脊椎・運動器 平成17年度卒業試験

平成17年10月28日実施、問題獲得
【1】変形性股関節症について誤っているものを一つ選べ。
a.日本では臼蓋形成不全による2次性が多い。  b.1次性は若年者に多い。
c.放置すると進行する。  d.進行するとしゃがみ込み動作が困難となる。
e.女性に多い。

【2】変形性股関節症の単純X線所見について誤っているものを一つ選べ。
a.関節裂隙狭小化  b.臼蓋の骨硬化像  c.臼蓋の骨棘形成
d.骨頭の帯状硬化像  e.骨頭の外上方亜脱臼

【3】次の記載のうち、誤っている組み合わせを一つ選べ。
(1)急速破壊型股関節症:強い関節拘縮
(2)特発性大腿骨頭壊死症:副腎皮質ステロイド剤
(3)滑膜骨軟骨腫症:滑膜切除術
(4)一過性大腿骨頭萎縮症:妊娠後期女性
(5)弾発股(外側型):腸腰筋腱
a(1),(2)  b(1),(5)  c(2),(3)  d(3),(4)  e(4),(5)

【4】人工股関節再置換術について正しい記載の組み合わせを一つ選べ。
(1)最も頻度の多い適応は非感染性ゆるみである。  (2)骨移植を併用することが多い。
(3)寛骨臼側ソケットが弛んでいる場合は大腿骨ステムも再置換する。
(4)術中骨折を合併することは初回人工関節全置換術に比べて少ない。
(5)術後脱臼の頻度は初回人工関節全置換術後と同程度である。
a(1),(2)  b(1),(5)  c(2),(3)  d(3),(4)  e(4),(5)

【5】股関節周囲のスポーツ外傷・障害を起こしやすい部位の組み合わせを一つ選べ。
(1)上前腸骨棘  (2)下前腸骨棘  (3)大転子  (4)恥骨結合部  (5)坐骨結節
a(1),(2),(3)  b(1),(2),(5)  c(1),(4),(5)  d(2),(3),(4)  e(3),(4),(5)

【6】外傷性大腿骨頭壊死を合併するのはどれか。正しい組み合わせを一つ選べ。
(1)大腿骨頚部外側骨折  (2)大腿骨頚部内側骨折  (3)外傷性股関節脱臼
(4)下前腸骨棘剥離骨折  (5)大腿骨転子下骨折
a(1),(2)  b(1),(5)  c(2),(3)  d(3),(4)  e(4),(5)

【7】膝関節について正しいものの組み合わせを一つ選べ。
(1)膝関節は骨性に安定な構造である。  (2)大腿骨、脛骨および腓骨から構成される。
(3)歩行時には、膝関節には体重のほぼ3倍の負荷が作用する。
(4)膝関節の伸展筋は、大腿四頭筋である。
(5)屈曲するにつれ、大腿骨は脛骨に対し前方へ移動する。
a(1),(2)  b(1),(5)  c(2),(3)  d(3),(4)  e(4),(5)

【8】変形性膝関節症について正しいものの組み合わせを一つ選べ。
(1)一次性の外側型関節症が大部分を占める。
(2)X線上の硬化像は増殖性変化を示す所見である。
(3)肥満は変形性膝関節症の危険因子である。  (4)疼痛は安静時に強い。
(5)関節穿刺は膝蓋大腿関節の内側より行う。
a(1),(2)  b(1),(5)  c(2),(3)  d(3),(4)  e(4),(5)

【9】変形性膝関節症患者に好ましくないスポーツの組み合わせを一つ選べ。
(1)自転車  (2)水泳  (3)ウォーキング  (4)ジョギング  (5)山登り
a(1),(2)  b(1),(5)  c(2),(3)  d(3),(4)  e(4),(5)

【10】変形性膝関節症に対する鏡視下手術について誤っているものを一つ選べ。
a.手術侵襲が小さい。  b.半月板症状を有するものに有効である。
c.入院期間が短い。  d.洗浄効果が期待できる。  e.長期効果が期待できる。

【11】人工膝関節置換術ついて正しいものの組み合わせを一つ選べ。
(1)金属あるいはセラミックとポリエステルの組み合わせからなる。
(2)深部静脈血栓症は合併症の一つである。  (3)疹痛軽減効果が期待できる
(4)術後10年で約半数は再置換を要する。  (5)一般的に40歳以上が適応となる。
a(1),(2)  b(1),(5)  c(2),(3)  d(3),(4)  e(4),(5)

