1.成人股関節の診察の仕方について正しいものを選びなさい。(2001年卒試8番参照)
1.外転筋筋力低下でTrendelenburg sign 陽性となる。○
2.肢位に関わらずSMDは変化しない。 ×
3.大腿周囲径は大腿のほぼ中間の部位で測定する。 ×
4.屈曲制限の検査としてThomas test が用いられる。 ○
5.Scarpa三角は鼠径靭帯の遠位に存在する。 ○
a.123 b.125 c.145 d.234 e.345 (解答) c
3.大腿骨頭壊死にかかわる因子を選択しなさい。
1.肥満 ×
2.高血圧 ×
3.飲酒 ○
4.ステロイド服用 ○
5.糖尿病 ×
a1,2 b1,5 c2,3 d3,4 e4,5 (解答)d
4.初期変形性股関節症の適応となりうる手術法はどれか.(2000年卒試47番参照)
(1).骨盤骨切り術(寛骨臼移動術) ○
(2).大腿骨内反骨切り術 ○
(3).大腿骨外反骨切り術 ×
(4).人工大腿骨頭置換術 ×
(5).人工股関節全置換術 ×
a.(1)(2) b.(1)(5) c.(2)(3) d.(3)(4) e.(4)(5) 解答 a
5.次のうちから変形性股関節症を来すものを選びなさい
a 中心性脱臼 ○
b 大腿骨頭骨折 ○
c 大腿骨頭の後方脱臼 ○
d 大腿骨頚部内側骨折 ○
e 大腿骨頚部外側骨折 ×
6.脊椎・脊髄の解剖について、正しい組み合わせを一つ選べ。
1)環軸椎の安定性は、主に後縦靱帯によってもたらされている。 ×環椎黄靭帯による
2)腰椎すべり症は、必ず分離症を伴っている。 ×変性によるすべり症もある
3)脊髄灰白質の傷害により髄節徴候(Segmental sign)が生じる。 ○
4)脊髄は一般に第1腰椎〜第2腰椎レベルに下端がある。 ○
5)ルシュカ(Luschka)関節は頸椎に特徴的である。 ○
a 1,2,3 b 1,2,5 c 1,4,5 d 2,3,4 e 3,4,5 (解答) e
7.正しい組み合わせを選べ
1.Jepherson fractureとは環椎破裂骨折のことである ○
2.C5/6の脱臼骨折では横隔膜麻痺が起こり致死的な呼吸障害を生じる ×C4損傷の時横隔膜が麻痺する
3.重篤な脊髄損傷では受傷直後より痙性麻痺を呈する ×直後は弛緩性麻痺を呈する
4.通常、麻痺は仙髄レベルより回復する ○
5.胸腰椎部の圧迫骨折では通常麻痺は生じない ○
a:123 b:125 c:145 d:234 e:345 (解答)c
8.次の組合せのうち適切なものはどれか。(2001年卒試30番参照)
1 Tinel's sign 先天性股関節脱臼 ×
2 Spurling test 頚椎椎間板ヘルニア ○
3 Wright test 胸郭出口症候群 ○
4 Horner sign 腕神経叢引抜き損傷 ○
5 Lasegue's sign 腰部脊柱管狭窄症 ×
選択肢は国試と一緒
9.思春期特発性側彎症について正しいものを選べ。(2000年卒試34番参照)
(1)85%は女児で、右凸胸椎側彎が多い。 ○
(2)神経学的異常を伴うことが多い。 ×
(3)ほとんどの症例で手術が必要となる。 ×
(4)装具治療は成長終了以降は通常続けることはない。○
(5)rib humpは椎体の回旋により生じる。 ○
a:123 b:125 c:145 d:234 e:345 (解答) c
10.腰椎椎間板ヘルニアについて誤っているものを選べ。 (2000年卒試35番参照)
1 L4/5 椎間のヘルニアでは、通常L5神経根が障害される。 ○
2 S1神経根が障害された場合、FNSTが陽性になることが多い。 ×
3 MRIは診断に有用ではない。 ×
4 下肢の腱反射は亢進する。 ×
5 保存的治療で軽快する症例が多い。 ○
a 1,2,3 b 1,2,5 c 1,4,5 d 2,3,4 e 3,4,5 (解答)d
