消化管・腹膜 平成15年度卒業試験

全体としては77問で、そのうち75問がマークシート、残りの2問が耳鼻科からの出題。
※ 解答の○×は与えられた文章が正しい場合に○、間違っている場合に×をつけています。
※ 過去問参照は年度横のGは卒試を表し、末尾無印は大体同じ問題、(類)は選択肢が似ている問題、(参考)は参考程度。P-P[数字]は第1回講義プリントのページ、R-P[数字]はレジュメのページを表します。参考にどうぞ。
※ 問題54〜は参考程度です。

1. 潰瘍性大腸炎について正しいものはどれか。
a. 本邦では女性よりも男性に多い。
b. Crohn病よりもり患率が高い。
c. 一般人口よりも大腸癌の発生が高い。
d. 直腸はり患しないことが多い。
e. 栄養療法が治療の第1選択である。

1. R-P155。
a. × 性差はありません。
b. ○ 4倍くらい。
c. ○ 20-30倍。
d. × 直腸から口側に進行します。
e. × 薬物療法。栄養療法はその効果が疑問視されています。


2. 次の消化管疾患とX線所見で正しいものを選べ。
a. 単純性潰瘍 − Lead pipe appearans
b. Crohn病 − 縦走潰瘍
c. 腸結核 − 偽憩室
d. 腸重積 − Coiled spring sign
e. 潰瘍性大腸炎 − 輪状潰瘍
 1. a,b,c 2. a,b,e 3. a,d,e 4. b,c,d 5. c,d,e

2. H14-8(類)。
a. × 潰瘍性大腸炎
b. ○
c. ○
d. ○
e. × 腸結核
A.  4-[b,c,d]


3. クローン病の治療薬はどれか。
a. 副腎皮質ステロイド
b. メサラジン
c. 抗TNF-αモノクローナル抗体
d. NSAIDs
e. コルヒチン
 1. a,b,c 2. a,b,e 3. a,d,e 4. b,c,d 5. c,d,e

3. H14G-9(参考)。R-P120。
a. ○ 2nd。
b. ○ サリチル酸製剤。1st choice。
c. ○ 欧米では1st。
d. ×
e. × 痛風に用います。
A.  1-[a,b,c]


4. 下記の消化管ポリポーシスのうち、遺伝性のものはどれか。
a. Gardner症候群
b. Cowden病
c. 化生性ポリープ
d. Cronkhite-Canada症候群
e. Peutz-Jeghers症候群
 1. a,b,c 2. a,b,e 3. a,d,e 4. b,c,d 5. c,d,e

4. H14-16。H14G-6。
a. ○
b. ○
c. ×
d. ×
e. ○
A.  2-[a,b,e]


5. 早期大腸癌の定義はどれか。
1. 遠隔転移無し
2. 内視鏡的切除可能
3. 粘膜下層まで
4. 粘膜内
5. 腺腫

5. H14-15。
1. ×
2. ×
3. ○
4. ×  
5. ×  
『浸潤が粘膜下層までに留まる癌。リンパ節転移の有無は問わない。』


7. 正しいものを選べ。
a. 胃粘液は副細胞、表層上皮細胞より分泌される。
b. ペプシンは壁細胞より直接分泌される。
c. 胃全摘後患者は悪性貧血をきたすことがある。
d. 胃液の分泌は1日1から2リットルである。

7. R-P2。
a. ○
b. × 主細胞からペプシノーゲンが分泌されて、酸性下でペプシンとなります。
c. ○ Vit B12吸収障害のため。
d. ○


8. 正しいものを選べ。
a. D細胞より分泌されるソマトスタチンは胃酸分泌を抑制する。
b. セクレチンは十二指腸S細胞より分泌される。
c. セクレチンより胃酸分泌が促進される。
d. 壁細胞はガストリン刺激後プロテインキナーゼ活性で胃酸を分泌する。
 1. a,b,c 2. b,c,d 3. a,c,d 4. a,b,d 5. 全て

8. R-P2。
a. ○
b. ○
c. × 抑制
d. ○
A.  4-[a,b,d]


9. 正しいものを選べ。
a. 好酸球性胃腸炎では腹水がみられる。
b. 蜂巣織胃炎の起炎菌では腸球菌が多い。
c. 上腸間膜閉塞症では立位腹部単純写真でdouble bubble signがみられる。
d. Functional dyspepsiaでは胸やけがみられる。
 1. a,b  2. b,c  3. a,d  4. a,e  5. a,c,d

9. R-P81〜。選択肢4がa,cであればおそらくそちらが答えです。
a. ○ Klein分類Cで見られます。
b. × 70%が溶連菌。
c. ○
d. ○ 選択肢より。胸やけが見られるreflex-likeはGERDに分類と書いてあります。
A.  5-[a,c,d]


