平成20年度 感染症・中毒 卒業試験

 

 

一枚目
1
.コレラは感染すると米のとぎ汁様下痢を来す
.胃切除者ではコレラに感染すると重症化する
.ペストは動物の屎尿から感染がおこるが、空気感染もある
.ペストはペスト菌の内毒素による出血傾向が症状として見られる

2】.マラリアについて正しいものを選べ。
(
)四日熱マラリアは感染期間が数年になることもある。
(
)熱帯熱マラリアの赤血球感染率は12%もある。
(
)熱帯熱マラリアでは悪寒・戦慄が激しい。
(
)メスのコガタアカイエカの媒介で感染する。

【3】インフルエンザについて正しいものを答えよ。
)イラミニダーゼの作用はウイルスの脱核である。
)すべてのインフルエンザのreservoirはブタである。
)B型に抗原変異が著明にみられる。
)B型はA型より重症化する。

【4】.デング出血熱について、正しい記述の組み合わせを選びなさい。
(ア)フィロウイルスによる感染症である。
(イ)コガタアカイエカから感染する。
(ウ)ヒトからヒトの感染が認められている。
(エ)デング・ショック症候群ではヘマトクリットが上昇する。
解答
ア)フラビウイルス
イ)ネッタイシマカ
ウ)感染しない
エ)

【7】.院内感染対策について正しい記述の組み合わせを選びなさい。
ア.空気感染対策が必要な感染症は、流行性耳下腺炎、風疹、結核である。
イ.飛沫感染対策では、病室は周囲の区域に対して陰圧に設定する。
ウ.接触感染対策では、病室内のスリッパは専用とする。
エ.標準予防策は、MRSA、VREや感染力の強い病原体に応用される。

8.院内感染について正しい記述の組合せを選びなさい。
(
)手掌での細菌の増殖は20分で2倍である。
(
)手洗い方法としては、最初に水で洗い流し、その後石鹸を手に塗る。
(
)手掌の常在菌としては表皮ブドウ球菌がある。
(
)手洗いは患者の診察前にすれば良い。
解答 c
(
)○ ()○ ()○ ()×:診察前診察前後


5】.新興感染症について、正しい記述の組合せを選びなさい。
(
)西ナイル熱は蚊とトリによってウイルスが媒介され、蚊から感染する。
(
)ニパ脳炎はコウモリとブタによってウイルスが媒介されブタから感染する。
(
)クリミア・コンゴ出血熱はマダニからウイルスに感染する。
(
)SARSは空気感染のみで感染した。
解答 c

 

11】.HIVの感染経路について正しいものを3つ選びなさい。
1.母子感染
2.くしゃみ
3.性行為
4.麻薬注射
解答 1.3.4  H19卒試1.と同じ

 

二枚目  消化器感染症 担当:古庄憲浩(全8問)

 

 

 

2. HIV感染症について正しいものを3つ選びなさい。
1) 2005
4月現在、本邦のHIV感染者数は1万人を超えている。
2)
本邦のHIVの新たな感染例は減少している。
3) HIV
感染は、梅毒・性器ヘルペスなど性感染症があれば、ない場合に比べより高率に感染しやすい。
4) HIV
感染例の治療開始時期は、HIV RNA量とCD4数に基づいて検討される。
5) HIV
感染者においてCD4200/μl未満にならないと日和見感染症は発症しない。
解答134

 

3. HIV感染症について正しいものを3つ選びなさい。

1.2005年4月現在、本邦のHIV感染者数は1万人を超えている。

2.本邦のHIVの新たな感染例は減少している。

3.HIV感染は、梅毒・性器ヘルペスなどの性感染症があれば、ない場合に比べより高率に感染しやすい。

4.HIV感染例の治療開始時期は、HIV RNA量とCD4数に基づいて検討される。

5.HIV感染者においてCD4が200/μl未満にならないと日和見感染は発症しない。

 

回答:134

 

5. 細菌性食中毒について正しいものを2つ選びなさい。

1) 細菌性食中毒は、発症様式の違いによって、感染型、毒素型、混合型(中間型)に分類される。
2)
食中毒の3大起炎菌は、腸炎ビブリオ、カンピロバクター、サルモネラである。
3)
初診時は原因菌が不明であるため、抗菌薬にニューキノロン系薬やホスホマイシンが使用されることはない。
4)
毒素型食中毒は、食品の加熱処理により多くは予防可能である。

 