11.腰椎脊柱管狭窄症について正しい組み合わせを1つ選べ。(2001年卒試33番参照)
1) 間欠性跛行が特徴的である。 ○
2) 黄色靱帯の肥厚が病態では重要である。 ○
3) 手術的には、突出した椎間板の摘出が不可欠である。 ×
4) 時に腰椎すべり症を認めるが、その場合通常分離症も合併する。 ×
5) 若年者(40歳以下)には殆どまれである。 ○
a 1,2,3 b 1,2,5 c 1,4,5 d 2,3,4 e 3,4,5(解答)b
12.正しいものを1つ選べ(2000年卒試36番参照)
a.いわゆる五十肩では,疼痛が主体で可動域制限は認めない.×
b.いわゆる五十肩は,変形性肩関節症と同義である. ×
c.肩関節は生体内で最も可動域の大きな関節である. ○
d.肩関節の運動は,肩甲上腕関節のみによってなされる. ×
e.肩関節の外転は,主に上腕二頭筋によりなされる. ×
13.外傷性肩関節脱臼について正しいものはどれか。(2000年卒試37番参照)
(1)前方脱臼に比べて後方脱臼の方が圧倒的に多い。 ×
(2)脱臼後は拘縮予防のため関節を固定してはならない。 ×
(3)上腕骨骨頭後外側の圧迫骨折をHill-Sachs lesionと呼ぶ。 ○
(4)apprehension signとは脱臼肢位を強制した際の不安感を指す。○
(5)高齢者の脱臼ほど反復性になりやすい。 ×
a.(1)(2) b.(1)(5) c.(2)(3) d.(3)(4) e.(4)(5) (解答)d
14.腱板断裂について、正しい組み合わせを選べ
1.最も損傷されやすい腱は棘下筋腱である ×棘上筋が最も損傷されやすい
2.肩関節の外転が障害される ○
3.関節造影で、造影剤の肩包下滑液包への漏出が認められれば、確定診断となる ○
4.drop arm testが陽性となることはない ×
5.手術適応はない ×
a.1,2 b.1,5 c.2,3 d.3,4 e.4,5 (解答)c
15.肘関節について誤っているものを選べ。
(1)肘関節は上腕骨、橈骨、尺骨より構成される。 ○
(2)肘関節の伸筋は上腕三頭筋である。 ○
(3)肘内障は肘関節の後方脱臼であり、小児に発生しやすい。×
(4)上腕骨外側上顆炎は別名野球肘と呼ばれる。 ×テニス肘
(5)離断性骨軟骨炎の好発部位は肘頭である。 ×上腕骨小頭
16.小児の上腕骨外顆骨折で起こりうる合併症について正しい組み合わせを1つ選びなさい。(2002年概説97番参照)
1 volkmann阻血性拘縮 ×
2 内反肘 ×
3 外反肘 ○
4 遅発性尺骨神経麻痺 ○
5 偽関節 ○
a 1,2,3 b 1,2,5 c 1,4,5 d 2,3,4 e 3,4,5(解答)e
17.膝関節について正しいものの組み合わせを選べ
1 膝関節は骨性に安定した関節である ×
2 階段昇降時、膝関節には体重の3〜4倍の負荷が作用している ○
3 骨端線離解は、すべて保存的治療の適応である ×
4 離断性骨軟骨炎は大腿骨外側顆に好発する ×内側顆に好発する
5 関節内骨折の治療では解剖学的整復と早期運動が重要である ○
a 1,2,3 b 1,2,5 c 1,4,5 d 2,3,4 e 3,4,5
18.膝半月板について誤ったものの組み合わせを選べ。
1)半月板の外周には血行がないため、同部の断裂は縫合術の適応にならない。 ×周囲に一部血行あり
2)McMurry testは半月板損傷の診断において有用である。 ○
3)円板状半月板は外側に多い。 ○
4)MRI上、半月板はT2で高信号を示す。 ×
5)半月板切除は取り残しのないように確実に全摘することが大切である。 ×
a,1)2) b,1)5) c,2)3) d,3)4) e,4)5)(解答)c
19.膝靭帯損傷について,誤っているものの組み合わせを選べ.