10. 正しいものを選べ。
a. 迅速ウレアーゼ活性は内視鏡検査を必要としない。
b. PPIはH2ブロッカーより胃酸を強く抑える。
c. 十二指腸潰瘍の再発に対してHpの除菌は有効である。
d. Hpは糞便中に検出される。
 1. a,b,c 2. a,b,d 3. a,c,d 4. b,c,d 5. 全て正解

10.
a. × 内視鏡で組織をとってくる必要があります。
b. ○ PPIはガストリンやACh刺激からの胃酸分泌も抑えます。
c. ○ 除菌しないと20%。すると2%。
d. ○ 球状体になって出てきます。
A.  4-[b,c,d]


11. 胃悪性リンパ腫について正しいものを選べ。
a. 潰瘍を形成するものが多い。
b. 開腹手術を行うことは稀である。
c. Bリンパ球が主体である。
d. 大部分は全身リンパ腫の転移である。
e. ピロリ菌除菌療法が有効である。
 1. a,b,c 2. a,b,e 3. b,c,d 4. a,d,e 5. c,d,e

11. H14-41。H14G-19。
a. ○ 多くは潰瘍型。
b. × 胃限局やリンパ節・多臓器浸潤例では開腹手術を行うことも。
c. ○
d. × 胃原発(MALT)。
e. ○ MALTリンパ腫はH. pyloriと関係があると考えられています。
A.  ?-[a,c,e]


12. 正しい組み合わせを選べ。
a. クローン病と潰瘍性大腸炎においてCTで鑑別は容易である。
b. 消化管癌の深達度診断にMRIはきわめて有用である。
c. 炎症性腸炎と大腸癌はCTで鑑別は容易である。
d. 虫垂炎の診断にCTは有用である。
 1. a  2. a,b  3. c,d  4. d  5. すべて

12. R-P14。
a. × 選択肢より。
b. × 超音波内視鏡が有用。MRは転移の有無を見るときに。
c. × 炎症と癌の鑑別は困難。
d. ○ 壁の肥厚が見られます。
A.  4-[d]


13. 正しいものを選べ。
a. 肝右葉背側にある無漿膜野のことをモリソン窩という。
b. 肝右葉の上部背側にある液体は腹水である。
c. 癌性腹膜炎は腹水が認められなくてもCTで診断出来ることがある。
d. 膵臓は頭部から尾部まで全て後腹膜内に存在する。
 1. a,b  2. a,c  3. c  4. b,d  5. すべて

13. R-P14〜。
a. × モリソン窩は肝右葉と右腎の間で、少量の腹水が一番最初にたまるところです。
b. × 右葉上部背側(無漿膜野)の背側の液体は胸水です。
c. ○ omental cakeが見えるとき。
d. × 脾門に近い膵尾部は腹膜に覆われています。
A.  3-[c]


14. 食道の解剖について誤りを一つ選べ。
1. 食道の上皮は重層扁平上皮である。
2. 食道は左気管支の後ろを通る。
3. 筋層は二層の平滑筋からなる。
4. 生理的狭窄部位は3ヶ所ある。
5. 噴門部の構造は逆流防止に重要である。

14. R-P60。
1. ○
2. ○
3. × 上部1/3は横紋筋、下部1/3は平滑筋、中間は混合。
4. ○ 上から食道入口部、気管分岐部、横隔膜貫通部。
5. ○


15. 食道の病変について正しい組み合わせを選べ。
a. Zenker憩室は牽引性憩室である。
b. 特発性食道破裂は下部食道に起こりやすい。
c. 腐食性食道炎は晩期に食道癌を合併することがある。
d. 食道アカラシアの原因は神経叢の消失による弛緩不全にある。
e. 食道の良性腫瘍で最も頻度の高いのは線維腺種である。
 1. a,b,c 2. a,b,e 3. a,d,e 4. b,c,d 5. c,d,e

15. R-P67〜。
a. × Rokitansky憩室
b. ○ 下部1/3、左壁側に多い。
c. ○
d. ○
e. × 平滑筋腫
A.  4-[b,c,d]


16. 胸部食道癌の根治手術について正しいものを選べ。
a. 左開胸で行う。
b. 再建臓器は空腸が第一選択である。
c. 再建ルートは後縦隔経路が最短である。
d. 胸壁前経路は縫合不全が起こりやすい。
e. 反回神経周囲のリンパ節転移の頻度が高い。
 1. a,b,c 2. b,c,d 3. a,b,e 4. a,d,e 5. c,d,e

16. H14-55(類)。R-P71〜。
a. × 右開胸が一般的。
b. × 胃。
c. ○
d. ○ けれども、処置は容易。
e. ○ 選択肢より。
A.  5-[c,d,e]


18. 絞扼性イレウスについて正しいものを選べ。
a. 聴診上腸蠕動音が亢進している。
b. 節遮断剤を投与しても腹痛が軽減しない。
c. 腹膜刺激症状が認められる。
d. 腹部エコーで腹水が認められる。
e. 腹部エコーで拡張腸管の腸内容の移動が認められる。