6. ヘリコバクター・ピロリ菌感染症について正しいものを3つ選びなさい。

1)ピロリ菌は胃十二指腸潰瘍との関連が報告されているが、生検組織から検出さ れることはない。

2)本菌感染の有無の診断には尿素呼気テスト、血清抗体測定など非侵襲的方法がある。

3)一般に、加齢とともに本菌感染率は低下する。

4)胃癌において、疫学的な研究から本菌感染により慢性萎縮性胃炎が胃前庭部に発生し、長い年月にわたって炎症が続くことが胃癌発生の危険因子となるとされている。

5)本菌陽性の消化性潰瘍については、制酸剤と抗菌薬の併用療法が薦められている。

 

7. 胃アニサキス症について正しいものを3つ選びなさい。

1)刺身、寿司、ばってら、しめ鯖などの生食が、数日して胃痛、悪心・嘔吐などを呈することが多い。

2)胃アニサキス症が疑われた場合、速やかに胃透視検査を行い、虫体を証明する。

3)胃粘膜は浮腫状に隆起し、出血斑などを伴った粘膜にアニサキス幼虫が刺入しつつある所見が観察される。

4)鑑別診断としては、消化管穿孔、イレウス、急性虫垂炎などの急性腹症がある。

5)治療は、内視鏡的にび病変部を摘出するのが望ましい。

 

答345 H19卒試 古庄先生3と同じ

 

8. 腸管出血性大腸菌に関して誤っているものはどれか。

a  vero細胞に対するvero毒素を出す。

b 腹痛と血便を来す。

c 抗菌薬なしで輸液のみを行う。

d 数日でHUSや脳症を合併する。

 

 

 

院内感染(30番のひとの復元です)

1. Standard Precautionとは、(1 )の有無に関係なく、全ての患者の血液、(2 )排泄物、傷ついた(3 )(4 )を潜在的感染媒介とみなし、これらを適切な手段で隔離して感染防止をはかる方策である。

 

2.以下の感染症の主な感染経路は空気感染、飛沫感染、接触感染のうちどれか。

インフルエンザ

結核

MRSA

 

正しいのはどちらか。

滅菌とは、@すべての微生物を死滅させるか、完全に除去すること。A人体に害のある微生物を死滅させるか、完全に除去すること。

消毒とは、@発症しない程度まで微生物を減らすこと。A人体に有害な物質を除去すること。

 

 

 

3枚目>

 

1)経口摂取による中毒の処置として、催吐が禁忌なものはどれか 

 

1.アスピリン

2.塩酸

3.漂白剤

4.灯油

5.パラコート

a)123  b)125  c)145  d)234  e)345

3) 縮瞳が認められる中毒はどれか。

 

1.サリン

2.三環系抗うつ薬

3.シアン

4.有機リン

5.モルヒネ

 a)123  b)125  c)145  d)234  e)345

 

解答 c

ムスカリン刺激によって縮瞳(瞳孔φ≦2mm)する。他にバルビツール、ベンゾジアゼピンなど。

 

4)パラコート中毒について正しいのはどれか。

 

1.  縮瞳を起こす。

2.  肺水腫を起こす。

3.  診断に尿定性反応が有用である。

4.  血清コリンエステラーゼ活性が低下する。

5.  急性期を過ぎると予後は良い。

 a) 1,2  b) 2,3  c) 3,4  d) 4,5  e) 1,5

 

  解答 b

 

パラコートはジピリルジル系の除草剤で服薬量に依存した予後をとる。服毒量に依存した予後をとるが、1015ml程度で致死量。

臨床症状は、口腔粘膜びらん、潰瘍、悪心、嘔吐、腹痛、急性腎不全(35日)、進行性間質性肺炎(1015日)である。

濃い溶液を飲むと、広範囲の胃腸炎、肺水腫、心原性ショックのために24時間以内に死亡する。

 

1:×

2:○肺胞上皮細胞がパラコートを能動的に取り込むことによる。

3:○尿パラコート定性試験でhydrosulfate sodium を加え発色を見る。24時間以内に100%排泄される。

4:×体内で生じたパラコートラジカルとスーパーオキサイドの過酸化作用により細胞障害を起こす。

5:×不可逆性で進行性の間質肺炎が1015日かけて生じ、死に至る。

 

5)以下の中毒の症状として正しいものはどれか。

 

1.  アトロピン - 頻脈

2.  三環系うつ薬 - QT延長

3.  有機リン - 徐脈

4.  シアン - アーモンド臭

a) 134  b) 12  c) 23  d) 4のみ  e)14のすべて 

 

 解答 e

 

