平成18年度 公衆衛生学II 第6学年 試験

平成181012日、持ち帰り可

傾向:直前の講義の際配布された講義資料に沿った内容。一部対応しきれない問題もあるものの、大半の問題は講義資料内の演習問題と同一または類似。過去問とも同一あるいは酷似した問題が多い。

 

古野教授出題分

1.施設長が医師でなければならないのはどれか.

(1)助産所  (2)肢体不自由児施設  (3)保健所  (4)児童相談所  (5)介護特別養護老人ホーム

a(1),(2)  b(1),(5)  c(2),(3)  d(3),(4)  e(4),(5)

【解答】c

講義資料集参照(演習問題と同一)

 

2.医師が法によって届け出なければならないのはどれか.

(1)死産  (2)低体重児の出生  (3)人工妊娠中絶  (4)異状死体  (5)業務上疾病

a(1),(2)  b(1),(5)  c(2),(3)  d(3),(4)  e(4),(5)

【解答】c

講義資料集参照(演習問題と類似)、2004年度溝上先生の4番と類似。

(1)×:通常親が届ける。異状がある場合には医師が届ける。  (2)×:親が届ける。

(3)○:母体保護法により規定されている。  (4)○:医師法第21条。  (5)×

 

3.正しいのはどれか.

(1)医師であれば疾病の治療目的で塩酸モルヒネを施用できる.

(2)麻薬中毒患者の中毒症状緩和のためリン酸コデインを処方した.

(3)麻薬使用を記載した診療録の保存期間は10年である.

(4)ジアゼパム注射剤50アンプルを紛失したので県知事に届出た.

(5)麻薬はかぎをかけて保管しなければならない,

a(1),(2)  b(1),(5)  c(2),(3)  d(3),(4)  e(4),(5)

【解答】e

講義資料集参照(演習問題と類似)、2005年度溝上先生の5番と類似。

(1)×:知事の交付する麻薬施用者免許証が必要。  (2)×

(3)×:特別の規定はなく、通常の診療録同様5年。  (4)(5)○:麻薬および向精神薬取扱法に規定。

 

4.死亡診断書の死亡の種類が外因死となるのはどれか.

(1)パラコート剤を誤飲、間質性肺炎を合併して死亡

(2)うつ病で入院中に、首吊り自殺

(3)登山中、てんかん発作が起こり、転落し頭部外傷で死亡

(4)胃癌切除手術後に、院内感染による肺炎で死亡

(5)高血圧症の患者が階段から転落し、頭を打ち頭を打ち頭蓋内出血で死亡

a(1),(2),(3)  b(1),(2),(5)  c(1),(4),(5)  d(2),(3),(4)  e(3),(4),(5)

【解答】b

講義資料集参照(演習問題と類似)、2005年度溝上先生の6番と類似。

(1)○:直接死因は間質性肺炎、その原因はパラコート中毒なので、原死因はパラコート中毒=外因死。

(2)○:直接死因は窒息?、その原因は首吊りなので、原死因は首吊り=外因死。うつ病はII欄に記入。

(3)×:直接死因は頭部外傷、その原因はてんかん発作なので、原死因はてんかん=内因死。

(4)×:直接死因は肺炎、その原因は胃癌(による入院・治療)なので、原死因は胃癌=内因死。

(5)○:直接死因は頭蓋内出血、その原因は頭部打撲、その原因が転落なので、原死因は転落=外因死。

 

5.患者の同意を得ないで行ってよいのはどれか.

a患者の職歴調査  b結核患者の届け出  cHIV抗体の術前検査

d治験薬の使用  e患者の上司への病状説明

【解答】b

2004年度溝上先生2番に類似。

b○:感染症の届け出の際には患者の同意は不要。

 

6.処方箋の交付について正しいのはどれか.

(1)医師が患者または現にその看護に当たっている者に交付しなければならない.

(2)医師の指示によって看護婦または薬剤師も交付できる.

(3)主治医が不在のときは患者の診察をしていない医師が代行して交付できる.

(4)慢性病患者で長期間同じ薬剤を投与している場合は交付しなくてもよい.

(5)患者に予後についての不安を与えるおそれがある場合は交付しなくてもよい.

a(1),(2)  b(1),(5)  c(2),(3)  d(3),(4)  e(4),(5)

【解答】b

講義資料集参照(演習問題と同じ)、2004年度溝上先生3番と類似。

(1)(5)○ (2)(3)(4)× 処方箋の交付義務とその例外については医師法第22条が規定している。

 

7.医療法に基づいて都道府県が行う地域保健医療計画の対象とならないのはどれか.

a医療圏の設定と必要病床数  b病院・診療所・薬局等の機能及び業務の連帯推進

c医療費削減についての指導  dへき地医療及び救急医療の確保  e医療従事者の確保

【解答】c

講義資料集参照、2005年度溝上先生7番、2004年度7番、2003年度8番と類似。

a○:2次(広域市町村)および3次医療圏(都道府県)を定める。  bd

c×  e○:県立の看護学校設立・運営など。

 

8.誤っているのはどれか.

a国際疾病分類(ICD)は世界保健機構(WHO)が定めている.

b世界保健機構は発展途上国に対する国際保健協力を行う.

c国際協力事業団(JICA)の国際保健協力は世界保健機関を通じて実施される.

d国際労働機関(ILO)は労働者の健康保護について勧告を行う.

e民間による国際保健協力として非政府機構(NGO)の果たす役割は大きい.