18.
a. × 循環障害のため蠕動は低下ないし停止。よって音は減弱。
b. ○ 節遮断薬は腸蠕動を抑えるものですが、すでに停止しているため無効です。
c. ○ 血性滲出物によるものです。
d. ○
e. × 蠕動停止のため、to and froは見られません。


19. 急性出血性直腸潰瘍について正しいものを選べ。(正しいもの3つの組み合わせを選ぶ5者択一)
a. 腹痛が先行する。
b. 寝たきりの高齢者に多い。
c. 直腸上部の円形単発潰瘍が多い。
d. 突然の新鮮血下血で発症する。
e. 排便時のいきみが関係する。

19.
a. × 無痛性です。
b. ○ 何らかの基礎疾患を持つ寝たきりの高齢者に多いそうです。
c. × 直腸下部に不整形潰瘍が単発あるいは多発します。
d. ○
e. ? 問題文からは○となるのですが、わかりません。


20. 消化管出血について正しいものを選べ。
a. 食道静脈瘤の出血にはエタノール局注が効果的である。
b. 胃潰瘍は胃癌より吐血の頻度が少ない。
c. 吐血をみたら最初に行うのは緊急内視鏡である。
d. 胃潰瘍は動脈性出血を来すことがある。
e. NSAIDsは消化管出血の原因となることがある。
 1. a,b  2. b,c  3. c,d  4. d,e  5. a,e

20. R-P165〜。
a. × 硬化療法が効果的。
b. × 胃潰瘍のほうが出血しやすいため吐血の頻度は上です。
c. × ショックがあればショック対策。その後胃管挿入と胃内洗浄を行ってから緊急内視鏡。
d. ○
e. ○
A.  4-[d,e]


21. AGMLの原因として考えられるものはどれか
a. 絶食
b. ストレス
c. NSAID
d. カルシウム拮抗薬
e. 抗コリン薬
 1. a,b  2. a,e  3. b,c  4. c,d  5. d,e

21. R-P166やR-P81。
a. ×
b. ○
c. ○
d. ×
e. ×
急性胃粘膜病変(AGML)とは急性のびらん+胃炎+潰瘍。アルコール、NSAID、ストレスなどが原因で急激に発症し、上腹部痛を伴います。PPIや絶食が有効。
A.  3-[b,c]


24. 潰瘍性大腸炎とCrohn病について正しい組み合わせを選べ。
a. 潰瘍性大腸炎では血管内皮細胞下の泡沫細胞出現が特徴的組織所見といえる。
b. 潰瘍性大腸炎では組織学的に杯細胞減少(goblet cell depletion)が特異的所見である。
c. 両疾患とも長期(10年以上)経過例ではしばしば癌を合併することがある。
d. Crohn病では乾酪性類上皮細胞肉芽腫の出現が特徴的組織所見である。
e. Crohn病では全層性炎症や裂溝が特徴的組織所見である。
 1. a,b  2. a,c  3. b,d  4. c,e  5. d,e

24. H14G-32(類)。R-P18。
a. × 内皮下泡沫細胞と血管硝子化は放射線性腸炎の特徴。
b. × 細菌性腸炎でも見られるので特異的ではありません。
c. × Crohnの癌合併は稀。
d. × 非乾酪性。乾酪性は結核。
e. ○
A.  ?-[e]


25. 間違っているものを1つ選べ。
a. 口腔、喉頭の悪性腫瘍では高率に消化管、呼吸器に重複癌が認められる。
b. う歯、喫煙歴、飲酒歴がある場合には、口腔癌に注意が必要である。
c. 口腔癌で最も部位的に多いのは舌癌である。
d. 口腔癌の組織型としては腺癌が多い。
e. 初期の口腔癌は切除や放射線で治療可能であるが、比較的早期にオトガイ下、顎下部、頚部に転移をきたす。

25. H14G-33。
a. ○
b. ○
c. ○
d. × 扁平上皮癌
e. ○


26. 間違いを1つ選べ。
a. 口蓋扁桃に原発する癌は口腔癌に分類される。
b. 中咽頭癌の組織は分化度が高い扁平上皮癌が多い。
c. 中咽頭癌の原発巣の治療には手術と放射線がある。
d. 中咽頭癌の切除に伴う組織欠損は前腕皮弁や大胸筋皮弁によって形成される。
e. 頚部リンパ節転移に対しては頚部廓清術が行われる。