6)以下の急性中毒に対する拮抗薬で正しいものを下から選べ。

 

1.青酸中毒

2.有機リン中毒

3.バルビツール酸系睡眠薬中毒

4.アセトアミノフェン中毒

5.砒素中毒

 

語群:a.酸素 b.Nアセチルシステインc.フルマゼニル d.PAM e.BAL

f.亜硝酸・チオ硫酸  g.Dペニシラミン h.ナロキソン i.該当なし

 

解答 1.f  2.d  3.i  4.b  5.e

 

4枚目 細菌・真菌感染症 下野信行先生

 

1.症例は30歳女性。3月末から4月初旬にかけてネパールに新婚旅行に行った。4月21日より38台の発熱があり、近医で下熱剤・抗生物質処方されるが軽快せず、4月28日に精査加療目的で入院となった。

体温38.8、脈拍84/分。貧血・黄疸なし。皮膚に皮疹を認めない。口腔内、胸部、腹部には異常所見なし。

検査所見では、尿検査異常なく、Hb 13.3g/dl、赤血球数 466/μl、白血球数6900/μl(リンパ球、好酸球消失)、AST 46U/LALT 40U/LLDH 528U/LCRP4.4mg/dlであった。2日後に血液培養よりグラム陰性菌が検出されたとの連絡があった。

1 起炎菌として最も考えられるものを選べ。

a. Entamoeba Histolytica

b. Salmonella Typhi

c. Salmonella Enteritidis

d. Vibrio Cholerae

e. Shigella Sonnei

 

解答:b

a. ×:赤痢アメーバ。粘血下痢便はないのでアメーバ性大腸炎ではない。そもそもグラム陰性菌ではないので違う。(yn. H-86

b. ○:チフス菌。腸チフスの原因、グラム陰性桿菌、潜伏期は1014日。初期に発熱や全身倦怠感が1週間ほど続く。比較的徐脈や相対的リンパ球増多などの所見ともあう。(yn. H-45

c. ×:腸球菌。サルモネラ食中毒の原因。食肉類や卵が原因となる。潜伏期は648時間。食中毒という病歴ではないし、発症までの時間・症状などもあわない。(yn. K-8

d. ×:コレラ。グラム陰性桿菌。症状は米のとぎ汁様の水性下痢と嘔吐、著しい脱水症と代謝性アシドーシスが典型的。発熱はあまりみられない。(yn. H-44

e. ×:赤痢菌D(ソンネ菌)。グラム陰性桿菌、潜伏期は25日。本邦では7080%D群。腹痛や粘血便、テネスムスが見られておらず否定的。(yn. H-44比較的徐脈を呈するもの:腸チフス、サルモネラ、レジオネラ、オウム病など。(yn. I-51

 

 

問2.生来健康な23歳男性。平成1658日に全身倦怠感、38.5の発熱が出現し、近医を受診。

3日間ペニシリン系抗生物質を処方され、解熱した。しかしながら、515日に再度39の発熱があり、近医を受診し、4日分のセフェム系抗生物質の処方を受け、翌日には解熱した。1週間ほどは調子がよかったが、525日には再度38.7の発熱、全身倦怠感が出現。他院を受診し、ペニシリン系抗菌薬の投与を受け、解熱した。64日、他院受診し、胸部レントゲン写真上、右胸水を認めたため、当院紹介受診となった。
来院時の身体所見は、貧血.黄疸を認めず、胸部では呼吸音に異常なく、心音では収縮期雑音を聴取した。腹部では、肝臓触知しないものの、脾濁音界の軽度拡大を認めた。四肢に異常所見は認めなかった。
検査所見は、
検尿:蛋白(-)、糖(-)、潜血(3+)
末梢血:RBC475x10^4 Hb12.9g/dl Ht38.1% WBC8,990 (Neut87%, Ly9%, Mo4%, E0%, Ba0%)
生化学:T.P7.2g/dl, Alb3.9g/dl, BUN11mg/dl, Cr0.52mg/dl, T.Bil0.5mg/dl, AST17U/L, ALT17U/L, ALP236U/L, γ-GTP17U/L, LDH194U/L, T.Chol131mg/dl, TG66mg/dl, Glu103mg/dl, CRP3.3mg/dl

問題1 診断のために重要な検査を以下から選びなさい。(2)
(1)
血液培養 (2)骨髄培養 (3)尿培養 (4)腹部エコー検査 (5)心臓エコー検査
a(1,2) b(1,5) c(2,3) d(3,4) e(4,5)