【解答】c

講義資料集参照(演習問題と類似)、2003年度古野先生21番と同じ。

c×:JICAは政府ベースの国際保健協力(技術協力、青年海外協力隊の派遣、資金協力、人材育成など)を行う機関だが、これらの事業は主に二国間で行われ、WHOとは直接関係ない。

 

9.保健所が行っている事業はどれか.

(1)栄養指導  (2)食品衛生監視  (3)母子健康手帳の交付

(4)身体障害者の認定  (5)精神障害者のデイケア

a(1),(2),(3)  b(1),(2),(5)  c(1),(4),(5)  d(2),(3),(4)  e(3),(4),(5)

【解答】b

講義資料集参照(演習問題と同じ)、2005年度溝上先生9番、2004年度9番、2003年度11番と類似。

保健所の業務は多岐に亘る。  (3)×:市町村の役割。  (4)×:福祉事務所の役割。

 

10.行政の機関と役割との組み合わせで正しいのはどれか.

(1)保健所−医療機関の監視  (2)地方衛生研究所−試験検査  (3)市町村保健センター−健康相談

(4)福祉事務所−国民健康保険  (5)社会保険事務所−労働者災害補償

a(1),(2),(3)  b(1),(2),(5)  c(1),(4),(5)  d(2),(3),(4)  e(3),(4),(5)

【解答】a

講義資料集参照(演習問題と同じ)

(2)○:地方衛生研究所は化学的、技術的中核である。(ステップ公衆衛生より)

(3)○:市町村レベルの健康づくり推進の場。保健師が中心。センター長は医師でなくてよい。

(4)×:生活保護や児童、老人、障害者や母子家庭の福祉に関する業務を行っている。(ステップ公衆衛生より)

(5)×:労働基準局が行う。

 

11.正しいのはどれか.

a人工妊娠中絶術は厚生大臣が指定した医師のみが行う.

b3歳児健康診査の精神発達面の精密検査は児童相談所で行われる.

c妊娠の届出は都道府県知事に行う.

d出生の届出は,出生後10日以内にしなければならない.

e産後4週間を経過すれば女子を就業させてよい.

【解答】b

講義資料集参照(演習問題と類似)、2005年度、2004年度、2003年度古野先生9,10番と類似。

a×:都道府県医師会が指定した医師。  b○  c×:市町村長に行う。

d×:14日以内に市町村長に届け出なくてはならない(戸籍法)。  e×:原則8週間(労働基準法)。

 

12.老人保健法による保健事業はどれか.

(1)医療計画  (2)市町村保健センターの設置  (3)健康教育  (4)健康診査  (5)健康手帳の交付

a(1),(2),(3)  b(1),(2),(5)  c(1),(4),(5)  d(2),(3),(4)  e(3),(4),(5)

【解答】e

講義資料集参照(演習問題と類似)、2005年度、2004年度、2003年度古野先生11番と同一。

老人保健法の定める保険事業は7種類。健康手帳交付、健康教育、健康相談、健康診査、医療、機能訓練、訪問指導。

 

13.精神障害者の入退院について正しいのはどれか.

(1)措置入院には2名以上の精神保健指定医の診察結果の一致が必要である.

(2)精神保健指定医は知事が指定する.

(3)応急入院では本人の同意がなくても入院させることができる.

(4)任意入院の患者は本人の申出があれば退院させなければならない.

a(1),(3),(4)のみ  b(1),(2)のみ  c(2),(3)のみ  d(4)のみ  e(1)(4)のすべて

【解答】a

講義資料集参照(演習問題と類似)、2005年度、2004年度、2003年度古野先生13番と同一。

(1)(3)(4)○  (2)×:厚生労働大臣が指定。

 

14.精神保健福祉法による医療保護入院について正しいのはどれか.

(1)自傷他害のおそれのある場合が対象となる.  (2)保護者の同意が必要である.

(3)知事への届出が必要である.  (4)入院期間は72時間に限られる.

(5)退院には精神保健指定医の診察による許可が必要である.

a(1),(2)  b(1),(5)  c(2),(3)  d(3),(4)  e(4),(5)

【解答】c

講義資料集参照(演習問題と類似)、2005年度、2004年度、2003年度古野先生14番と同一。

(1)×:これは措置入院のこと。  (2)(3)

(4)×:緊急措置入院、応急入院のこと。  (5)×:保護者の求めがあれば退院させる。

 

15.我が国の医療保障制度について正しいのはどれか.

