平成20年度 腎・高血圧 卒業試験

 

<腎臓・病理>

【1】 1 一側の腎臓には約100万個のネフロンが存在する。

2 分子径が同じものでは、陰性荷電したほうが荷電していないものより濾過されやすい。

3 ボーマン嚢上皮細胞は足細胞とも呼ばれ、糸球体濾過制御に重要な役割を果たしている。

4 正常では蛋白が濾過されないように足突起は癒合している。

5 腎臓の皮質より髄質のほうが酸素分圧が低い。

 

【2】 血中クレアチニン1.73mg/dl、尿中クレアチニン45mg/dl1日尿量2880ml、体表面積1.8m2のクレアチニン.クリアランス(ml/min)を計算せよ。ただし標準体表面積を1.73m2とする
a. 72
  b. 60  c. 50  d. 36  e. 25

 

【3】糸球体基底膜の構成成分を選べ

1 ミオシン

2 ネフリン

3 ラミニン

4 ヘパラン硫酸プロテオグリカン

5 ?型コラーゲン

A(1,2,3) B(1,2,5) C(1,4,5) D(2,3,4) E(3,4,5)

解答 E

 

【4】それぞれに当てはまる疾患を選べ。

1.光学顕微鏡像ではほぼ正常で、ステロイドが著効する。

2.高齢者に多く、基底膜にIgGC3が顆粒状に沈着する。

3.難治性ネフローゼの原因であり、LDL吸着療法の保険適応である。

4.増殖性糸球体腎炎のうち最も多く、扁桃摘出が有効である。

5.抗菌薬や鎮痛薬によって生じ、典型的には尿中に好酸球を認める。

6.溶連菌やウイルスの感染後10-3wで発症し、一時的に低補体血症を来たす。

選択肢:微小変化群、膜性腎症、膜性増殖性糸球体腎炎、IgA腎症、ループス腎炎、急性糸球体腎炎、急性間質性腎炎、巣状糸球体硬化症、悪性腎硬化症、糖尿病性腎症(選択肢はあと2つありました)

 

【5】16歳女性、急激に全身に浮腫を認め、近医を受診したところ蛋白尿を指摘された。尿中蛋白15.0g/日、血尿は認めない。血液検査では低蛋白血症・総コレステロール値↑・BUN 35Cr 1.8、多量の胸水および腹水を認める。
まず行う処置はどれか?
1
)経静脈的腎盂造影
2
K保持性利尿薬の投与
3
)腎生検
4
)塩分制限
5
)血液透析
A
12) B15) C23) D34) E45

 

【7】55歳女性。15年前からRAに罹患し、昨年より金製剤にて治療を開始した。最近浮腫が増悪したため精査を希望して来院。

尿所見:尿蛋白(3)潜血(±)()尿蛋白定量5.5g

CBC:総蛋白5.0mg/dl、アルブミン2.6mg/dl、総コレステロール385mg/dlBUN12mg/dlCr0.8mg/dl

考えられる疾患はどれか。

1巣状糸球体硬化症

2アミロイドーシス

3膜性腎症

4腎皮質壊死

5腎梗塞

A.12 B.15 C.23 D.34 E.45

 

【8】15歳女性、上気道炎後10日の症例。

全身倦怠感、扁桃発赤を認める。血圧148/92mmHg、尿蛋白2+,潜血2+、血清総蛋白7.2mg/dl、 血清Alb 4.8mg/dl

次に行う検査項目は?