問題2 起炎菌として、最も考えられるものを以下の中から選びなさい。(2)
(1)Staphylococcus epidermidis
(2)Mycoplasma pneumoniae
(3)Hemophilus influenzae
(4)Streptococcus pneumoniae
(5)Streptococcus constellatus

 

 

 

下野先生

3)我が国の食中毒について正しい組合わせを選べ。

a,食中毒で最も多いのはカンピロバクターによる食中毒である。

b,腸炎ビブリオは鶏卵、鶏肉が原因であることが多い。

c,黄色ブドウ球菌は通常毒素型である。

d,ウェルシュ菌は肉の入ったカレー、シチュー、肉団子などを食べることによって生じる。

e,サルモネラ菌は海産物が原因食品であることが多い。

1ab  2ae  3bc  4cd  5de

 

 

5ページ2番目問題
1
.リポポリサッカライド(リポ多糖)はグラム陽性菌感染症に伴い、菌体から遊離し、エンドトキシンショックを引き起こす原因となる。
2
Chlamydia pneumoniaeはベロ毒素を産生する。
3
.グラム陽性菌はグラム陰性菌と異なり、エンドトキシンショックを起こすことはない。
4
.ギラン・バレー症候群に先行し、カンピロバクターを感染することがある。
5
.胃潰瘍と胃がんはヘリコバクター・ピロリ菌が原因の一つと考えられる。

 

 

6枚目7番。
正しい組み合わせを二つ選べ
a.クリプトスポリジウム       溶血性尿毒症
b.ノロウィルス               牡蠣生食
c.チフス                     白血球増加
d.腸管出血性大腸菌           止痢薬
e.カンピロバクター           ギランバレー症候群
 
解答 BE
a.
b.○
c.×白血球は減少
d.×これは禁忌でしょう
e.○。他にCMV,EBV,マイコプラズマ等で起こる。

 

 

 

58番の人が覚えてくれたやつ

ア肺炎球菌の治療は無熱状態になった後35日行う。

イブドウ球菌による肺炎は2128日治療を行う

ウ非定型肺炎は1421日治療を行う。

エ肺膿瘍は2842日治療を行う。

 

 

62

麻疹について正しいものを2つ選べ。

1)潜伏期は2〜3週間である。

2)乳児期の罹患は、亜急性硬化性全脳炎(SSPE)の危険因子である。

3)発熱と発疹はほぼ同時に出現する。

4)血液検査ではLDHが高値をとる。

5)コプリック班は発症時からみられる。

 

66.3歳の男児。一昨日前から腹痛を伴う下痢を1日58回きたしていた。昨日から発熱を伴ったため、当科外来受診。腹痛は排便前に強く、排便後は軽快する。外来にて、観察した便の性状は水様性白色便のところどころに鮮血の出血点が見られた。次のうち最も疑われるものを2つ選べ。
1. Staphylococcus aureus
2.
コレラ
3.
毒素原性大腸菌
4.
サルモネラ
5.
カンピロバクター
 
答:よくわかりませんが、4.5でしょうか。

 

学童期の細菌性肺炎で頻度の高いものを3つ選べ。
1.Streptococcus  pneumoniae
2.Klebsiella  pneumoniae
3.Mycoplasma  pneumoniae
4.Haemophilus  influenza
5.Staphylococcus  aureus

1.4.5.
6
歳児の肺炎:マイコプラズマ肺炎62%、細菌性肺炎8%、ウイルス性肺炎6%。細菌性肺炎では肺炎球菌、黄色ブドウ球菌、インフルエンザ菌、A群溶連菌などが重要。

 

 

 

<神経解剖>

【1】変異プリオンについて正しいものはどれか。

(a) 変異プリオンに対する抗体は検出されない。(?)

(b) 正常プリオンと一次構造は同じである。

(c) 紫外線照射で失活する。

(d) ホルマリン固定した脳標本には感染性がない。

(e) 正常プリオンが存在しなくても自己増殖する。

1.ab  2.ae  3.bc  4.cd  5.de

 

【2】孤立性クロイツフェルト・ヤコブ病の画像所見について正しいものを選べ
a.
発症時は脳梗塞に類似の所見となる。
b.
末期には著明な脳委縮がみられる。
c.MRI
の拡散強調画像で大脳皮質に高信号域がみられる。
d.
大脳病変はガドリニウムで造影される。
e.MRI
T2強調画像で脳にスポンジ状の空洞形成を認める。
1)a,b 2)a,e 3)b,c 4)c,d 5)d,e

 