26. H14-70。
a. × 口蓋扁桃は中咽頭。
b. ○
c. ○
d. ○
e. ○


27. 間違いをひとつ選べ。
a. 下咽頭癌、喉頭癌では声帯が固定していればTNM分類でT2以上である。
b. 進行した下咽頭癌症例では化学療法、放射線療法のみでは完全治癒が難しく、咽頭、喉頭、頚部食道合併切除が行われる。
c. 下咽頭癌は進行例が多く頚部リンパ節転移の頻度が高い。
d. 下咽頭癌の頚部リンパ節転移に対して頚部廓清術が行われる。
e. 下咽頭癌の咽頭、頚部食道切除後の再建には遊離空腸を用いることが多い。

27. H13G-12。
a. × 片側固定はT3なのでT3以上。
b. ○
c. ○
d. ○
e. ○


28. 右下腹部に腫瘤を触知するのはどれか
a. 回腸悪性リンパ腫
b. 虫垂炎
c. 潰瘍性大腸炎
d. 卵巣嚢腫
 1. a,b,c 2. b,c,d 3. a,b,d 4. a,d  5. すべて

28. H14G-36。
a. ○
b. ○ 高齢者に多い。
c. × まれ。
d. ○
A.  3-[a,b,d]


29. 虫垂の疾患について正しいものはどれか。
a. 虫垂は大腸の中でもカルチノイドの多い部位である。
b. 老人の虫垂炎では白血球が上昇しないことがある。
c. 虫垂の良性腫瘍でも粘液水腫をきたす。
d. 小児の虫垂炎では穿孔は少なく、抗生物質投与による保存的治療が多い。
 1. a,b,c 2. b,c,d 3. a,b,d 4. a,c,d 5. 全て

29. H14G-38(参考)。R-P129〜。
a. ○ 1位虫垂2位直腸。
b. ○ むしろ減少することも。
c. ○ mucinous cystadenomaで。
d. × 6歳以下は穿孔が多い。


30. クローン病の手術適用で多いのはどれか。
a. 癌合併
b. 狭窄
c. 瘻孔形成
d. 腹膜内腫瘍、炎症性腫瘤形成
 1. a,b,c 2. b,c,d 3. a,b,d 4. a,c,d 5. すべて

30.
a. × 0.45-1.1%と多くはないです。
b. ○ &閉塞が70%近くで1位。
c. ○ 10-20%ぐらい。
d. ○ 12-25%。
A.  2-[b,c,d]


31. 直腸癌の手術で、術後のQOLを向上させる目的であるのはどれか。
a. 自律神経温存術
b. 側方郭清
c. 腹腔鏡補助下手術
d. total mesorectal excision
 1. a,b  2. b,c  3. b,d  4. a,c  5. c,d

31. H14G-39。R-P145。
a. ○ 排尿・性機能の温存。
b. × 再発率低下。
c. ○ 術創が目立ちません。
d. × 癌細胞がばらまかれないため、再発率が低下します。
A.  4-[a,c]


32. 排便の異常を主訴とする疾患はどれか?
a. 直腸癌
b. 過敏性腸症候群
c. 子宮内膜症
d. 直腸粘膜脱症候群
 1. a,b,c 2. b,c,d 3. a,b,d 4. a,c,d 5. 全て

32. H14G-41(類)。よくわかりません。
a. ○ 下血・便秘・便柱狭小。
b. ○ 下痢・便秘・腹痛。
c. × 生理と一致する疼痛、が多い。
d. ○ 下血・排便困難
A.  3-[a,b,d]


34. 大腸全摘・回腸肛門吻合術の適応となる疾患を選べ。
a. 大腸クローン病
b. 潰瘍性大腸炎
c. 家族性大腸腺腫症
d. 慢性便秘症
 1. a,b  2. b,c  3. c,d  4. b,d  5. a,c

34.
a. × 再発が多いため、QOL向上を目的としたminimalの手術(狭窄ぎりぎりをとるなど)を行います。
b. ○ 標準的。
c. ○ 直腸病変が強い場合。弱ければ、全結腸摘出・回腸直腸吻合術を行います。
d. × 主に内科的治療。器質性病変による場合は手術を考えます。
A.  2-[b,c]


36. 正しい組み合わせを選べ。
a. 体性痛腹痛はA繊維を介して伝達され、鋭い痛みである。
b. 体性痛腹痛には鎮痛剤が有効である。
c. 放散痛は内臓性腹痛である。
d. 内臓性腹痛は限局性・持続性である。
e. 内臓性腹痛では体動で増悪する。
 1. a,b,c 2. a,b,e 3. a,d,e 4. b,c,d 5. c,d,e

36. H14-4(類)。P-P2〜。
a. ○
b. ○
c. ○
d. × 局在に乏しく、間歇的。
e. × 軽減する
A.  1-[a,b,c]


37. 正しい組み合わせを答えよ。
a. 健常人の消化管内の気体量は1000ml程度である。
b. 腹膜炎では浸出性腹水が認められる。
c. 消化管内の水分の大半は小腸で吸収される。
d. 健康人の糞便中水分量は一日100ml程度である。
e. 分泌性下痢は絶食により消失する。
 1. a,b,c 2. a,b,e 3. a,d,e 4. b,c,d 5. c,d,e