【12】高位脛骨骨切り術について正しいものの組み合わせを一つ選べ。
(1)外側型の変形性膝関節症に対して良い適応である。
(2)人工膝関節に比較し後療法期間が短い。  (3)内反変形を矯正する手術である。
(4)同時に腓骨を骨切りする必要がある。  (5)脛骨粗面の遠位で切骨する。
a(1),(2)  b(1),(5)  c(2),(3)  d(3),(4)  e(4),(5)

【13】特発性膝骨壊死について正しいものの組み合わせを一つ選べ。
(1)中高年男性に好発する。  (2)膝蓋骨関節面に好発する。
(3)MRIは早期診断に有用である。
(4)病期が進行すると関節面の圧潰が見られる。  (5)保存的治療によく反応する。
a(1),(2)  b(1),(5)  c(2),(3)  d(3),(4)  e(4),(5)

【14】脊椎、脊髄の解剖につき正しい記載の組み合わせを一つ選べ。
(1)環軸椎の安定性は、主に環椎横靱帯によってもたらされている。
(2)黄色靱帯は脊髄のすぐ後方に位置している。
(3)脊髄白質の障害によりlong tract signが生じる。
(4)横突孔には神経根が入っている。
(5)ルシュカ(Luschka)関節は腰椎に特徴的である。
a(1),(2),(3)  b(1),(2),(5)  c(1),(4),(5)  d(2),(3),(4)  e(3),(4),(5)

【15】次の記載のうち、適切な組み合わせを一つ選べ。
(1)Frankel分類−脊髄損傷  (2)Spurling test−頚椎神経根症
(3)Wright test−胸郭出口症候群  (4)Horner sign−変形性頚椎症
(5)Lasegue's sign−頚椎椎間板ヘルニア
a(1),(2),(3)  b(1),(2),(5)  c(1),(4),(5)  d(2),(3),(4)  e(3),(4),(5)

【16】脊髄の機能解剖につき正しいものの組み合わせを一つ選べ。
(1)錐体路症状は髄節障害に含まれる。  (2)髄節障害では責任高位の反射は低下する。
(3)Romberg徴候は後索障害の所見である。
(4)C5/6椎間板レベルは通常脊髄のC7髄節にあたる。
(5)C5/6椎間板レベルでは通常C7神経根が障害される。
a(1),(2),(3)  b(1),(2),(5)  c(1),(4),(5)  d(2),(3),(4)  e(3),(4),(5)

【17】次のうち、第6頸神経根が圧迫を受けたときよく見られる所見はどれか。正しい組み合わせを一つ選べ。
(1)手関節背屈力の減弱  (2)手指屈曲力(握力)の減弱  (3)上腕三頭筋腱反射の減弱
(4)前腕、手の橈側知覚障害  (5)腕橈骨筋腱反射の減弱
a(1),(2),(3)  b(1),(2),(5)  c(1),(4),(5)  d(2),(3),(4)  e(3),(4),(5)

【18】脊椎外傷に関し、正しい記載の組み合わせを一つ選べ。
(1)脊髄障害部位は、MRIのT2強調画像で高輝度となる。
(2)sacral sparingを認めれば、完全麻痺ではない。
(3)頚髄損傷の場合、当初副交感神経が優位となり血圧は低下しやすい。
(4)脊椎の脱臼が判明した場合、その場で緊急に徒手整復を試みるべきである。
(5)脊髄ショックとは、脊髄外傷直後に血圧が極端に低下することである。
a(1),(2),(3)  b(1),(2),(5)  c(1),(4),(5)  d(2),(3),(4)  e(3),(4),(5)

【19】関節リウマチの症状について正しい記載の組み合わせを一つ選べ。
(1)朝のこわばりや関節痛、関節腫脹、可動域制限などが主たる関節症状である。
(2)初発関節としては、手指MP、PIP関節の他、股関節、腰椎などが多い。
(3)手の変形としては、ヘバーデン結節、ブシャール結節などが特徴的である。
(4)手指のムチランス変形の典型例ではオペラグラス変形をきたす。
(5)足趾MTP関節部の初期症状としては足底の異和感を訴えることが多い。
a(1),(2),(3)  b(1),(2),(5)  c(1),(4),(5)  d(2),(3),(4)  e(1)-(5)のすべて