【3】変異型クロイツフェルト・ヤコブ病について正しいものはどれか。

(a) 日本人の発症が1例報告されている。

(b) 初期は抑うつや不安症などの精神症状で発症する。

(c) MRIの拡散強調画像で両側の後頭葉に高信号を認める。

(d) 血液には感染性がない。

(e) スクレイピーに罹患したヒツジの肉を食べることにより感染する。

1.ab  2.ae  3.bc  4.cd  5.de

 

【4】

 

【5】硬膜移植によるクロイツフェルト・ヤコブ病について正しいものはどれか。

(a) 日本はドイツに次いで2番目に患者数が多い。

(b) 1980年代に移植を受けたものがほとんどである。

(c) 発症までの期間は平均11年で、20年に及ぶものもある。

(d) 現在でも脳外科手術では硬膜移植が行われている。

(e)臨床症状は孤発性のものと差がない。

1.ab  2.ae  3.bc  4.cd  5.de(選択肢はこれだったか分かりません)

 

【6】ゲルストマン・ストロイスラー・シャインカー病について正しいものはどれか

(a) 常染色体優性遺伝を示す

(b) 遺伝によって症状が増強し発症年齢が早まる

(c) プリオン蛋白遺伝子の重複が存在する

(d) 一般的に孤発性CJDより臨床経過が早い

(e) 進行性認知症と小脳失調を示す

1.ab  2.ae  3.bc  4.cd  5.de

 

解答 2   C;コドン変異による蛋白質置換が原因。D;510年と孤発CJD(2)より遅い

 

 

[10]ウエストナイルウイルス感染症について正しい組み合わせを選べ

a.
ウエストナイルウイルスはフラビウイルス科に属する
b.
馬に感染すると、脳炎をおこす
c.
カラスに感染しても発症しない
d.
分布域は日本脳炎と概ね重複している
e.
脳炎患者が筋力低下を呈することは稀である

1.ab
2.ae
3.bc
4.cd
5.de

 

 

 

 

(10枚目)村田昌之先生

答えは以下の選択肢から選べ。

a.アイ b:アイウ c:アイエ d:アウエ e:全て

 

【3】抗菌薬について正しい記述の組み合わせを選びなさい

()ペニシリン系抗菌薬はグラム陽性に高い抗菌活性を持つ

()セフェム系抗菌薬は妊婦にも比較的安全に使用できる

()3,4世代セフェム系およびカルバペネム系抗菌薬を使用する際は耐性菌や真菌の出現、菌交代現象に注意が必要である

()β−ラクタム薬は主に腎臓から排泄される

 

【4】抗菌薬について正しいものを選べ。

.クリンダマイシンは嫌気性菌に有効である。

.ニューモシスティス肺炎の治療にST合剤を用いる。

.アムホテリシンBは抗真菌薬である。

.アムホテリシンBを用いる場合は腎障害に注意する。

 

【5】グリコペプチド系抗菌薬(バンコマイシン、ティコプラニン)について、正しい記述の組み合わせを選びなさい。
(
) MRSA感染症に有効である。
(
)表皮ブドウ球菌などのメチシリン耐性コアグラーゼ陰性黄色ブドウ球菌にも有効である。
(
)有効血中濃度を維持するために薬物血中モニタリング(TDM; Therapeutic Drug Monitoring)が必須である。
(
)偽膜性大腸炎(Clostridium difficile関連腸炎)の治療にバンコマイシンの点滴が有効である。

 

【7】適切な抗菌薬使用について正しい記述の組み合わせを選びなさい。

.抗菌薬使用前には必要な培養検査を行うべきである。

.可能な限り原因菌の推定を行うべきである。

.使用する際は、投与量、投与回数、投与期間を症例毎に検討すべきである。

.ウイルス性上気道炎(風邪)には抗菌薬の適応は少ない。

 

【8】抗ウイルス薬について

(ア)B型肝炎の治療薬としてB型肝炎ウイルスの逆転写酵素を阻害するラミブジンが有効である。

(イ)ラミブジン使用中のB型肝炎患者においては、B型肝炎ウイルスのラミブジン耐性化に注意が必要である。

(ウ)C型慢性肝炎の治療として、ペグインターフェロンにリバビリンを併用することで高い治療効果を期待できるようになった。

(エ)C型慢性肝炎の治療として、リバビリンによる単独療法も効果が期待できる。

 

 

 

 

1112枚目「抗菌薬・抗ウイルス薬」担当:村田 昌之>以下の設問について、解答群より選びなさい。
(
解答群)a)アイが正しい b)アイウが正しい c)アイエが正しい d)アウエが正しい e)全て正しい