(1)Lachman testは膝を90度屈曲させる. ×20〜30度
(2)N-testは後十字靱帯損傷の診断に有用である. ×前十字靭帯
(3)靱帯再建術の再建材料には膝蓋腱やハムストリングスを用いる. ○
(4)内側側副靱帯単独損傷では保存的療法が第一選択である. ○
(5)後十字靱帯損傷では手術が第一選択である. ×
a. (1), (2), (3) b. (1), (2), (5) c. (1), (4), (5) d. (2), (3), (4) e. (3),
(4), (5)(解答)b
20.変形性膝関節症について正しいものを選べ
1 本邦では一次性の外側型関節症が大部分を占める ×内側型関節症
2 関節裂隙の狭小化と骨の増殖性変化が特徴的なX線像である ○
3 危険因子として肥満の関与がある ○
4 初期の関節痛に対し、ヒアルロン酸関節内注入が有効である ○
5 筋肉増強訓練はむしろ関節症を悪化させるため控えるべきである×
a 123 b 125 c 145 d 234 c 345(解答)d
21.以下の文章から正しいものを選べ(3個)
1.膝関節は、安定した関節である ×
2.内側の変形性膝関節症には、脛骨高位骨切り術を行う ○
3.階段を上る時膝関節に4〜5倍の負荷がかかる ○
4.変形性膝関節症は、中年女性に多い ○
5.人工膝関節は、金属面同士が接している ×ポリエチレンと金属が接している
a(1)(2)(3)b(1)(2)(5)c(1)(4)(5)d(2)(3)(4)e(3)(4)(5)(解答)d
22.舟状骨の骨折について誤っているのを一つ選べ。
(1) 初期のX線では骨折線が不明瞭なことが多く、見逃されやすい ○
(2) 手関節の過伸展外傷で発生しやすい ○
(3) anatomical snuff boxに圧痛がある ○
(4) 骨折線が中枢にあるほど骨癒合に長期間を要する ○
(5) 偽関節となりやすいので観血的整復固定が必要である ×
23.指の変形に関する組み合わせで正しいものを2つ選べ
1.尺骨神経麻痺ーーーー小指外転変形 ×
2.MP関節背側脱臼ーーースワンネック変形 ×掌側亜脱臼
3.DIP関節背側脱臼ーーーースワンネック変形
4.陳旧性槌指変形ーーーーボタン穴変形 ×スワンネック変形
5.母指MP関節橈側側副靭帯断裂ーーーMP関節掌側亜脱臼
24.尺骨神経支配でないのはどれか?
@ 短母子外転筋 ○
A 母子対立筋 ○
B 短母子屈筋 ×
C 母子内転筋 ×
D 小指対立筋 ×
a.1.2 b.1.5 c.2.3 d.3.4 e.4.5 (解答)a
25.ラグビー中に転倒し、右手を突いてこけた。直後より右手関節背部の腫脹と疼痛が出現した。一時改善したが
3ヶ月後より右手関節痛が出現した。考えられるのはどれか。
1kienbock病
2preiser病
3TOFF損傷
4陳旧性月状骨周囲脱臼
5舟状骨偽関節 ○
26.手にできる軟部腫瘍のうち、最も高頻度のものを一つ選べ。
a.神経鞘腫
b.腱鞘巨細胞腫
c.血管腫
d.ガングリオン ○
e.Heberden結節
27.関節リウマチの検査、診断について正しいものを選べ
(1)従来慢性関節リウマチと呼ばれていた病名は、2001年の日本リウマチ学会で関節リウマチと呼ばれることに
決定された。 ○
(2)朝のこわばりがあれば、ほとんどの場合、関節リウマチと考えてよい。 ×
(3)リウマトイド因子が陽性であれば関節リウマチと診断してよい。 ×
(4)単純X線は関節リウマチの診断上極めて有用であるが、診断基準には入っていない。 ×診断基準に入っている
(5)関節リウマチのX線所見として、関節周囲の骨萎縮、骨びらん、関節裂隙の狭小化などがある。○
a.(1) (2) b.(1) (5) c.(2) (3) d.(3) (4) e.(4) (5) (解答)b
28.RAの画像検査について正しいのはどれか
1.RAの関節のX線検査では関節周囲の軟部組織の腫脹、関節裂隙の狭小化、骨びらん、アライメントの異常などが認められる。 ○
2.骨関節破壊進行度の評価として、SteinbrokerのStage分類、LarsenのGrade分類がある。○
3.早期RAの病変の発見には、MRIよりもX線のほうが優れている。 ×
4.脊椎・脊髄病変の検索には、MRIよりも脊髄造影の方が、患者の身体的負担が少なく一般的である。×MRIの方が負担が少ない
5.骨シンチグラフィーは活動性滑膜病変、触診不可能な深部の関節炎、脆弱骨折の評価に適している。○
a 123, b 125, c 145, d 234, e 345(解答)b
29.慢性リウマチの薬物治療について正しい組み合わせはどれか?