37. P-P6〜。
a. × 100ml
b. ○
c. ○
d. ○ 100-200ml。
e. × 腸管分泌が原因なので絶食しても消失しません。
A.  4-[b,c,d]


38. 以下のうち、便秘を来たしやすい薬物はどれか(3つ)
a. カルシウム拮抗薬
b. 抗コリン薬
c. 抗うつ薬
d. 麻薬
e. 抗生物質

38. P-P6。
a. ×
b. ○
c. ○
d. ○
e. ×
書いてあるのは、抗鬱剤、抗コリン剤、制酸剤、麻薬、造血剤、下剤・浣腸の乱用。これらは単純性便秘の原因となります。


39. 消化管出血に関する次の問に答えよ。
a. 吐血による出血は酸性を呈す。
b. 喀血による出血は暗赤色を呈す。
c. 上部消化管からの出血による下血は鮮紅色を呈す。
d.
e. テネスムスは遠位大腸の病変が原因である。
 1. a,b  2. a,e  3. b,c  4. c,d  5. d,e

39. P-P9。
a. ○ 胃液と反応するため。
b. × 鮮紅色
c. × 硫化水素によってタール様便 (黒)となります。
d. × 選択肢から×のはず。
e. ○
A.  2-[a,e]


41. 幽門側胃切除で結紮するのは?
a. 右胃動脈
b. 上膵十二指腸動脈
c. 胃十二指腸動脈
d. 短胃動脈
e. 右胃大網動脈

41. H14-37。
a. ○
b. ×
c. ×
d. ×
e. ○
左の胃・胃大網動脈も結紮切離します。ちなみに胃全摘の際には、左胃大網動脈ではなく、脾動脈を結紮切離します。


42. 胃切除後の障害について、誤っているものを1つ選べ。
a. ビタミンB12吸収障害による貧血にはビタミンB12の内服が有効である。
b. 巨赤芽球性貧血は、胃全摘後5-7年で発生することがある。
c. 骨代謝異常による骨粗鬆症の発生をみることがある。
d. 輸入脚症候群の手術治療にはBraun吻合がある。
e. 吻合部潰瘍の発生頻度は、Billroth U法再建後に多い。

42. H14-38。誤りは2つあります。
a. × 内因子が足りないので内服しても吸収されません。
b. ○
c. ○
d. ○
e. × 再建術式による差は顕著ではないようです。


44. 胃悪性リンパ腫について正しいものを選べ。
a. 潰瘍を形成するものが多い。
b. 開腹手術を行うことは稀である。
c. 胃癌に比べて予後が悪い。
d. 大部分は全身リンパ節の転移である。
e. 胃肉腫のなかで最も頻度が高い。
 1. a,b  2. a,e  3. b,c  4. c,d  5. d,e

44. H14-41。
a. ○ 潰瘍型が多いそうです。
b. × 進行した症例で胃限局の場合などは胃全摘を行います。
c. ×
d. × 胃原発(MALT)
e. ○ 60%ぐらい。
A.  2-[a,e]


46. 消化管出血について正しいものを選べ。
a. 胃腫瘍は胃潰瘍より出血をおこす頻度は少ない。
b. Mallory-Weiss症候群は激しい嘔吐後に発症することが多い。
c. 胃潰瘍は動脈性の出血を来すことがある。
d. 食道静脈瘤の出血は高アンモニア血症の原因とはならない。
e. 消化管出血によりショックをおこすことはない。
 1. a,b,c 2. a,b,e 3. a,d,e 4. b,c,d 5. c,d,e

46. H14-45。
a. ○ 1位潰瘍2位腫瘍。
b. ○ 嘔吐により腹腔内圧が上昇することが原因。
c. ○ 動脈性出血では血が噴き出します。
d. × 血液が腸管を流れてしまうことがいけないみたいです。
e. × しばしば。
A.  1-[a,b,c]


47. 胃癌の転移について正しいものはどれか。
a. 右鎖骨上窩の転移もVirchow転移という。
b. リンパ節の転移は粘膜内癌でも認められる。
c. 肝転移は高分化腺癌に多い。
d. 胃癌手術後再発で最も多いのは腹膜播種性転移である。
e. Krukenberg tumorは閉経後婦人に多い。
 1. a,b,c 2. a,b,e 3. a,d,e 4. b,c,d 5. c,d,e

47. H14-46。
a. × 左のみ。
b. ○
c. ○
d. ○
e. × 閉経後は少ないです。
A.  5-[b,c,d]


48. 次の中で正しい組み合わせを選びなさい。
a. 固形癌において手術時すでに微小転移が存在している可能性がある。
b. 原発巣切除により転移巣が増大することがある。
c. 術中操作による腫瘍細胞散布の可能性はない。
d. 癌の切除では治癒切除であれば、再発は認められない。
 1. a,b  2. a,c,d 3.  4. d  5. 全て