 

 

】抗菌薬の特徴について、正しい記述の組み合わせを選びなさい。

) ペニシリンやセフェム系薬であるβ-ラクタム薬は細胞壁を持つ細菌に有効である。
) β-ラクタム薬は、細胞内寄生菌や細胞壁を持たない細菌(非定型菌)に有効である。
) マクロライド系やフルオロキノロン系抗菌薬は、細胞内寄生菌や細胞壁を持たない細菌(非定型菌)に有効である。
) マクロライド系やフルオロキノロン系抗菌薬には、薬物相互作用をきたす薬剤がある。

解答

d

)○ )○ )○

2】β-ラクタム薬について、正しい記述の組み合わせを選びなさい。

) ペニシリン薬、セフェム系、モノバクタム系、カルバペネム系薬が含まれる。
) 静菌的抗菌薬である。
) 比較的安全性が高い。
) 細菌のβ-ラクタマーゼ産生は、β-ラクタム薬耐性化の原因として重要である。

解答

e

)○ )○ )○

3】抗菌薬について、正しい記述の組み合わせを選びなさい。

) ペニシリン系抗菌薬は、グラム陽性菌に高い抗菌活性を持つ。
) セフェム系抗菌薬は、妊婦にも比較的安全に使用できる。
) 34世代セフェム系およびカルバペネム系抗菌薬を使用する際は、耐性菌や真菌の出現、菌交代現象に注意が必要である。
) β-ラクタム薬は、主に腎臓から排泄される。

解答

e

)○
)○ βラクタム系、マクロライド、アミノグリコシドは安全
)○ )○

4】抗菌薬について、正しい記述の組み合わせを選びなさい。

) クリンダマイシンは嫌気性菌に有効である。
) ニューモシスチス肺炎の治療にST合剤(スルファメトキサゾール/トリメトプリム)は有効である。
) アンフォテリシンBは抗真菌薬のひとつである。
) アンフォテリシンBの副作用には、腎毒性がある。

解答

e

)○ )○ )○ )○

5】グリコペプチド系抗菌薬(バンコマイシン、テイコプラミン)について、正しい記述の組み合わせを選びなさい。

) MRSA感染症に対して使用する。
) 表皮ブドウ球菌などのメチシリン耐性コアグラーゼ陰性黄色ブドウ球菌や陽球菌感染症にも有効である。
) 副作用として腎毒性がある。
) 偽膜性大腸炎(Clostridium difficile関連腸炎)の治療にバンコマイシンの経口投与が有効である。

解答

b

)○ )○ )○)○

6】薬物血中モニタリング(TDM;Therapeutic Drug Monitoring)が必要な抗菌薬について、正しい記述の組み合わせを選びなさい。

) バンコマイシン(VCM)
) テイコプラニン(TEIC)
) ゲンタマイシン(GM)
) アミカシン(AMK)

解答

e

7】適切な抗菌薬使用について、正しい記述の組み合わせを選びなさい。

) 抗菌薬使用前には必要な培養検査を行うべきである。
) 可能な限り原因菌の推定を行うべきである。
) 使用する際は、投与量、投与回数、投与期間を検討すべきである。
) ウイルス性上気道炎(風邪)には抗菌薬を使用したほうが良い。

解答

b

)○ )○ )○

8】抗ウイルス薬について、正しい記述の組み合わせを選びなさい。

) 単純ヘルペスウイルス感染症である口唇ヘルペスや水痘帯状疱疹ウイルス感染症である帯状疱疹には、アシクロビルが使用される。
) サイトメガロウイルス感染症には、ガンシクロビルが使用される。
) 抗インフルエンザウイルス薬であるノイラミニダーゼ阻害薬(オセルタミビル、ザナミビル)は、A型インフルエンザ、B型インフルエンザ共に有効である。
) 抗インフルエンザウイルス薬は、インフルエンザ発症48時間以降に使用しても有熱時間の短縮が期待できる。

解答

b

)○ )○ )○

9】抗ウイルス薬について、正しい記述の組み合わせを選びなさい。

) B型肝炎の治療には、B型肝炎ウイルスの逆転写酵素を阻害するラミブジンが使用されている。
)

)

)

解答

 

