 答:c

 a)× 解離性麻酔はケタミン b)× NMDA受容体拮抗薬→ケタミン c)○

 d)× ベンゾジアゼピン受容体拮抗薬→フルマゼニル

 e)× 微生物汚染→プロポフォール

 

 

14】術中の偶発低体温の影響について正しいのはどれか。

 a)術後感染症の発生率が低下する。 b)心筋虚血の発生率が高くなる。

 c)酸素解離曲線が右方移動する。 d)吸入麻酔からの覚醒が早くなる。

 e)癌の再発率が低くなる。

 

 答:b

 a)× 増加 b)○ c)× 左方移動する(O2親和性増加) d)× 遅くなる

 e)× 免疫低下により再発率が増加する

 

 

15】周術期の高血糖について正しいのはどれか。

 a)蛋白質の異化を抑制する。 b)創傷治癒を促進する。

 c)MACを低下させる。 d)虚血性神経障害を増強する。

 e)低体温防止効果がある。

 

 答:d

 a)× b)× c)× d)○ e)×

 

 

16】身体各部位と皮膚知覚帯dermatomeの組み合わせについて正しいのはどれか。

 a)第5 4頚神経  b)乳頭 2胸神経

 c)剣状突起先端部 6胸神経  d)臍 12胸神経

 e)大腿後面 5腰神経

 

 答:c

 a)× C8 b)× Th4 c)○ d)× Th10 e)× S2

 

 

17】反射性循環調節に関する組み合わせとして正しいのはどれか。

 a)Bezold-Jarisch反射 徐脈  b)頚動脈洞 迷走神経

 c)心肺圧受容器反射 高圧系圧受容器  d)心房圧受容器 動脈圧の変化を感受

 e)動脈圧受容器反射 緩徐な動脈圧の調節

 

 答:a

 a)○ 心室の化学受容器刺激により引き起こされる徐脈・低血圧反射。生理的意味はわ

かっていない。 b)× 舌咽神経 c)× 低圧系圧受容器 d)× 静脈圧の変化

 e)× 秒単位で調節

 

 

18】肺動脈楔入圧の変化とその原因の組み合わせとして正しいのはどれか。

 a)肺動脈楔入圧低下 左心不全  b)肺動脈楔入圧低下 容量不足

 c)肺動脈楔入圧上昇 体血管拡張  d)肺動脈楔入圧上昇 亜硝酸薬投与

 e)肺動脈楔入圧低下 フェニレフリン投与

 

 答:b

 

 

19】心拍数を減少させる薬剤はどれか。

 a)イソプロテレノール b)アドレナリン c)ベラパミル

 d)ペルジピン e)エフェドリン

 

 答:c

 

 

20】覚醒遅延の鑑別診断について誤っているのはどれか。

 a)チアミラールは超短時間作用性なので頻回投与しても覚醒遅延をきたさない。

 b)ベンゾジアゼピンの作用遅延はフルマゼニルで拮抗可能である。

 c)麻薬の作用遷延はナロキソンで拮抗可能である。

 d)鑑別診断として脳血管障害の発生を挙げることができる。

 e)低体温はMACを低下させる。

 

 答:a

 a)× チアミラールは脂肪組織などに分布しているので覚醒遅延を起こす

 

 

21】上行大動脈遮断を伴う冠動脈バイパス術後の脳梗塞は塞栓に起因すると考えられて

いる。上行大動脈の動脈硬化病変の検索に最も有効なのはどれか。

 a)胸部X線写真 b)心臓カテーテル検査 c)経食道心エコー検査

 d)術野で行う上行大動脈のエコー検査 e)胸部造影CT検査

 

 答:d

 

 

22】帝王切開の麻酔管理について正しいのはどれか。

 a)吸入麻酔薬を投与しても胎児は麻酔状態にはならない。

 b)低血圧には硫酸マグネシウムの静脈内投与が有効である。

 c)非妊婦に比べて誤嚥のリスクが高い。

 d)スキサメトニウム(サクシニルコリン)は胎盤を容易に通過する。

 e)誤嚥性肺炎のリスクは非妊婦よりも妊婦で低い。

 

 答:c

 

 

23】血液の構成成分とその血中半減期の組み合わせとして誤っているのはどれか。

 a)赤血球 60日  b)血小板 714日  c)好中球 6時間

 d)アルブミン 1820日  e)フィブリノーゲン 34時間

 