(1)ステロイドは骨粗鬆症を引き起こすため、使用してはならない ×
(2)抗リウマチ薬は副作用が重篤なので、関節破壊が始まったことを確認できた症例に対して使用する ×
(3)抗リウマチ薬は、長期使用すると効果が減弱することが少なくない ○
(4)抗リウマチ薬の頻度の高い副作用としては、かゆみ・皮疹・口内炎・蛋白尿・下痢等であり、これらを認めたら減量・休薬・中止等を考える ○
(5)複数の抗リウマチ薬の併用療法は、副作用が重篤になるためしてはならない ×
a 1,2 b 1,5 c 2,3 d 3,4 e 4,5
30.慢性関節リウマチの手術治療についてただしものを選びなさい。
1.慢性関節リウマチの全身麻酔においては術前に頸椎の評価が必要である。 ○
2.手関節の手術には関節固定術、関節形成術、かんせつ切除術、腱断裂に対する腱形成術などがある。 ○
3.足しの変形や足底のべんち形成に対して骨切り術を行う。 ×関節切除形成術を行う
4.手関節形成術について(忘れました)
a.134 b.12 c.23 d.4 e.全部 (解答)b
31.以下のうちから誤っている三つの選択肢の組み合わせを選べ
(1)人工関節置換術は股関節と膝関節において安定した成績が得られている ○
(2)60歳以下の症例にでも人工関節全置換術を行うことがある ○
(3)人工関節全置換術後の患者は回復しても動き回ることは殆どないので人工関節脱臼 ×
の心配は要らない
(4)人工関節置換術周術期の合併症として骨折、広範な骨欠損、感染等が起こるこ ×
とは殆どないので患者に事前に説明する必要はない
(5)足関節の変形性関節症に対して足関節置換術をよく行うことがある。 ×
a.123 b.125 c.234 d.145 e.345(解答)e
32.以下の骨腫瘍のうち骨端に好発するものを選べ(2つ)
a. Ewing肉腫 ×
b. 軟骨肉腫 ×
c. 類骨骨腫 ×
d. 巨細胞腫 ○
e. 良性軟骨芽腫 ○
33. 骨肉腫について正しいものを選べ
1 放射線療法に高感受性を示す ×
2 多剤化学療法のよい適応である ○
3 手術による患肢保存率は80%である ○
4 メトトレキセートが効く ○
5 治療のための薬物は動脈内投与が一般的である ×一般的ではない
a.123 b.125 c.234 d.145 e.345(解答)c
34.骨軟部腫瘍に対する画像診断について正しい組み合わせを選べ。
1.軟骨肉腫は石灰化を示すことがある。 ○
2.滑膜肉腫は石灰化を示すことがある。 ○
3.動脈瘤様骨嚢腫は単純X線で骨皮質の菲薄化を示すことがある。 ○
4.骨肉腫での化学療法効果判定では、骨シンチでの集積低下が重要である。×Tiシンチを使う
5.良性病変では骨膜反応は認められない。 ×好酸球性肉芽種などでは認められる
a.(1.2.3) b.(1.2.5) c.(1.4.5) d.(2.3.4) e.(3.4.5)(解答)a
35.次の疾患のうち遺伝的素因を有するものはどれか。
a.滑膜肉腫
b.ユーイング肉腫
c.骨嚢腫
d.線維性骨皮質欠損
e.骨軟骨腫 ○
36.骨軟部腫瘍に対する手術的治療について正しい組み合わせを一つ選べ。
1)辺縁切除縁とは、反応層を通過する切除縁である。 ○
2)治癒的広範切除縁とは反応層から5cm離して切除する切除縁である。○
3)皮下の隆起性皮膚線維肉腫に対し、辺縁切除を行う。 ×広範切除以上の切除を行う。
4)神経鞘腫に対し、病巣内切除を行う。 ×辺縁切除を行う。
5)四肢の悪性腫瘍に対する広範切除に伴う骨欠損に対し、通常、人工関節による再建を行う。○
a. 1),2),3) b. 1),2),5) c.1),4),5) d. 2),3),4) e.3),4),5)(解答)b
37.化膿性関節炎について正しい組み合わせを1つ選べ。
(1) 乳児化膿性股関節炎は可動域制限などの臨床症状が発熱や白血球増多よりも先行する事が多い。○
(2) 間接裂隙は保たれる。 ×
(3) 化膿性関節炎後の変形性関節症は稀である。 ×
(4) 診断が確定しても抗生物質で経過を観察するのがよい。 ×切開排膿、デブリドマンなどを行う。
(5) 成人では膝関節が最も多い。 ○
a. (1),(2) b. (2),(3) c. (3),(4) d. (4),(5) e. (1),(5)(解答)e
38.MRSAについて間違っているものを二つ選べ
1 検体を採取したときは、放置した後、培養をおこなっても良い×
2 無症状の保菌者が易感染性の対応をおこなっても良い ×
3 手術後に肺炎を起こすことがある ○