10】後天性免疫不全ウイルス(HIV)感染症の治療について、正しい記述の組み合わせを選びなさい。

) CD4陽性リンパ球数が200/mm3以下となれば抗HIV療法を開始する。
) HIV療法の目標は、血中ウイルス量を最大限かつ長期にわたって検出限界以下に抑え続けること、免疫能を回復.維持すること、生活の質を改善すること、HIV関連疾患及び死亡を減らすこと、である。
) 単独投与がHIV感染症治療の基本である。
) HIV薬の服用状況が悪くても、治療効果は期待できる。

解答

a

)○ )○

 

1213枚目「呼吸器感染症」担当:村田 昌之 

以下の設問について、解答群より選びなさい。
(
解答群)
a)
アイが正しい b)アイウが正しい c)アイエが正しい d)アウエが正しい e)全て正しい

1】正しい記述の組み合わせを選びなさい。

) 市中肺炎とは、病院外で日常生活をしていた人に発症する肺炎である。
) 院内肺炎は、入院後に新しく生じた肺炎で、顆粒球減少や免疫力の低下した人に生じやすい。
) 肺炎の起炎菌診断には喀痰グラム染色、培養、血液培養が有用である。
) 非定型菌感染の診断には、血清診断が有用である。

解答

e

)○ )○ )○ )○

2】正しい記述の組み合わせを選びなさい。

) 市中肺炎の原因菌として、肺炎球菌の頻度が高い。
) 院内肺炎の原因菌として、緑膿菌などのグラム陰性菌やMRSAの頻度が高い。
) グラム染色で、グラム陽性菌は青く染まる。
) グラム染色で、グラム陰性菌は赤く染まる。

解答

e

)○ )○ )○ )○

3】肺炎球菌性肺炎について、正しい記述の組み合わせを選びなさい。

) 肺炎球菌は、グラム陽性球菌である。
) ペニシリン系抗菌薬が第一選択薬である。
) 最近、尿中肺炎球菌抗原検査が使用できるようになった。
) 院内肺炎で発症することが多い。

解答

b

)○ )○ )○
市中肺炎

4】黄色ブドウ球菌性肺炎について、正しい記述の組み合わせを選びなさい。

) 市中肺炎と院内肺炎の起炎菌として重要である。
) インフルエンザ後の二次性肺炎の起炎菌としても重要である。
) 肺化膿症、膿胸の合併を認めることがある。
) MRSA肺炎が減少している。

解答

e

)○ )○ )○ )○

5】緑膿菌性肺炎について、正しい記述の組み合わせを選びなさい。

) 治療には抗緑膿菌活性をもつペニシリン、第三、四世代セフェム、カルバペネム、ニューキノロン系抗菌薬などが使用される。
) ニューキノロン、カルバペネム、アミノグリコシド系抗菌薬に対する耐性を獲得した多剤耐性緑膿菌による院内感染が国内においても発生している。
) 健常人に発生しやすい。
) 市中肺炎の起炎菌である。

解答

a

) ○ )○
院内肺炎

6】非定型肺炎について、正しい記述の組み合わせを選びなさい。

) 原因微生物として、マイコプラズマ、肺炎クラミジア、レジオネラなどが重要である。
) 治療には、βラクタム薬が有効である。
) 気管支肺洗浄(BAL)液のDiff-Quik染色は、ニューモシスチス肺炎の診断に有用である。
) 尿中抗原検査は、レジオネラ肺炎の診断に有用である。

解答

d

)○ )○ )○

7】正しい記述の組み合わせを選びなさい。

) 年齢60歳未満、基礎疾患がない、頑固な咳、胸部聴診上所見に乏しい場合は、非定型肺炎を疑う。
) 70歳以上、痰を伴う咳、基礎疾患がある場合は、細菌性肺炎を疑う。
) 一般的に肺炎の治療効果判定は、通常抗菌薬使用後3日目に行う。
) 治療開始後解熱し、白血球数が改善している場合は、治療効果があると考えられ
る。

解答

e

)○ )○ )○ )○

8】正しい記述の組み合わせを選びなさい。

)肺炎球菌性肺炎の治療期間は、一般的に無熱状態で3~5日経過するまで必要である。
)黄色ブドウ球菌性肺炎の治療期間は、21~28日間必要である。
)非定型肺炎の治療には、14~21日間必要である。
)肺膿瘍の治療には、28~42日間は必要である。

解答

e

)○ )○ )○ )○

 

9.ニューモシスチス肺炎について、正しい記述の組み合わせを選びなさい。

()Pneumocystis jiroveciは、ニューモシスチス肺炎の原因微生物である。

()急激に進行する呼吸器症状(咳、息切れ)が特徴である。

()免疫抑制状態の患者が罹患しやすい。

() ST合剤(スルファメトキサゾール/トリメトプリム)が第一選択薬である。

 