(1)すべての医師は医療保険での診療を義務付けられている.

(2)組合管掌健康保険と国民健康保険とでは診療報酬点数が異なる.

(3)医療保険は保険者が医療給付を受ける制度である.

(4)医療給付は原則として現物給付である.  (5)高額療養費支給制度がある.

a(1),(2)  b(1),(5)  c(2),(3)  d(3),(4)  e(4),(5)

【解答】e

講義資料集参照(演習問題と類似)、2005年度、2004年度、2003年度古野先生15番と類似。

(1)(2)×  (3)×:保険者→被保険者(?)

(4)○:「医療」そのものが提供される。  (5)

 

16.我が国の国民医療費で正しいのはどれか.2つ選べ.

a国民医療費は20兆円である.  b国民医療費の国民所得に対する割合は約20%である.

c傷病大分類別では新生物の医療費が最も多い.

d国民1人当たりの医療費は年間約25万円である.

e65歳以上の一般診療医療費は全体の約50%である.

【解答】d,e

講義資料集参照(演習問題と類似)、2005年度、2004年度、2003年度古野先生16番と類似。

a×:約31兆円  b×:8.6%弱  c×循環器疾患>新生物>呼吸器系>精神疾患  de

 

17.我が国の医療資源について正しいのはどれか.2つ選べ.

a人口千対の医師数:2  b病院数:2万  c一般診療所数:20

d一般病床の平均在院日数:20日  e一般病床数:200

【解答】a,d

講義資料集参照(演習問題と類似)、2005年度、2004年度、2003年度古野先生17番と類似。

a○:約2.1で欧米よりやや少ない。  b×:約9000(精神病院約1000

c×:約9.7万でやや増加傾向。  d○:精神病床は338日、全体では36日。

e×:約91万と減少傾向。療養病床が約35万と顕著に増加し、全体では約180万で漸減傾向。

 

18.わが国の医療で誤っているのはどれか.

a国民皆保険制度である.  b自由開業医制度である.  c人口当たりの医師数には大きな地域較差がある.

d看護婦数は不足している.  e全国どこでも病院を新設することができる.

【解答】e

講義資料集参照(演習問題と類似)、2005年度、2004年度、2003年度古野先生17番と類似。

a○  b○、e×:自由開業医制度であるので、無床診療所の新設は自由だが、病院は地域ごとに基準病床数が決められているので自由にはできない。  c○:最低の埼玉は人口1000人に対して1.3人程度であり、最多の東京は2.7人くらい。  d

 

19.2ヵ月の乳児、出生体重2,930g、出生直後から心雑音を聴取、精密検査の結果、Fallot四徴症で、乳児期の短絡手術およびその後の根治手術が必要と診断された、両親は自営業で、国民健康保険に加入しているが、手術に必要な医療費を心配している.この患児に適切な公費医療はどれか.

a養育医療  b育成医療  c更生医療  d医療扶助  e高額医療費

【解答】b

講義資料集参照(演習問題と同一)、毎年同様の問題を古野先生が出題。

未熟児に対する公費医療が養育医療(母子保健法)、18歳未満の身体障害児に対する公費医療が育成医療(児童福祉法)、18歳以上の身体障害者に対する公費医療が更生医療(身体障害者福祉法)、生活保護法による公費医療が医療扶助。

 

20.正しいのはどれか.2つ選べ.

a福祉事務所では身体障害者の相談に応じ、福祉措置の指導をする.

b身体障害者は身体障害者手帳の交付を受ける法律上の義務がある.

c身体障害者の数は年々わずかながら減少している.

d授産施設は身体障害者の職能訓練施設である.

e身体障害者の介護者は家族が50%以上を占める.

【解答】a,e

講義資料集参照(演習問題と同一)。

a○  b×:義務ではない。  c×:平成8年から13年で10.6%増加。特に透析患者。

d×:精神発達遅滞の人のための施設。  e

 

21.東南アジア,アフリカ及び南米が世界的な流行地域である感染症はどれか.

aマラリア  bペスト  c赤痢  d黄熱  eポリオ

【解答】a

講義資料集参照、毎年同様の出題あり。

 

22.定期予防接種の対象でないのはどれか.

a水痘  b破傷風  c風疹  dポリオ  e麻疹

【解答】a

講義資料集参照(演習問題と類似)、毎年同様の出題あり。

国民の努力義務がある一類疾病:ジフテリア、百日咳、破傷風、急性灰白髄炎(ポリオ)、麻疹、風疹、日本脳炎。努力義務のない二類疾病:高齢者対象のインフルエンザ。

 

23.節足動物の媒介感染によるのはどれか.