4 鼻腔、咽頭に常在する ○
5 手洗い、うがいは感染防止の役には立たない ×
a 12 b 23 c 34 d 45 e 15
39.急性化膿性骨髄炎について誤っているものを選べ。
1.血行性感染は成人より小児で多い。 ×
2.MRSAの予防のため抗生物質投与は菌が同定されるまで控える。×
3.安静が第一で、開窓術は禁忌である。 ×
4.セファロスポリンが第一選択である。 ○
5.抗生物質は血中濃度をあげるため、経口より経静脈投与される。○
a.12 b.15 c.23 d.34 e.45(解答)e
41.結核性関節炎について正しい組み合わせを選べ
(1)著しいCRPの上昇と白血球の増多がみられる ×
(2)関節液のムチンと糖が減少する ○
(3)股関節と膝関節に多い ○
(4)膿は血性で粘度が高い ×
(5)反応性の骨形成が高頻度に認められる ×
a.(1)(2) b.(2)(3) c(3)(4) d(4)(5) e(1)(5)(解答)b
42.ペルテス病について誤った組み合わせを選べ。(2002年概説88番参照)
1.5〜8才の女児に多い。 ×男児に多い
2.大腿骨頭壊死が本態である。 ○
3.急に発症し歩行不能となる。 ○
4.装具による免荷療法が一般に行われる。 ○
5.将来、変形性股関節症を続発する事はない。 ×
a) 1,2 b) 2,3 c)3,4 d) 4,5 e) 1,5(解答)e
43.先天性股関節脱臼について誤っているものを選べ。(2001年卒試2番参照)
1.女児に多い ○
2.骨盤位に多い ○
3.巻きおむつは脱臼予防によい ×
4.乳幼児期には痛みがあるのが特徴である ×
5.開排制限がみられる ○
a. 12 b. 23 c. 34 d. 45 e 15
44.先天性股関節脱臼について正しいものを2つ選べ(2001年卒試3番参照)
1 乳児には装具(リーメンビューゲル)による整復が一般的に行われる ○
2 整復が得られれば治療は終了する ×
3 遺伝性疾患である ×
4 成人の変形性股関節症にはならない ×
5 遺残亜脱臼や臼蓋形成不全に対して幼児期に骨切り術を行うことがある ○
45.先天性内反足について正しい組み合わせ一つ(2001年卒試4番参照)
1. 圧倒的に女児に多い ×男児にやや多い
2. 生後一週間で症状として明らかになる ×
3. できるだけ早期にギプスによる固定を行う ○
4. 保存的治療に抵抗性のものはアキレス腱延長術を行う ○
5. 麻痺に伴うものとは区別する ○
a. 12 b. 23 c. 34 d. 45 e.15
46. 骨端症について適切なのはどれか(2001年卒試7番参照)
1 ペルテス病は女児に多い ×男児に多い
2 オスグッドシュラッター病は股関節の骨端症である ×脛骨結節の剥離
3 フライバーグ病は中高生の男子に多い ×女子に多い
4 シーバー病は踵骨の骨端に起こる ○
5 骨端症は基本的に成長期の疾患である ○
a 12 b 23 c 34 d 45 e 15(解答)d
47.先天性内反症における変形について選択肢の中から間違ったものを一つ選べ。
a.内反
b.内転
c.尖足
d.凹足
e.背屈 ×
48.足部のスポーツ外傷についてあやまりはどれか
a アキレス腱断裂-Thompson test陽性 ○
b 足関節捻挫-前方引き出しテスト陽性 ○
c シンスプリント-腓骨 ×脛骨
d 疲労骨折-中足骨 ○
e 離断性骨軟骨炎-距骨内側 ○
49.踵骨骨折について誤っているものを一つ選べ
a.高所からの転落による例が多い
b.単純X線でベーラー角の増大が見られる ×減少する
c.単純X線でAnthonsen斜位像で、距踵関節の変形を評価できる
d.脊椎圧迫骨折を伴うことが多い
e.歩行時痛が遺残する事が多い
52.骨形成マーカーはどれか。
(1) 血清骨型アルカリフォスファターゼ ○
(2) 血清オステオカルシン ○
(3) 尿中デオキシピリジノリン ×骨吸収マーカー
(4) 尿中1型コラーゲン架橋N-テロペプチド断端(NTx)×骨吸収マーカー
a.(1)(3)(4) b.(1)(2) c.(3)(4) d.(4) e.全て(解答)b
55.骨軟化症について
1.Xpで全身性の骨萎縮とlooser zoneを示す。 ×骨萎縮は見られない
2.組織で類骨細胞の増殖がある。 ×類骨は増殖する
3.治療でビタミンDを投与する。 ○
4.カルシウム、リンは低下し、ALPは上昇する。○
a.(1)(3)(4) b.(1)(2) c.(3)(4) d.(4) e.全て
56.正しいのは?