1.ASO

2.IgA

3.抗好中球細胞質抗体

4.抗糸球体基底膜抗体

5.血清補体価

A.12 B.15 C.23 D.34 E.45

 

【9】IgA腎症の予後に関わりが深いものを選べ。

1.血尿 2.蛋白尿 3.高血圧 4.扁桃腫大
A.134 B.12 C.23 D.4 E.
すべて

解答 C

進行性の経過をたどるものの目安は、
蛋白尿>2g/日、腎機能の低下、Ccr50以下、高血圧(160/85以上)・・YNより。
血尿の程度、扁桃腫大と予後は無関係である。

 

10IgA腎症について誤っているのはどれか。

1) IgAが毛細血管係蹄壁に沈着する。

2)肉眼的血尿はほとんど見られない。

3)血清IgA値はほとんどの症例で高値である。

4)RA系阻害薬が有効である。

5)一部では家族内発症がみられ、遺伝的因子の関与が疑われる。

 

11】.Wegener肉芽腫の症例について
設問1 この疾患の腎の病理像について正しいものを選べ
a.
基底膜のびまん性病変
b.
分葉化と基底膜の二重化
c.
半月体形成性糸球体腎炎
d.
メサンギウム領域の拡大と増殖
e.
結節性病変
設問2 症状のある部位について正しい組み合わせを選べ
1.
中枢神経
2.
上気道
3.

4.
皮膚
5.
心臓
a.123 b.125 c.145 d.234 e.345
設問3 治療法について正しいものを2つ選べ
1.
ステロイド単独療法
2.
ステロイドと免疫抑制剤
3.
血漿交換
4.
放射線
5.
抗凝固薬
a.12 b.23 c.34 d.45 e.51

【12】.ネフローゼ症候群の原因となるものは?
1)アミロイドーシス
2)シェーグレン症候群
3)巣状糸球体硬化症
4)全身性エリテマトーデス
A(134), B(12), C(23), D(4), E(1234)

1336歳男性、幼少時より下肢痛があった。4年前に脳梗塞、半年前に多発脳梗塞。家族歴:母方叔父に慢性腎不全。身体所見:角膜に渦状混濁、皮膚に被角血管腫。血液:尿酸10.8以外は正常。

1.伴うことが多い症状はどれか。

(1) 低汗症

(2) 心肥大

(3) 肝腫大

(4) レイノー症状すべて

a.(1)(2)  b.(1)(5)  c.(2)(3)  d.(3)(4)  e.(4)(5)

 

2.治療薬として適切なのはどれか。1.テグレトール 2.ステロイドパルス 3.インターフェロン 4.エンドキサンパルス 5.αガラクトシダーゼA酵素補充A)12 B)15 C)23 D)34 E)45

(1) テグレトール

(2) ステロイドパルス

(3) インターフェヘロン

(4) エンドキサンパルス

(5) αガラクトシダーゼA酵素補充

a.(1)(2)  b.(1)(5)  c.(2)(3)  d.(3)(4)  e.(4)(5)

 

解答 問1.A  Fabry病である。[year noteD109][厚生省難病情報センター]
2.B 1.カルバマゼピン:四肢の電撃痛に著効 234)免疫疾患でなく代謝疾患 5.欠損酵素の補充療法
その他の治療;心病変に対しペースメーカーなど。レトロウイルス又はアデノウイルスをベクターとして用いた遺伝子治療法の開発が試みられている。

 

【14】.Alport症候群について誤っているものを選べ。
1.
感音性難聴を伴う。
2.
W型コラーゲンα2鎖の異常による。
3.
女児に多い。
4.
通常X染色体連鎖性劣性遺伝だが、常染色体優性および劣性のものもある。
5.
電子顕微鏡で基底膜の多層性肥厚が見られる。
a)12
b)15c)23d)34e)45

15】.69歳女性。1か月程前に上気道炎様症状があり、2週間ほど前より紫斑、関節痛が出現したため、近医を受診した。
尿検査:尿蛋白(3)尿潜血(3)蛋白尿 3.6g/day
血液検査:TP5.6 Alb3.1 BUN28.6 Cr1.65 UA7.3 K4.0
抗核抗体(-) ??陰性、肝機能異常なし、補体価異常なし
皮膚生検:白血球破砕性血管炎 
(1
)適当でないものを選べ。
a.
メサンギウム領域の増殖
b.
内皮細胞の増殖
c.IgA
の沈着
d.C1

e.
細胞性半月体の出現
(2
)紫斑以外の症状を選べ。
a.
嘔吐
b.
痙攣
c.
手足の関節腫脹、関節炎
(3
)治療法を選べ。
a.
ステロイドパルス
b.
抗凝固薬
c.
免疫抑制剤
d.ACE
阻害薬