(1)Lyme病  (2)フィラリア症  (3)ノカルジア症  (4)レプトスピラ症  (5)トキソプラズマ症

a(1),(2)  b(1),(5)  c(2),(3)  d(3),(4)  e(4),(5)

【解答】a

講義資料集参照(演習問題と類似)、毎年同様の出題あり。

(1)○:マダニが媒介。  (2)○:アカイエカなど蚊が媒介。  (3)×:媒介生物はいない。

(4)×:ネズミが媒介。  (5)×:ネコが宿主、ヒトからヒトへ感染。

 

24.わが国の結核について正しいのはどれか.

(1)り患率は先進国の中では高率である.  (2)死亡率は東日本より西日本で高率である.

(3)年間の結核り患数は肺がん死亡数より多い.  (4)登録患者総数は約10万人である.

a(1),(3),(4)のみ  b(1),(2)のみ  c(2),(3)のみ  d(4)のみ  e(1)(4)のすべて

【解答】b

講義資料集参照(演習問題と類似)、毎年類似の出題あり。

(1)(2)○:その通り。  (3)×:肺癌死亡数約6万/年、結核の新規登録患者数約3万/年。

(4)×:約7万人。活動性結核は約3万弱。

 

25.わが国の結核について正しいのはどれか.

(1)生後6ヶ月までにBCG接種行う.  (2)15歳以上の者には年1回エックス線間接撮影を行う.

(3)結核は診断後48時間以内に保健所長に届ける.  (4)定期外健康診断の実施責任者は知事である.

a(1),(3),(4)のみ  b(1),(2)のみ  c(2),(3)のみ  d(4)のみ  e(1)(4)のすべて

【解答】a

講義資料集参照(演習問題と類似)、毎年類似の出題あり。ただし制度変更があった。

(1)○:以前は4歳までに、だった。  (2)×:高1+大1以降は年1回。

(3)○  (4)○:他に感染させる恐れのある者に対して行う。

 

26.感染症について適切なのはどれか.

(1)集団免疫度が高い場合は罹患率も高い.  (2)致命率の高い疾病は治癒後も重篤な後遺症を残す.

(3)食物流行の致命率は水系流行のそれより低い.  (4)致命率は疾病の種類によりほぼ一定している.

a(1),(3),(4)のみ  b(1),(2)のみ  c(2),(3)のみ  d(4)のみ  e(1)(4)のすべて

【解答】d

講義資料集参照(演習問題と同じ)、毎年同様の出題あり。

(1)×:集団として罹患しにくい。  (2)×:そのような相関はない。致死率の低いハンセン病がよい例。

(3)×:重症で致命率が高い。  (4)

 

27.正しいのはどれか.

(1)一類感染症の医療費は全額公費負担である.

(2)コレラ疑似症は届け出る必要はない.

(3)日本脳炎は医師が7日以内に保健所長に届出る.

(4)性器クラミジア感染症は定点医療機関の管理者が翌月初日に知事に届出る.

(5)一類,二類感染症では72時間の応急入院の制度が設けられている.

a(1),(2)  b(1),(5)  c(2),(3)  d(3),(4)  e(4),(5)

【解答】e

講義資料集参照(演習問題と類似)、毎年同様の出題あり。

(1)×:入院医療費の自己負担分に関しては公費負担。保険が適用される部分は保険が支払い。

(2)×:コレラは2類感染症。ジフテリア、ポリオ以外の2類と1類は保菌者、疑似症も含めて届け出る。

(3)×:日本脳炎は4類感染症。患者と保菌者を医師が直ちに保健所長を経て知事に届け出る。

(4)○:STDと耐性菌。それ以外の定点把握疾患は翌月曜日までに届け出る。

(5)○:加えて知事の勧告・措置入院(10日以内)と、その10日ごとの延長が認められている。

 

28.保菌者の届出が必要なのはどれか.

(1)ラッサ熱  (2)ジフテリア  (3)細菌性赤痢  (4)梅毒

a(1),(3),(4)のみ  b(1),(2)のみ  c(2),(3)のみ  d(4)のみ  e(1)(4)のすべて

【解答】e

講義資料集参照(演習問題と類似)、毎年類似の出題あり。

保菌者の届け出が必要なのは、1類感染症(ラッサ熱など7疾患)、2類感染症(細菌性赤痢、ジフテリアなど6疾患)、3類感染症(腸管出血性大腸菌)、4類感染症(マラリアなど30疾患)、5類疾患のうち梅毒とAIDSである。

 

29.図はわが国における届出患者数の年次推移を示す.該当する疾患はどれか.

aマラリア  bコレラ  cつつが虫病  d淋病  e性器クラジミア感染症

【解答】c

講義資料集参照。

マラリアは1965年頃まで減少し、その後漸増。100/年弱で推移。コレラも100/年弱で推移。淋病は梅毒と共に減少傾向であるが1000/年を切った梅毒に対し、淋病はまだ1000/年以上。

近年日本で発生していない感染症:1類感染症(ペストなど)、発疹チフス、回帰熱、狂犬病。

年数件の感染症:ポリオ、猩紅熱、ジフテリア、日本脳炎、破傷風、フィラリア、流行性脳脊髄膜炎。

 

30.正しい組み合わせはどれか.