解答 d

()

()× 病型によって異なる。エイズ患者の場合:これらの症状は数日~数週間ほどかけて緩徐に進行する。致死率は10~20%。自己免疫性疾患、悪性疾患、先天性の免疫不全症の場合:呼吸不全は突然始まり急激に進行する。致死率は30~60%

()

()

 

 

10.早期診断が可能な感染症について、正しい組み合わせを選びなさい。

()インフルエンザ

()レジオネラ感染症

()マイコプラズマ感染症

()肺炎球菌感染症

 

解答 e

()

()○ 尿中抗原

()○ 発病早期に上昇するIgMを検出する迅速反応キット(イムノカード・マイコプラズマ抗体)がある。発病1週間で診断で、ペア抗体より早く分かる。

()○ 尿中抗原

 

14枚目「院内感染(2)

1Standard Precautions(広義のUniversal Precautions)の概念について以下の穴埋めをしなさい。

 ()  を疑う症状の有無に関係なく、すべての患者の血液、(2)  、汗以外の分泌液、排泄物、病的な(3)  、および(4)  を潜在的媒体とみなし、これらを適切な手段で隔離して感染防止をはかる方策。

 

解答 (1)感染 (2)体液 (3)皮膚 (4)粘膜

2】以下の感染症の主な感染経路は空気感染、飛沫感染、接触感染のうちどれか。丸をつけよ。

インフルエンザ 空気 ・ 飛沫 ・ 接触
結核 空気 ・ 飛沫 ・ 接触
MRSA
空気 ・ 飛沫 ・ 接触

解答

順に 飛沫、空気、接触

3】針刺し事故を起こした場合の対応として、誤っているものを一つ選べ。

1) 血液を絞り出す。
2)
口で血液を吸いだす。
3)
石けんと大量の流水でよく洗う。
4)
所属の管理者に報告する。

解答

2

4】以下の定義について正しく述べているものを選べ。

滅菌とは・      a全ての微生物を殺滅させるか完全に除去すること。
消毒とは・       b…人体に有害な微生物を完全になくす事チックな表現

             c人体に有害な微生物の感染性をなくすか、数を少なくすること。

             d…有機物を無くすことチックな表現

 

解答  滅菌:a 消毒:c (便宜的にabcdと割り振っていますが、実線で結ぶタイプの問題でした。)

5】滅菌法に関する以下の記述のうち、誤っているものを一つ選べ。

1) 高圧蒸気滅菌は短時間で処理量が多い上に毒性.環境汚染がないため頻用される滅菌法であるが、高温になるため耐熱性のない器具には使用できない。
2)
エチレンオキサイドガス滅菌は低温であるので耐熱性のない器具に使用できるが、毒性のあるガスを使用するため、その使用は他の滅菌法が適用できないものに限定されてきている。
3)
プラズマ滅菌は低温かつ短時間で毒性もないため第一選択の滅菌法である。

解答

3

1)○ 2)○ 3)× 高圧蒸気滅菌が第一選択

6】消毒薬に関する以下の記述のうち、誤っているものを一つ選べ。

 

1) ポビドンヨード(イソジンなど)は芽胞を除く全ての微生物に有効であるので、手術野の皮膚や粘膜の消毒のほか、手術器具の消毒にも用いられる。
2)
消毒用エタノールは芽胞を除く広範囲な抗微生物スペクトルを示し、速効性であるので、広く皮膚および器具の消毒に使用される。ウイルス一般にも有効であるが、B型肝炎ウイルスには無効とされている。
3)
クロルヘキシジン(ヒビテンなど)は、芽胞、結核菌、ウイルスには効果がないが、皮膚親和性がよく殺菌効果が持続するため広く皮膚消毒に使用される。

解答

1

1)× 手術器具には用いない 2)○ 3)○

7CDCの手術部位感染防止ガイドラインに関する以下の記述のうち、誤っているものを一つ選べ。(1)

1) 遠隔部位の感染は手術部位感染の原因となるため、予定手術はできるだけその感染症が治癒するまで待つ。
2)
体毛は消毒の邪魔になり感染の原因となるため、剃刀を使ってできるだけ除去しておく。
3)
糖尿病患者は血糖値を適切に管理し、周術期を通して高血糖を回避する。
4)
喫煙は手術部位感染の危険因子であるので、予定手術前の少なくとも30日間は禁煙を指導する。

解答

2

 

 

 

 

 

 

 

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