【17】.糖尿病性腎症について正しいのはどれか。
1
腎不全の進行に伴いインスリン需要量は減少する。
2
初期に糸球体濾過量は増加する。
3
アルドルテロン分泌は増加している。
4
尿に赤血球円柱を認める。
5
腎不全の進行は比較的緩徐である。
A.12 B.15 C.23 D.34 E.45

【18】.症例問題
60
代男性、主訴は血痰、微熱、全身倦怠感。2Wくらい前から微熱で出てたみたいな
病歴。尿蛋白(3+)血尿(+)、BUNCrがやや上昇、MPO-ANCAが上昇。
血ガスでPaO250くらいでPCO230台といった感じ。
 1)組織所見:正しい組み合わせは?
a
係蹄壁の壊死
b
間質炎症細胞浸潤(←不確か)
c
細胞性半月体
d
線維細胞性半月体
選択肢は忘れました...
2)治療法はどれか1つ選べ。
a
ビタミンD
bNQ
投与
c
ステロイド
d
わすれました
e
RPGN
の症例だと思います。

 

【21】.CKDについて正しいものはどれか。
1.日本人の15%以上があたる。
2.推算GFRには血清クレアチニン値、年齢、性別が必要である。
3.末期腎不全だけでなく、心血管系疾患の孤立した因子となる。
4.血清クレアチニン値は特定検診の必須項目である。
5.検尿は特定検診の必須項目からは除外されている。
a) 1.2  b) 1.5  c) 2.3  d) 3.4  e) 4.5

22 17才女性。下痢、嘔吐ののち、乏尿になり来院。その後、輸液とフロセミドで回復した来院時の所見として考えられるものを二つ選べ。
1.BUN/
クレアチニン比 50
2.
尿中/血中クレアチニン比 40
3.
尿中Na濃度 50
4.
尿浸透圧300 Osm
5.
ナトリウム排泄率 3.2%
解答1,2

1.2が腎前性の所見、3.4.5が腎性の所見でしょう。輸液で回復していることから考えても、腎前性。

 

23 慢性糸球体腎炎で外来通院中の患者の血清クレアチニン濃度を示す。

20071月:0.9mg/dl

20076月:1.0mg/dl

20081月:1.1mg/dl

20086月:1.3mg/dl

このままの進行速度でいくと、透析導入になるのはいつと予測できるか?

A2010

B2011

C2012

D2013

E2014

 

24. 64歳、女性。去年までの健康診断で異常を指摘されたことはなかった。2週間前より感冒症状があり、近医にて総合感冒薬と抗生物質を処方されていた。3日前より搔痒感を伴う発疹と浮腫を認めた。腎生検にて、間質に炎症細胞浸潤と尿細管炎を認めた。

a. 蛋白電気泳動でM-peakを認める。

b. 腹部エコーで、両側腎盂拡大

c. 覚えてません

d. MPO-ANCA(+)

e. 乏尿

 

25.サイアザイド系利尿薬が作用するのは次のうちどれか。

A.近位尿細管のNa+-K+ATPaseに作用する。

B.遠位直尿細管(ヘンレ上行脚)の太い上行脚のNa+-K+-2Cl-ATPaseに作用する。

C.遠位曲尿細管のNa+-Cl-ATPaseに作用する。

D.遠位曲尿細管のNa+チャンネルに作用する。

E.集合管の水チャンネルに作用する。

 

26 慢性腎不全で見られるのはどれか。

1.代謝性アシドーシス 

2.低カリウム血症

3.低マグネシウム血症

4.低カルシウム血症

5.高リン血症

A. 1,2,3   B. 1,2,5   C. 1,4,5   D. 2,3,4   E. 3,4,5 

 