(1)ジュネーブ宣言−医の倫理  (2)ヘルシンキ宣言−医学研究の基本原則

(3)リスボン宣言−患者の権利  (4)アルマ・アタ宣言−プライマリ・ヘルスケア

a(1),(3),(4)のみ  b(1),(2)のみ  c(2),(3)のみ  d(4)のみ  e(1)(4)のすべて

【解答】e

講義資料集参照。

ヘルシンキ宣言は「臨床研究における倫理規定」で△、という印象ですが○としました。

 

清原先生出題分

1わが国の人口について正しいのはどれか。

(1)人口再生産率からみて、将来人口は減少することが予測される。

(2)青年期の死亡率の低下が平均寿命の延長に大きく寄与した。

(3)人口密度は世界第1位である。  (4)人口ピラミッドは「つぼ」型である。

(5)65歳以上の人口の割合は今後さらに増加することが予測される。

a(1),(2)  b(1),(5)  c(2),(3)  d(3),(4)  e(4),(5)

【解答】b

講義資料集参照(演習問題と類似)、2005年度清原先生の1番と同一。

(1)○:今後は「減少に転じた」になるかと…。  (2)×:昭和40年ころまで=乳児死亡率低下と青年期の結核の克服、その後=若年層+70歳以上の高齢者の死亡率改善が寄与。  (3)×:大韓民国に続いて第12位、1位からモナコ、シンガポール、バチカン市国…。  (4)×:ひょうたん型  (5)

 

2最近の日本の人口統計で正しいのはどれか。

(1)死亡数は出生数を上回っている。  (2)自然増加率は年々低下している。

(3)合計特殊出生率は都市部で低い傾向にある。

(4)出生数は男より女の方が多い。  (5)死亡率は男より女の方が高い。

a(1),(2)  b(1),(5)  c(2),(3)  d(3),(4)  e(4),(5)

【解答】c

講義資料集参照(演習問題と類似)、2005年度清原先生の2番と同一。

 (1)×:ただし平成17年に逆転。  (2)(3)○  (4)(5)×:男の方が多く生まれ、多く死ぬ。

 

3表は近年のアメリカ合衆国(‘00)、イギリス(‘02)、スウェーデン(’01)、日本(‘03)およびドイツ('01)における性・部位別にみた悪性新生物の年齢死亡率(人口10万対)を示している。15にあてはまる国名の正しい組み合わせはどれか。

国名

悪性新生物

悪性新生物

乳房

163.1

27.9

35.4

82.9

11.3

9.4

9.2

167.6

4.3

53.8

118.9

2.2

29.7

19.9

176.2

10.6

45.8

110.5

6.0

12.2

21.6

141.2

6.4

23.9

110.0

3.7

16.0

17.6

175.2

8.4

43.9

126.5

3.6

22.8

23.9

a 1日本、2アメリ力、3イギリス、4ドイツ

b 1日本、2アメリ力、3ドイツ、4スウェーデン

c 1アメリ力、2ドイツ、3スウェーデン、4イギリス

d 1アメリ力、2ドイツ、3日本、4イギリス

e 1アメリ力、2ドイツ、3日本、4スウェーデン

【解答】b

講義資料集参照(演習問題と類似)。

日本は胃癌が顕著に多く、肺癌、乳房が少ないことから1とわかる。あとは悪性新生物の少ないスウェーデン、胃癌の多いドイツあたりを覚えておくか…。

 

4表は近年のアメリカ合衆国('00)、スウェーデン('01)、ドイツ('01)、日本('03)およびフランス('00)、の衛生統計である。15にあてはまる国名の正しい組み合わせはどれか。

国名

粗死亡率(人口千対)

年齢調整死亡率(人口千対)

乳児死亡率

(出生千対)

8.5

8.6

9.3

6.4

6.9

9.5

8.5

8.7

4.7

4.6

10.3

10.8

7.6

5.2

3.7

9.5

10.6

8.9

5.4

4.4

9.0

7.2

6.7

3.5

3.0

a 1アメリ力、2ドイツ、3日本、4スウェーデン

b 1アメリ力、2フランス、3スウェーデン、4ドイツ

c bと同一選択肢につき削除

d 1アメリ力、2フランス、3日本、4ドイツ

e 1アメリ力、2日本、3スウェーデン、4ドイツ

【解答】b

講義資料集参照(演習問題と類似)。

一番少ない5が日本であることを記憶。次に少ないのをスウェーデンと覚えることと、一番高いのがアメリカであることを覚えることも必要かと。ただし今回は選択肢cがなくなって楽勝に。

 