48. H14-49。R-P105。
a. ○
b. ○
c. ×
d. ×
A.  1-[a,b]


49. 細胞死について正しいものの組み合わせを選びなさい。
a. 細胞死には大きく分けてアポトーシスとネクローシスがある。
b. 抗癌剤は細胞にアポトーシスをおこす。
c. 核の分断化はアポトーシスの特徴である。
d. アポトーシスは遺伝子発現によって制御された細胞死である。
 1. a,b  2. a,c,d 3. d   4. 全て

49. H14-50。
a. ○
b. ○
c. ○
d. ○
A.  4-[全て]


50. 癌化学療法について正しい記述は次の内どれですか。
a. 同じ臓器の癌でも、腫瘍により抗癌剤効果性は異なる。
b. 抗癌剤の投与量は多ければ多い程有効である。
c. 複数の抗癌剤を併用することは効果増強の面のみならず副作用低下の面で有用である。
d. 抗癌剤の効果を増強する薬剤を併用することをBiochemical Modulation(BCM)という。
 1. a,b  2. b,c 3. a,c,d 4. dのみ 5. 全て

50. H14-51。b.が微妙です。
a. ○
b. ○ 抗腫瘍効果という面では有効。でも副作用も増強します。
c. ○
d. ○ 抗癌剤にある薬剤を併用し、抗癌剤の薬理的動態を変化させ、抗癌剤の効果を特異的に増強したり、抗癌剤の毒性を特異的に軽減したりすること。
A.  5-[全て]


54. 39歳男性。2週間前より感冒様症状にて近医受診。投薬を受けてから心窩部痛出現。薬局でH2ブロッカーを購入して服用することで症状改善したが、気になって検査のために当院を受診。上部消化管内視鏡写真を示す。疾患は次のどれか。(写真は胃の白苔と発赤を伴う治癒期の潰瘍でした)
a. 薬剤性潰瘍
b. AGML
c. 早期胃癌
d. 再発性胃癌
e.

54. 投薬を受けてから、という記述と内視鏡写真が潰瘍治癒期だということから、薬剤性潰瘍といえそうです。
A.  a.


55. 症例は45歳男性。平成15年7月、背部痛出現。徐々に症状増悪し、強い心窩部痛を伴ってきたため来院。外来にて施行した上部消化管内視鏡検査(図55)を示す。 もっとも適切な治療法はどれか。(択一)
a. プロトンポンプ阻害剤投与
b. 胃管挿入
c. 粘膜防御因子増強剤投与
d. プロスタグランジン製剤投与
e. 内視鏡的止血術


56. 70歳男性。食道内視鏡検査結果(図56-1:通常観察、図56-2:ヨード染色)を示す。内視鏡検査所見より考えられる疾患について正しいものを選べ。
a. 超音波検査が病変の深達度に有用である。
b. ヨード染色で褐色に染まった部分を中心に病変が存在する。
c. 硬化療法の良い適応である。
d. 治療法は手術、放射線、化学療法がある。
e. 喫煙、高濃度のアルコール摂取が発症の危険因子である。
 1. a,b,c 2. a,b,e 3. a,d,e 4. b,c,d 5. c,d,e

56. ヨードに染まらない→食道癌の可能性が大です。
a. ○
b. × 染まるのは正常細胞。
c. × 食道静脈瘤に行います。
d. ○
e. ○
A.  3-[a,d,e]

コメント:画像は表在癌0-IIbを思わせる平坦な粘膜面で、病変部と思われる部分はヨードで染まっていませんでした。
* 出題された画像と似ている画像。


57. 42歳女性。3年前から嚥下困難を自覚していたが,最近症状が増悪してきたため来院した。食道造影写真(図57)を示す。この疾患に関して正しい組み合わせはどれか。
a. 24時間pHモニタリングが診断に必要である。
b. 食道内圧測定が診断に有用である。
c. 下部食道括約筋の静止圧が亢進している。
d. 長期罹患例では食道癌の合併がみられる。
e. 内科的な治療としてプロトンポンプ阻害薬が有効である。
 1. a,b,c 2. a,b,e 3. a,d,e 4. b,c,d 5. c,d,e
注)図57:おそらくS状型のアカラシアです。

57. S状型アカラシア(一番進んだ形です)として考えます。
a. × 逆流性食道炎に。
b. ○ アカラシアでは内圧上昇。
c. ○
d. ○
e. × これも逆流性食道炎に。
A.  4-[b,c,d]


58. 67歳の男性。1ヶ月前から嚥下困難を生じ、5kgの体重減少を認めた。来院時の食道造影写真(胸部上部?食道に狭窄像)を示す。正しいものを選べ。
a. 飲酒、喫煙が発症のリスク因子となる。
b. 治療方針決定のために気管支鏡検査が有用である。
c. 頸部リンパ節へ転移しやすい。
d. 胸部上部に好発する。
e. 扁平上皮由来である。
 1. a,b,c 2. a,b,e 3. a,c,e 4. b,c,d 5. c,d,e