 

28 感冒に罹患し、38℃の発熱が3日間続き、食欲もなく臥床していた。水分・食事摂取は不良であった。その後、尿量も減少し、著明な全身倦怠感と下肢の高度の脱力感が出現したので受診した。母方(3人兄弟姉妹)2人に慢性透析患者がいる。身長168cm、体重58kg(日頃は62kg)、血圧132/62mmHg、脈拍108/分、皮膚、舌、口腔粘膜の乾燥が著明、頸静脈怒張なし、眼瞼結膜は貧血様、口臭(尿臭)あり、肺野・心音に異常なし、腹部では両側腹部に長径20cm、短径13cmの凹凸不整の腫瘤を触知(圧痛なし)、血管雑音なし。
【主要検査所見】
末梢血: Hb 10g/dl, Ht 34%, WBC 10800/μl, Plt 12/μl
電解質: Na 148mmol/l, K 7.6mmol/l, Cl 108mmol/l
腎機能: BUN 140 mg/dl, Cr 6.0mg/dl, HbA1c 4.5%
動脈血液ガス: pH 7.14, HCO3- 12mmol/l, pO2 98mmHg, pCO2 18mmHg

設問1.アニオンギャップ(mEq/l)を計算し、以下の選択肢に最も近い値を選べ(カリウムは含めない)
A.22

B.28

C.32

D.36

E.40

設問2.この疾患について誤っているものを選べ。
A
家族内発生がある。
B
男性に多い。
C
肝臓にも同様の病変を合併する。
D
脳動脈瘤を合併することがある。
E
カフェインが増悪因子である。

設問3.この疾患の治療法として、最も適切なものを選べ。
1
血液透析

2スピロノラクトン投与

3輸血

4ブドウ糖・インスリン点滴静注

5重曹投与
A.123  B.125  C.145  D.234  E.345

 

29. 緊急透析の適応となるのは以下のうちどれか。

1 ベンゾジアゼピン系睡眠薬大量服用による意識障害

2 低ナトリウム血症(Na 115mmol/l)による意識障害

3 高カリウム血症(K 8.2mmol/l)による心電図異常

4 高窒素血症(BUN 120mg/dl)による意識障害

5 肺水腫による急性呼吸不全(PaO2 40mmHg

A)123  B)125  C)145  D)234  E)345

解答E H19卒試23と同じ

 

30 人工腎臓(血液透析、腹膜透析)によって速やかな改善が期待できる病態として正しい組み合わせはどれか。
1)
肺水腫
2)
代謝性アシドーシス
3)
高カリウム血症
4)
腎性貧血
5)
尿毒症性末梢神経障害
A.123 B.125 C.145 D.234 E.345

 

31. CAPDについて間違っているものを選べ

1 CAPDは透析の510%を占める。

2 血液透析よりも透析アミロイドーシスを起こしにくい。

3 血液透析よりも体液コントロールをしやすい。

4 75歳以上には推奨されない

A)134  B)12  C)23  D)4  E)1~4すべて

 

 

 

 

<高血圧>

( )に適切な語句を下記の選択項目から選べ。ただし、複数回用いても良い。

 

・本邦の2004年高血圧治療ガイドライン(JSH2004)において、正常血圧とは収縮期血圧が(1)mmHg以下で拡張期血圧が(2)mmHg以下のものをいう。

・アンジオテンシンU受容体拮抗薬は(7)受容体に結合することにより作用を発揮する。

・腎傍糸球体細胞からのレニン分泌はレニン分泌は交感神経亢進で(8)され、ACE阻害薬により(9)される。

・血圧は一般に昼間高く、夜間就寝中に低下する日内変動を示すが、夜間の血圧下降が減少する代表的な疾患として(10)がある。

 繊維筋性異形成による腎動脈狭窄は腎動脈の(11)に多く、動脈硬化の場合は腎動脈の(12)に多い

選択枝

A)85, B)90, C)95, D)100, E)120, F)130, G)140, H)150, I)160, J)170, K)180,S)刺激,T)抑制、起始部、中間〜遠位部