5正しいのはどれか。

(1)患者調査は患者が調査票に記入する。

(2)国民生活基礎調査は調査員が世帯員を訪れ、面接聞き取りの上調査票を回収する。

(3)患者調査による傷病別入院受療率では、呼吸器疾患が第1位である。

(4)国民生活基礎調査による有訴者率が最も低い年齢層は男では1524歳である。

(5)患者調査による入院受療率が最も高い年齢層は6569歳である。

a(1),(2)  b(1),(5)  c(2),(3)  d(2),(4)  e(4),(5)

【解答】d

講義資料集参照(演習問題と同一)、2005年度清原先生の4番と同一。

(1)×:医療施設の管理者が記入する。  (2)○  (3)×:精神および行動の障害が1位、循環器系の疾患、悪性新生物が続く。  (4)○:女性では514歳。  (5)×:90歳以上が多い。

 

6学校保健法について正しいのはどれか。

(1)学校保健の対象は小学校、中学校のみである。

(2)幼稚園・小学校の定期健康診査で被患率が最も高いのは近視である。

(3)就学時の健康診断は就学後3ヵ月以内に行う。

(4)定期健康診断は、毎年630日までに行う。

(5)食中毒が発生した時は、臨時の健康診断を行う。

a(1),(2)  b(1),(5)  c(2),(3)  d(3),(4)  e(4),(5)

【解答】e

講義資料集参照(演習問題と同一)、2005年度清原先生の7番と同一。

(1)×:幼稚園、高校、大学、養護学校などを含む。  (2)×:う歯が最多。近視はその次。

(3)×:就学の4ヶ月前までに。  (4)(5)

 

7学校保健について誤っている組み合わせはどれか。

(1)伝染病による出席停止−学校長  (2)学校保健の連絡調整−学校医

(3)学校保健安全計画の決定−養護教諭

(4)学校教職員の健康管理−学校医  (5)学校プールの消毒−学校薬剤師

a(1),(2)  b(1),(5)  c(2),(3)  d(3),(4)  e(4),(5)

【解答】c

講義資料集参照(演習問題と類似)、2005年度清原先生の8番と同一。

(1)○:学校保健法第12条  (2)×  (3)×校長が決定する。  (4)○  (5)消毒にあたって学校薬剤師の指導が必要。

 

8わが国の食中毒について正しいのはどれか。

(1)カンピロバクターは細菌性食中毒を起こす。

(2)死亡数の最も多いのは腸炎ビブリオ食中毒である。

(3)ボツリヌス菌食中毒は食前の手洗いで予防できる。

(4)ぶどう球菌食中毒の治療には抗生物質が有効である。

(5)フグ中毒を診断した医師は保健所に届ける義務がある。

a(1),(2)  b(1),(5)  c(2),(3)  d(3),(4)  e(4),(5)

【解答】b

講義資料集参照(演習問題と同一)、2005年度清原先生の6番、2004年度、2003年度10番と同一。

(1)○  (2)×:自然毒(特にフグ毒)が最多。  (3)×:毒素型なので直前の手洗いは無効。

(4)×:ブドウ球菌食中毒はエンテロトキシンによるため抗生物質は無効。  (5)

 

9日本人の栄養所要量について正しいのはどれか。

(1)食事摂取基準の一つである。  (2)エネルギー摂取量が示されている。

(3)無機質については示されていない。  (4)肥満者が対象である。  (5)年齢層別・性別に示されている。

a(1),(2),(3)  b(1),(2),(5)  c(1),(3),(4)  d(2),(3),(4)  e(3),(4),(5)

【解答】b

講義資料集参照(演習問題と類似)、2005年度清原先生の9番と同一。

(1)(2)○  (3)(4)×:健常人が対象。  (5)

 

10国民栄養の現状について誤っているのはどれか。

(1)脂肪からのエネルギー摂取割合は30%を少し超えている。

(2)肥満者(BMI25)の割合は、男女とも20年前に比べて増加傾向にある。

(3)脂肪摂取量に占める割合は、動物性脂肪と植物性脂肪はほぼ50%ずつである。

(4)11日当たりの食塩摂取量はここ数年12g以下で、年々減少している。

(5)動物性たんぱく質比率は50%を超えている。

a(1),(2)  b(1),(5)  c(2),(3)  d(3),(4)  e(4),(5)

【解答】a

講義資料集参照(演習問題と類似)、2004年度清原先生の7番、2003年度11番と類似。

(1)×:平成14年で25.1%  (2)×:男性については正しいが、女性は減少傾向。  (3)○:ステップには動物性39.7%、魚類10.3%(計50%)、植物性50%とある。  (4)○:平成14年で11.4g、減少傾向。  (5)○:動物性が54%。

(参考:肥満者の割合、昭和58年と平成15年の比較)男性は20代で横ばい(約14%)、他の世代は7〜13ポイントの増加。30代から60代では1727%だった割合が3134%に。一方女性では70代で増加(22から28%へ)したものの、20代(約8%)、30代(約13%)、60代(約30%)は横ばい、4050代では減少(40代:23から20%へ、50代:29から24%へ)。