【20】関節リウマチの画像診断に関して、正しい記載の組み合わせを一つ選べ。
(1)関節リウマチの関節の単純X線所見として軟部組織腫脹、関節裂隙の狭少化、関節周囲の骨萎縮、骨びらん、アラインメント異常、関節強直などがある。
(2)関節リウマチの単純X線所見として、発症後2年以内に骨びらんを認めることはまれである。
(3)単純X線でとらえられない早期RAの骨びらんの描出にMRI(核磁気共鳴法)が有用なことがある。
(4)脊椎・脊髄病変の診断・評価にはMRI(核磁気共鳴法)が優れており、一般的である。
a(1),(3),(4)のみ  b(1),(2)のみ  c(2),(3)のみ  d(4)のみ  e(1)-(4)のすべて

【21】関節リウマチの薬物治療について正しい記載の組み合わせを一つ選べ。
(1)非ステロイド系消炎鎮痛剤は基礎療法のひとつであるので初診時より必ず処方する。
(2)少量ステロイドは関節破壊の自然経過を遅延させるので必ず処方する。
(3)抗リウマチ薬は、効果のある人(responder)と、効果のないひと(non-responder)が存在する。
(4)抗リウマチ薬の頻度の高い副作用は、かゆみ、皮疹、口内炎、蛋白尿、下痢等であり、これらを認めたら、減量、休薬、中止等を考える。
(5)現在本邦で使用されている抗サイトカイン療法には、抗TNF-α療法、抗IL-6受容体抗体療法などがある。
a(1),(2),(3)  b(1),(2),(5)  c(1),(4),(5)  d(2),(3),(4)  e(3),(4),(5)

【22】ステロイド性骨粗鬆症の管理と治療のガイドライン(2004年度版)に関して正しい組み合わせを一つ選べ。
(1)経口ステロイド剤を使用中の患者のみならず、3ヶ月以上使用予定の患者も対象に含まれる。
(2)脆弱性骨折があるか、新たに発生した場合には、治療対象となる。
(3)脆弱性骨折がなくても、骨密度が80%未満であれば治療の対象とする。
(4)脆弱性骨折がなく、骨密度が80%以上であっても、プレドニゾロン換算で一日5mg以上投与されていれば治療対象となる。
(5)薬物治療としてはビスフォスフォネート製剤が第一選択とされている。
a(1),(2),(3)  b(1),(2),(5)  c(1),(4),(5)  d(2),(3),(4)  e(1)-(5)のすべて

【23】血清反応陰性脊椎関節症に分類される疾患の組み合わせを一つ選べ。
(1)クローン病に伴う関節炎  (2)強直性脊椎炎  (3)反応性関節炎
(4)ライター症候群  (5)乾癬性関節炎
a(1),(2),(3)  b(1),(2),(5)  c(1),(4),(5)  d(2),(3),(4)  e(1)-(5)のすべて

【24】強直性脊椎炎について正しいものの組み合わせを一つ選べ。
(1)仙腸関節や脊椎連結部、下肢大関節の慢性炎症のため、典型的には脊椎や関節の強直が緩徐に進行していく。
(2)90%以上の症例でHLA-B27が陽性である。
(3)男女比は5:1と男性に多く、10〜20歳代に発症することが多い。
(4)初期症状は、腰部、臀部、背部の痛みなど非特異的で、痛みは夜間や朝方強く、運動により軽快することが特徴とされる。
a(1),(3),(4)のみ  b(1),(2)のみ  c(2),(3)のみ  d(4)のみ  e(1)-(4)のすべて

【25】関節リウマチに対する人工関節手術に関して正しい記載の組み合わせを一つ選べ。
(1)股関節、膝関節の人工関節置換術後の長期成績は安定している。
(2)60歳以下の患者でも、人工関節置換術を行うことがある。
(3)関節リウマチ患者は、関節包などの軟部組織の弛緩や股関節周囲筋を含めた筋力低下があるため人工股関節置換術後は特に脱臼に注意を要する。
(4)人工股関節置換術の合併症として人工関節の脱臼、感染、ゆるみ、摩耗、深部静脈血栓症、肺塞栓などは極めてまれなので術前に患者には説明する必要はない。
(5)足関節に対する人工足関節置換術は、術後の長期成績も安定しており、一般的に行われている。
a(1),(2),(3)  b(1),(2),(5)  c(1),(4),(5)  d(2),(3),(4)  e(3),(4),(5)