 

 

解答 (1)F (2)A (8S  (10) クッシング症候群

JSH2004では、120/80mmHg以下のものを至適血圧、130/85mmHg以下のものを正常血

圧、140/90mmHg以下のものを正常高値血圧としている。(yn.C-159

 
13
臓器合併症のない高血圧患者の非薬物療法として推奨されるものはどれか。
1.               食塩摂取制限
2.               マグネシウム、カルシウムの摂取制限
3.               野菜や果物の摂取
4.               タンパク質の摂取制限
5.               適度の有酸素運動

a)123 b)234 c)345 d)145 e)235 f)135

 

15

高血圧の薬物療法について正しい組み合わせはどれか。

1褐色細胞腫の降圧にはβ遮断薬が適している。

2高カリウム血症を有する患者の降圧にARBは有用である。

3妊娠高血圧では体液が増加しているのでループ利尿薬が有用である。

4高齢者の降圧にはサイアザイド系利尿薬が適している。

5原発性アルドステロン症の降圧にはアルドステロン受容体拮抗薬が第一選択であ

る。

選択肢a12,b23,c34,d45,e15

 

17
糖尿病性腎症について正しいものはどれか
1)腎不全の進行に伴いインスリン需要量は減少する
2)初期に糸球体濾過量は増加する
3)アルドステロン分泌は増加する
4)尿に赤血球円柱を認める
5)腎不全進行は緩徐である
A.12 B.15 C.23 D.34 E.45
 
解答
A
平成18年度14番と同じ。
1.インスリンは腎から排泄されますが、腎臓がやられるので。
2.○
4.糖尿病性腎症は蛋白尿から始まります。

 

18

糖尿病を合併する高血圧患者の治療で合っているものを選べ。
1アンジオテンシンU受容体拮抗薬は、糖尿病性腎症の進展を予防するのに有用で
ある。
2糖尿病のない人に比べて降圧目標は高く設定する。
3内因性交感神経刺激作用のない非選択的β遮断薬は耐糖能を改善する。
4糖尿病性神経症のある患者で起立性低血圧がある場合、α遮断薬を積極的に使用
する。
5降圧目標は130/80未満にする。
a12b15c23d34e45

 

19.高齢者高血圧に関して正しいものはどれか。
1.
他の降圧薬に比し、β遮断薬の有効性が高い。
2.
高齢者では、若年者に比し拡張期高血圧を呈する割合が高い。
3.
高齢者では臓器障害を有することが多いので短期間に速やかに降圧目標を達成する。
4.
少量の利尿薬は第一選択薬となる。
5.
最終的な降圧目標は、140/90mmHg未満とする。
A.12 B.15 C.23 D.34 E.45

 

低カリウム血症をきたす高血圧はどれか?
a
原発性アルドステロン症
b
リドル症候群
c
バーター症候群
d
高血圧
e
腎血管性高血圧

1abc2abe3ade4bcd5cde

24
男性、頭痛を主訴に受診。血圧182/100mmHg、エコーにて、左副腎に5.0mmの腫瘍が認められた。
初めにする処置を選べ。

1.6g/
日の塩分制限
2.Ca
拮抗薬にて降圧させる
3.
副腎生検
4.
眼科受診をさせる
5.
内服薬にて降圧させる

 

23 先天性副腎過形成に伴う高血圧について正しいものを選べ。

1.
高血圧をきたすのは11β-hydroxylase欠損症のみである。
2.ACTH
の過剰分泌による両側副腎過形成をきたす。
3.
酵素欠損により血漿レニン値が低下する。
4.
高血圧とともに低K血症がみられる。
5.
治療はまず副腎摘出を考える。

A(1,2,3) B(1,2,5) C(2,3,4) D(3,4,5) E(1,3,5)