1.軟骨無形成症は内軟骨骨化不全のため四肢短縮型の小人症である。 ○
2.くる病はX線で骨幹端線の横径の拡大、中央部の盃状陥没がみられる。 ○
3.大理石病では、全身の骨の硬化像を呈し、骨折しやすく仮骨形成不良である。×
4.Paget病ではALPが低下する。×上昇 ×
1.3.4 1.2 23 4 1〜4
57.正しいのは?
a:成長した軟骨には神経、血管、リンパ管が存在しない。○
b:関節軟骨にはT型コラーゲンが含まれる。 ×U型コラーゲンが含まれる
c:関節軟骨の湿重量の30%は水分である。 ×70%前後
d:半月板は硝子軟骨よりなる。 ×線維軟骨
e:関節軟骨は滑膜液より栄養される。 ○
ab ○ae bc ccd de
58.骨粗鬆症について正しいものを選べ。
1. 骨粗鬆症は、骨量が減少している疾患である。 ○
2. 骨粗鬆症は、脊椎圧迫骨折を伴いやすい。 ○
3. 原発性骨粗鬆症は、女性ホルモンと関係している。×続発性骨粗鬆症と関係している。
4. 宇宙遊泳は、骨粗鬆症の予防に効果がある。 ×
5. 骨粗鬆症の原因は、ビタミンDの摂取である。 ×活性化型ビタミンDは治療に用いられる
a(1)(2) b(2)(3) c(3)(4) d(4)(5) e(1)(5)(解答)a
59.正しい組み合わせを選べ。
1)偽関節は通常の関節に移行する。 ×
2)偽関節は骨折後に生ずる。 ×骨折以外でも生じる
3)高齢者の長管骨には骨端軟骨線がある。 ×
4)骨髄は網目状の海綿骨から構成される。 ○
5)骨は力学的環境などに適応してremodelingを受ける。 ○
a. 1) 2) b. 2) 3) c. 3) 4) d. 4) 5) e. 1) 5)(解答)d
60、骨について正しい組み合わせを選べ。
(1)骨は支持臓器としてだけでなく、ミネラルバランスを保つ貯蔵庫としての役割がある。○
(2)骨は成長期のみならず一生を通じてリモデリングを行う。 ○
(3)長管骨には血管はない。 ×
(4)ステロイド投与で骨強度は増す。 ×
(5)骨に神経はない。 ×
a,(1)(2) b,(2)(3) c,(3)(4) d,(4)(5) e,(1)(5)(解答)a
61. 骨について正しい組み合わせを選べ。
1)骨代謝にはビタミンは関与しない。 ×ビタミンDが関与する
2)骨代謝にはホルモンが関与する。 ○
3)骨髄には造血能がある。 ○
4)骨腫瘍により骨硬化をきたすことはない。 ×
5)ギプス固定により骨萎縮をきたすことは稀である。×
a. 1)2), b. 2)3), c. 3)4), d. 4)5), e. 1)5)(解答)b
62.大腿骨遠位端に発生した骨肉腫の単純X線画像所見について知っていることを図示しなさい。(骨腫瘍の授業プリント4枚目の骨肉種の図を参照)
63.膝関節のX線正面像と側面像を描き、主要な四つの膝靭帯を加えて名称とともに示せ。(2001年卒業試験65番参照)
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