 

徳永先生出題分

1)ある疾病の発現に,ある生活習慣が寄与するという仮説が立てられた。次のうち,相対危険度,または、その近似値が計算できるのはどれか。

(1)その疾病を有する患者とその疾病のない一般住民の間で,その生活習慣の頻度を比較した。

(2)一般住民からその疾患のないボランティアをつのり、その生活習慣を行うよう積極的に働きかける群と何もしない群に割り付け、その疾患の発生状況を観察した。

(3)その疾病を有する患者とその疾病のない一般住民を追跡して、生活習慣の変化を観察した。

(4)その疾病の発生状況が異なる二つの地域で,その生活習慣の頻度を比較した。

(5)その生活習慣を持つものと持たないものの2群について,その後の疾病の発生状況を追跡調査した。

a(1),(2),(5)のみ  b(1),(4),(5)のみ  c(2),(4)のみ  d(3),(4)のみ  e(1),(2),(4),(5)のみ

【解答】a

講義資料集参照。

(1)○:患者対象研究(後向き研究)でオッズ比が計算できる。

(2)○:「ボランティアをつのり」という表現が気になるが、このような研究は強制できないためボランティアをつのるしかない、とのこと。前向き介入研究となる。

(3)×  (4)×:「このような傾向があるかもしれない」と考える材料にはなるが、集団が異なるため交絡因子を排除する手段もなく、相対危険度は計算不可。

(5)○:コホート研究(前向き研究)で相対危険度が計算できる。

 

2)ある疾患の有病率が4%の1000人の集団に新しいスクリーニング法を適用したところ,陽性者が集団の12%に発見された。その後の精密検査により,陽性反応的中度が30%と判明した。このスクリーニング法の敏感度に最も近いものは何か。

a99.5%  b91.3%  c90.0%  d70.0%  e3.6

【解答】c

講義資料集参照。例年類題あり。

検査陽性の120人のうち、真陽性は30%の36人。有病率4%の1000人の集団に患者は40人いるので、このスクリーニングは36/40×10090%の敏感度。4分表を書くとわかりやすい。

 

疾病あり

疾病なし

検査陽性

36

4

40

検査陰性

84

876

960

120

880

1000

 

3)次の指標の中で率でないものは何か。

(1)奏功率  (2)人時罹患率  (3)有病率  (4)ハザード率  (5)オッズ比  (6)5年生存率

a(4)のみ  b(2)(4)のみ  c(1)(4)のみ  d(2)(3)(5)のみ  e(1)(3)(5)(6)のみ

【解答】e

講義資料集参照(演習問題に類似)。

率とは分母に時間が含まれるもの。率とついているが実は「割合」であるものもあり注意。

(1)×:効いた数/全体、なので時間を含まない=割合。  (2)○:ある一定の時間の間に罹患した人の「率」。  (3)×:ある時点での、集団内の有病者の「割合」  (4)○:t時点での健常者がt+Δtまでの間に罹患(死亡)を起こす確率をΔtで割り、Δt→0とした時の極限値。=「率」  (5)×:文字通り「比」。  (6)×:5年後、という一つの時点に生存している「割合」

 

4)有病率が8%の集団に敏感度80%、特異度95%のスクリーニング検査を実施した。

この検査での陽性反応適中度に最も近いものはどれか。

a12%  b16%  c42%  d58%  e98

【解答】d

講義資料集参照。例年類題あり。

1000人の集団で考えると、80人の患者。うち80%の64人は検査陽性(真陽性)、残りは検査陰性(偽陰性)。920人は検査陰性で、うち5%の46人は検査陽性(偽陽性)、残りは検査陰性(真陰性)。

よって陽性反応的中度=真陽性/真陽性+偽陽性×10064/110×10058.19

 

疾病あり

疾病なし

検査陽性

64

16

80

検査陰性

46

874

920

110

890

1000

 

5)信頼度の高い介入研究を行う上で可能な限り考慮すべき点はどれか。正しいものを選べ。

(1)介入群・対照群のどちらに割り付けられたか参加者も研究者も知らない。

(2)解析結果が得られてから評価項目を決める。

(3)脱落者、コンプライアンス不良者を解析対象から除く。

(4)参加者を介入群と対照群に割り付ける際に乱数表を用いる。

(5)介入群と対照群の目標症例数を事前に決定する。

a(1)(3)(5)のみ  b(3)(4)(5)のみ  c(1)(4)(5)のみ  d(2)(4)(5)のみ  e(1)(3)(4)のみ

【解答】c

講義資料集参照(演習問題に類似)。

(1)○:二重盲検  (2)×:初めに決めておく  (3)×  (4)○:盲検化  (5)

 

6)ある疾病の患者は健常人に比べ、マーカーXの濃度が高い事が知られている。マーカーXでその疾病のスクリーニングを行う。患者と健常人を判定する基準の値(カットオフ値)を低くした場合、正しいものはどれか。