 

 

<小児科>

【1】正しいものを2つ選べ。

(a) 胎児期の腎臓は羊水を産生して胎児を保護するだけでなく、肺の成熟に重要な働きをしている。

(b) 新生児の尿希釈力は成人と同じレベルである。

(c) 糸球体濾過率は生後6ヶ月で成人と同じレベルに達する。

(d) 小児期の血清クレアチニン値は成人より低値で変動は少ない。

(e) 年齢が低いほど体内総水分量の割合は大きいが、細胞外液量は比較的一定である。

 

【2】次の文章のうち正しいものを2つ選べ

(a) 循環血液量は体重の8%である。

(b) 必要輸液量は、代謝単位量から求めるのが理論上正しく、体重20Kgの小児なら、1日の必要水分量は約2.5Lである。

(c) 小児が熱中症になりやすいのは、体重当たりの必要水分量が多く、代謝の回転率が高いためである。

(d) 無症候性蛋白尿の症例では、全例腎生検にて精査を行う。

(e) ナットクラッカー症は無症候性蛋白尿の原因の一つである。

 

【3】正しいものを二つ選べ。

(a) Alport症候群は糸球体基底膜を構成するネフリン蛋白の異常で、遺伝性進行性腎炎を起こし、男性で予後が悪い。

(b) 常染色体劣性(乳児型)多嚢胞腎の多くは、PKD1遺伝子異常である。

(c) Henoch-shonlein pupuraの腎炎合併例の80%は軽快するが、2%は慢性腎不全へ進行する。

(d) 巣状分節性糸球体硬化症はステロイド抵抗性だが、末期腎不全まで至ることは少ない。

(e) HUSの三主徴は溶血性貧血、血小板減少、腎障害である。

 

【4】

 

【5】

 

 

 

 

 

【泌尿器科】

 

1.VURと深い所見を下から1つ選びなさい
尿管瘤
尿管異所開口
先天性水腎症
膀胱尿管部狭窄
潜在性二分脊髄

 

 

2.次のうち内容に誤りのある記述を3つ選びなさい。
a.
排尿時膀胱尿道造影は原発性VURの診断に有用である。
b.
再発する膀胱炎はVURの特徴である。
c.
成人では、続発性VURの診断に膀胱内圧測定が有用である。
d.
難治性の夜尿症はVURの原因として重要である。
e.
腎シンチグラフィーは続発性VURの診断に有用である。

 

 

3.間違っている記述を選べ。

 (1)小児VURでは、逆流が軽度であれば自然消失が十分期待できるが、経過中の腎機能障害の発症に十分注意する必要がある。
(2)
成人のVUR症例では自然消失が期待できないため、逆流防止術による積極的治療を行う必要がある。
(3)
小児VURに対して保存的経過観察を行う場合、再発性尿路感染症を防止するため抗菌薬の予防投与を行う必要がある。
(4)
一般的に続発性VURは逆流防止術を行っても、再発率が高いため外科的治療の適応とならない。
(5)
逆流性腎症の原因としてVURに伴う有熱性尿路感染症が重要である。
a)123 b)234 c)345 d)145 e)235 f)135 g)134 h)45

 

 

 

<移植>
 
    
@透析人口は27万人を越えた。
A日本での年間腎移植件数は約一万人である    
B日本ではほとんど生体腎移植である 
 C日本では移植件数は年々増えている。   
 選択肢は  1  12  23  134  1234    答えは1234みたいです。 
 
 
移植問4  腎移植で正しいものを選べ  1.  2.移植腎の生着率は20年近くにまでになっている。  3.日本では70歳ではドナーになれない。  4.細胞性拒絶とはB細胞が主体となる拒絶反応である。  解答  A.12  B.23  C.134  D.4のみ  E.14のすべて   
 1の選択肢は他の移植の問題の復元とかぶっていて、記憶違いの可能性があり削除  しました。すみません。    

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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