 答:e

 e)× 4

 

 

24】輸血療法について正しいのはどれか。

 a)術前にヘモグロビン濃度10g/dL以下の貧血を認めれば、術前から赤血球輸血を開始

する。

 b)輸血後GVHDの予防策は新鮮血を用いた輸血を行うことである。

 c)手術出血による循環血液量を回復させるためには新鮮凍結血漿を用いる。

 d)輸血関連急性肺障害(TRALI)には、輸血用血液中の抗HLA抗体、抗顆粒球抗体が

関与している。

 e)血小板輸血の適応は、血小板数10/mm3未満である。

 

 答:d

 a)× 必ずしも投与するとは限らず、全身状態を把握して必要があれば行う

 b)× 新鮮血は回避すべき c)× 輸液、アルブミン

 d)○ 供血者の血漿に含まれる好中球やリンパ球に対する抗体が原因で補体が活性化さ

  れて肺毛細血管の透過性が亢進し、浮腫を起こす e)× 5万未満で考慮

 

 

25】全身性炎症反応症候群(Systematic Inflammatory Response SyndromeSIRS)を

診断するための項目とその値の組み合わせとして正しいのはどれか。

a)動脈血二酸化炭素分圧 50mmHg  b)白血球数 10,500/mm3

c)体温 35.4℃  d)心拍数 55/分  e)C反応性たんぱく質 9.4mg/dl

 

 答:c

 解説:診断基準は、

体温>38℃または<36℃、心拍数>90/分、呼吸数>20/分またはPaCO232Torr

WBC12,000または<4,000/mm3あるいは未成熟顆粒球>10

 

 

26】自動体外式除細動器(AED)の使用について正しいのはどれか。

 a)所定の研修を受けたものだけが使用できる。

 b)心肺蘇生(人工呼吸と胸骨圧迫)が無効な場合にのみ使用する。

 c)通電の際にも胸骨圧迫を継続する。

 d)通電後は循環のサインを確認することなく心肺蘇生を再開する。

 e)傷病者が雪や氷の上に倒れている際には使用できない。

 

 答:d

 a)× 誰でも b)× c)× 危険

 d)○ 2分後に確認。それまでは心マと換気を行う e)× できる

 

 

27】電解質異常とその原因について正しい組み合わせはどれか。

 a)偽性低ナトリウム血症 高脂血症  b)高ナトリウム血症 高血糖

 c)偽低カリウム血症 白血病  d)高カリウム血症 アルカローシス

 e)低カリウム血症 アンギオテンシン変換酵素阻害薬

 

 答:a

 a)○ b)× Na血症をひきおこす c)× 偽性高K血症の原因

 d)× K血症をひきおこす e)× K血症をひきおこす

 

 

28】植物状態に関して正しいのはどれか。

 a)植物状態では、自発呼吸がある。 b)対光反射があるので、植物状態ではない。

 c)脳波の波形が見られるので、植物状態ではない。

 d)咳反射があるので、植物状態ではない。

 e)簡単な命令に辛うじて応ずることがあるので、植物状態ではない。

 

 答:a

 解説:植物状態では脳幹の機能は保たれているので、自発呼吸、対光反射をはじめとす

    る反射は見られる。また、簡単な命令に応ずることがある。

 

 

29】本邦における公的脳死判定について正しいのはどれか。

 a)瞳孔不同があったので脳死と判定した。

 b)体幹への疼痛刺激で反応が認められなかったので深昏睡の条件を満たしていると判

断した。

 c)収縮期血圧が50mmHgとなったので脳死と判定した。

 d)食道温が35℃であったので脳死判定は可能と判断した。

 e)年齢が7歳であったので脳死判定は可能と判断した。

 

 答:d

 a)× b)× 顔面への刺激でなければならない

 c)× 収縮期血圧90mmHg以上でないと判定できない

 d)○ 深部温32℃以上が必要 e)× 15歳未満の者の法的脳死判定は行わない

 

 

30】尊厳死について適切でないのはどれか。

 a)主治医と患者担当の看護師の二人で末期状態であると最終判断を下した。

 b)患者自身の意思が確認されている。 c)末期と判断する医学的妥当性がある。

 d)家族の同意が得られている。 e)末期と判断したことをカルテに記載した。

 

 答:a

 a)× 公式な症例検討会等での合意が必要

 

 

 

 

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