(1)敏感度が低くなる  (2)特異度が低くなる  (3)敏感度が高くなる  (4)特異度が高くなる

(5)ROC曲線下の面積が減少する  (6))ROC曲線下の面積が増加する  (7)結果は一定でない

a(1),(5)のみ  b(7)のみ  c(1),(4)のみ  d(2),(6)のみ  e(2),(3)のみ

【解答】e

講義資料集参照(演習問題に類似)。

カットオフ値を低くする=検査陽性(真陽性、偽陽性とも)が増え、患者の多くが検査陽性になる(敏感度が上がる)かわりに、健常者の多くも検査陽性になる(特異度が下がる)。ROC曲線はカットオフ値を動かして敏感度、特異度をプロットしたもので、1つの検査につき1つしか描けない。(=カットオフ値を変えても変化しない。)

 

7)ある疾患と原因と考えられる曝露要因の関連を調べるため、コホート研究を行い次のような調査結果を得た。

 

 

罹患者

非罹患者

暴露

a

b

a+b

c

d

c+d

 

a+c

b+d

a+b+c+d

この調査について正しいのはどれか。

(1)相対危険度は{a/(a+b)/c/(c+d)}で求められる。

(2)一般的にこの研究方法は患者対照研究よりも曝露情報のバイアスが低いと期待される。

(3)寄与危険度は求められない。

(4)疾病のオッズ比は(b×c)/(a×d)で求められる。

(5)罹患者と非罹患者を性・年齢でマッチングして選んだ。

a(1)(2)のみ  b(1)(4)のみ  c(1)(4)(5)のみ  d(1)(2)(4)のみ  e(3)(4)(5)のみ

【解答】d

講義資料集参照(演習問題に類似)。

 (1)○:定義  (2)○:患者対象研究では想起(思い出し)バイアス、選択バイアスなどの影響が考えられる。  (3)×:患者対象研究では求められない。  (4)○:定義  (5)×:これは患者対象研究のこと。

 

8)ある集団を対象に喫煙と喉頭がんとの関係について疫学調査を行ったところ,相対危険度は5であった。

喉頭がんに罹患した喫煙者のうち,喫煙によって罹患したと考えられる者の割合はどれか。

a83%  b80%  c20%  d17%  e与えられた条件だけでは計算できない。

【解答】b

講義資料集参照(演習問題と同一)。

暴露群の罹患率のうち、その暴露が原因となっている割合=ARP(Attributable Risk Percent)(暴露群の罹患率−非暴露群の罹患率) /暴露群の罹患率×100RR(Relative Risk)-1/RR×100であるので、5-1/5×10080

 

9)患者の治療方針を決定する情報として信頼度の低いものから高いものの順番として正しいものを選べ。

(1)同じ疾患の患者について予後良好群と予後不良群を選び出し、複数の治療方法の頻度を比較した研究

(2)複数の専門誌に掲載された多数の症例報告

(3)厳密にコントロールされた条件下で行われた、培養細胞を用いた生化学的研究

(4)同じ疾患についての無作為化比較試験のメタアナリシス

(5)同じ疾患について複数の治療方法間で治療成績を比較した研究

a(3)-(2)-(1)- (4)-(5)  b(3)-(5)-(2)-(1)-(4)  c(2)-(3)-(1)-(4)-(5)  d(5)-(4)-(1)-(2)-(3)  e(3)-(2)-(1)-(5)-(4)

【解答】e

講義資料集参照(演習問題と類似)。

根拠のレベル

1a:無作為化比較試験のシステマティックレビュー、メタアナリシス(=選択肢(4)に相当)

1b:個々の無作為化比較試験

2a:コホート研究のシステマティックレビュー、メタアナリシス

2b:個々のコホート研究(+低レベルの無作為化比較試験、=選択肢(5)に相当)

3a:患者対象研究のシステマティックレビュー、メタアナリシス

3b:個々の患者対象研究(=選択肢(1)に相当)

4:症例集積研究(対照群のない臨床研究、=選択肢(2)に相当)

5:権威者の意見(批判的評価のないもの、生理学や実験室の研究に基づくもの、「根本原理」といわれるもの=選択肢(3)に相当)

 

10)患者対照研究で用いられる可能性のある方法論はどれか。

(1)介入  (2)λ2検定  (3)治療意図解析  (4)マッチング  (5)前向きの追跡

a(4)のみ  b(1)(3)のみ  c(5)のみ  d(2)(4)のみ  e(2)のみ

【解答】d

講義資料集参照。

(1)×:コホート研究で用いられる。  (2)○:結果の解析に用いる。

(3)×:治療意図解析とは前向き研究で脱落者、コンプライアンス不良者を解析するための手法。

(4)○:対照群の選択に際して用いられる。  (5)×:コホート研究。患者対象研究は後向き。

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