58. 選択肢から食道癌ではないかと
考えられます。問題文からは、高齢で体重減少が顕著なことから考慮しようかな、というぐらいです。
a. ○
b. × 超音波内視鏡が有用。
c. ○
d. × 胸部中部
e. ○ 90%以上。
A.  3-[a,c,e]


60. 22歳男性。飲酒後、数回嘔吐し、鮮血の混じったものをはいた。血圧120/58、Hb12.3、WBC7800。診断は何か。※内視鏡画像あり
a. 食道アカラシア
b. 逆流性食道炎
c. 食道癌
d. マロリーワイス
e. ?
 1. a   2. b   3. c   4. d   5. e

60. H14G-55 血液検査に異常はなく、もし数回の嘔吐の後半に鮮血を吐いたならば、Mallory-Weissでしょう。内視鏡画像により食道静脈瘤破裂やBoerhaaveとの鑑別が必要です。
A.  おそらく4-[d]

61. 59才男性、便鮮血陽性を指摘され、精査を受けた。(図がありました。大腸の二重造影でアップルコアサインがありました)
a. 大腸の二重造影である。
b. 病変はS状結腸である。
c. 小腸の造影はされていない。
d. 虚血による浮腫がある。
e. いわゆるapple core signがある。
 1. a,b  2. a,e  3. b,c  4. c,d  5. d,e

61. apple core signは癌によって大腸が狭窄し、注腸造影でかじったリンゴの芯のようにそこだけ細くみえるものです。
A.  2-[a,e]


62. 写真は66歳女性の胃切除標本の肉眼写真(図62-1)、割面の肉眼写真(62-2)、HE標本の顕微鏡写真(図62-3)である。診断は次の中のどれが適当であるか。
a. Uc型早期癌で分化型癌
b. Uc型早期癌で未分化型(低分化型)癌
c. 2型(潰瘍限局型)進行癌で分化型癌
d. 4型(びまん浸潤型)進行癌で分化型癌
e. 4型(びまん浸潤型)進行癌で未分化型(低分化型)癌


63. 大腸のある疾患の生検組織図がある。この疾患について正しいのはどれか?(多分虚血性腸炎の組織)
a. 類上皮細胞肉芽腫をしばしば認める。
b. 著明な好中球浸潤をしばしば認め、陰窩膿瘍をしばしば認める。
c. 偽膜が特徴的所見で、原因はclostridium difficileの毒素による。
d. (ghost crypts)が特徴的所見である。←すいません、ghost cryptsの日本語忘れました。
e. 担鉄細胞をしばしば認める。
 1. a,b  2. a,c  3. b,d  4. c,e  5. d,e

63. 虚血性腸炎として考えます。
a. × Crohnなど。
b. × U.C.など。
c. × 偽膜性大腸炎。
d. ○
e. ○
A.  5-[d,e]


64歳女性。1ヶ月前より腹部膨満感を認め、便・ガスの排出がすくなくなり、体重が5キロ減少した。図64にこの患者の腹部エックス線単純撮影を示す。

64. 図64について正しいのはどれか。
a. 下行結腸から近位側結腸にかけて便の貯留を認める。
b. S状結腸から直腸にかけては便の貯留は認めない。
c. ただちに下剤を投与して、便の排出をはかるべきである。
 1. a  2. b  3. a,b  4. b,c  5. すべて


65. 考えられる病名は?
1. 慢性便秘症
2. 直腸癌
3. 潰瘍性大腸炎
4. 直腸脱


66. 75歳女性。40歳の時子宮癌の治療を受けている。2日前から発熱と腹痛があり、尿に空気が混じるようになった。逆行性直腸造影を示す。
a. S状結腸は狭くなっている。
b. 小腸が早期に描出され、直腸と瘻孔を認めている。
c. 膀胱との瘻孔ははっきりしない。
 1. a,b  2. b,c  3. a,c  4. 全て○ 5. 全て×


67. 48歳女性。空腹時上腹部痛を主訴として来院。上部消化管X線検査を行った。その一部を示す。主に描出されている部位はどこか。
a. 胃噴門部
b. 胃体上部
c. 胃体下部
d. 胃角部
e. 幽門前庭部


68. 50歳の男性。昨夜より悪心、嘔吐がおこり、次第に腹痛が増強してきたため来院した。腹部単純X線像を下に示す。適切な処置はどれか。
a. 絶飲食
b. イレウス管の挿入
c. 高圧浣腸
d. 下剤の投与
e. 栄養輸液
 1. a,b,c 2. a,b,e 3. a,d,e 4. b,c,d 5. c,d,e


70. 60歳の女性。2ヶ月前から食後の胃部不快感が続くために来院した。発熱や体重減少はない。胃内視鏡写真(図70-1)と胃生検HE染色標本(図70-2)を示す。診断はどれか。
a. Curling潰瘍
b. Borrmann1型胃癌
c. Borrmann2型胃癌
d. 平滑筋肉腫
e. 悪性リンパ腫
図70-1  約4分の3周の周堤を伴った潰瘍性病変(一見したところtype2胃癌かと思われたが・・・)
図70-2  視野全体にリンパ球と思われる細胞が極多数見られる(恐らく悪性リンパ腫だろう・・・)


71. 68歳の男性。今朝からめまいが出現し、黒色便に気付き来院した。脈拍128/分,整。血圧 100/52 mmHg,意識清明。(血液所見) 赤血球 220万/μl、 Hb 6.0g/dl、 Ht 20.0%、白血球 9000/μl、血小板 48万/μl。 (血液生化学)総蛋白 6.0g/dl、 Alb 3.0g/dl、 BUN 80mg/dl、クレアチニン 3.4mg/dl、総ビリルビン 1.0mg/dl、GOT 30U/L、GPT 28U/L、胃内視鏡写真を示す。適切な処置はどれか。(図71:胃内視鏡写真・・・白苔に覆われ、一部血管の露出している潰瘍が認められる。)
a. 輸血
b. 血液透析
c. ウロキナーゼ投与
d. プロトンポンプ阻害薬の点滴静注
e. 内視鏡下エタノール局所注入
 1. a,b,c 2. a,b,e 3. a,d,e 4. b,c,d 5. c,d,e

71. 黒色便や血液検査の結果、胃内視鏡写真の描写から出血性の胃潰瘍が予想されます。
A.  3-[a,d,e]


72. 国試89D-12と同じ。65歳男性。生来健康であったが、定期健康診断の胃造影検査で異常があると言われて来院した。胃内視鏡写真と胃生検HE染色標本とを別に示す。診断はどれか。
a. 過形成性ポリープ
b. Ua型早期胃癌
c. 1型進行癌
d. 平滑筋腫
e. 腺腫
確か、内視鏡の写真はもう何個か隆起性病変があった気がする・・・


73. 45歳男性、胃癌の診断にて胃亜全摘術を受けた。術後8日目に38.5度の発熱と右上腹部痛を訴えた。赤血球340万、Hb 11g/dl、白血球12800、血小板18万、X線造影所見を示す。(造影剤からの漏出)適切な処置を選べ。
a. 絶食
b. 抗生物質の投与
c. 膵酵素阻害薬
d. 輸血
e. 栄養輸液
 1. a,b,c 2. a,b,e 3. a,d,e 4. b,c,d 5. c,d,e

73. 胃亜全摘、術後8日、造影剤の漏出というところから、縫合不全が疑われます。この場合、絶食+栄養輸液により管の安静化と自然治癒をねらいます。
A.  2-[a,b,e]


74. 66歳男性、胃癌検診で造影にて3cmの腫瘤が見つかったので精査のため来院した。内視鏡を行った。この疾患にあてはまるものを選びなさい。(粘膜下腫瘍っぽい所見が画像上示されている)
1. 早期胃癌Ua
2. Borrmann2型胃癌
3. briding foldを認める
4. 出血や壊死は認めない
5. EMRの適応がある

74. 粘膜下腫瘍では、bridging foldや臍窩を認めることがあります。
1. ×
2. ×
3. ○
4. ×
5. ×


75. 30歳、男性。突然の腹痛を主訴に来院した。立位正面単純X線画像を示す(左横隔膜以下に胃泡とは別のリークあり)。腹部全体のディファンス(+)、RBC456万/μl、WBC11000/μl、血圧110/60、脈拍120 診断は何か。
1. 肺梗塞
2. 胃十二指腸潰瘍穿孔
3. 急性膵炎
4. 急性虫垂炎穿孔
5. 急性胆嚢炎

75. free airが見られるようなのでおそらく消化管の穿孔。あとはよくわかりません。


76. 中年の男性。喫煙40本/日、ウイスキーボトル半分/日。ファイバーにて梨状陥凹に腫瘤を認める。左声帯固定しているが、軟骨などへの浸潤はなし。両側頚左右1個ずつリンパ節転移あり、大きいほうは径2p。肺に転移あり。(このような主旨の問題文に、腫瘤の画像がついている)この疾患の診断名とTNM分類を答えよ。

76. 梨状陥凹は下咽頭。片側声帯固定で浸潤なしなのでT3。両側転移6p以下なのでN2c。肺転移ありなのでM1。
A. 梨状陥凹癌、T3N2cM1

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