【26】多発性の病巣を形成する頻度の高い腫瘍および腫瘍類似疾患はどれか。正しい記載の組み合わせを一つ選べ。
(1)骨軟骨腫 (2)骨巨細胞腫 (3)類骨骨腫 (4)軟骨芽細胞腫 (5)線維性骨異形成
a(1),(2)  b(1),(5)  c(2),(3)  d(3),(4)  e(4),(5)

【27】骨腫瘍の診断について正しいのはどれか。一つ選べ。
a骨膜反応は悪性腫瘍に特徴的な所見である。
b,骨形成像は良性腫瘍に特徴的な所見である。
c.画像診断ではMRIが最も重要な診断的意義を持つ。
d癌の転移ではガリウムシンチが有用な検査である。
e.成人の原発性悪性骨腫瘍では骨肉腫の頻度が最も高い。

【28】骨肉腫について正しい記載のものを一つ選べ。
(1)10歳以下の若年者に最も好発する。  (2)リンパ節転移の頻度が高い。
(3)骨膜反応のみられない症例が多い。
(4)組織像で類骨形成が特徴的である。  (5)骨幹端部に好発する。
a(1),(2)  b(1),(5)  c(2),(3)  d(3),(4)  e(4),(5)

【29】骨肉腫の治療について正しいものを一つ選べ。
(1)術前、術後に化学療法を行う。
(2)腫瘍用人工関節による再建では、術後感染に注意を要する。
(3)術後の患肢機能の低下を防ぐため、切除せずに放射線療法を行う症例が増加している。
(4)切除後の再建には同種骨移植が用いられることが多い。
(5)化学療法の効果判定には切除標本での腫瘍壊死率が最も有用である。
a(1),(2),(3)  b(1),(2),(5)  c(1),(4),(5)  d(2),(3),(4)  e(3),(4),(5)

【30】ユーイング肉腫について正しいものを一つ選べ。
(1)組織学的に異型の強い紡錘形細胞が認められる。
(2)高齢者にも好発する。  (3)骨破壊が目立たない場合がある。
(4)化学療法に高感受性である。  (5)手術単独でも治癒する場合が多い。
a(1),(2)  b(1),(5)  c(2),(3)  d(3),(4)  e(4),(5)

【31】骨軟部腫瘍の検査所見について正しい組み合わせを一つ選べ。
(1)ユーイング肉腫−CRP高値  (2)前立腺癌−PSA高値
(3)軟骨肉腫−LDH高値  (4)脂肪肉腫−LDL高値  (5)骨肉腫−ALP高値
a(1),(2),(3)  b(1),(2),(5)  c(1),(4),(5)  d(2),(3),(4)  e(3),(4),(5)

【32】骨幹部に好発する腫瘍はどれか。正しいものを一つ選べ。
(1)骨肉腫  (2)類骨骨腫  (3)ユーイング肉腫  (4)軟骨肉腫  (5)骨巨細胞腫
a(1),(2)  b(1),(5)  c(2),(3)  d(3),(4)  e(4),(5)

【33】化膿性関節炎について正しい組み合わせを一つ選べ。
(1)抗生物質を使用する前に関節液を細菌培養に提出する。
(2)関節裂隙は保たれることが多い。  (3)化膿性関節炎後の変形性関節症は稀である。
(4)診断が確定しても、抗生物質だけで経過観察するのがよい。
(5)成人では膝関節に最も多い。
a(1),(2)  b(1),(5)  c(2),(3)  d(3),(4)  e(4),(5)

【34】乳児急性化膿性股関節炎について誤っている記載の組み合わせを一つ選べ。
(1)起炎菌は、肛門に近い関係から大腸菌がもっとも多い。
(2)ステロイド剤の関節内注射に続発することが多い。
(3)痛みのために足を動かさないことを仮性麻痺という。
(4)可動域制限などの臨床症状が発熱や白血球増多より先行することが多い。
(5)診断が確定しても、抗生物質だけで経過を観察するのがよい。
a(1),(2),(3)  b(1),(2),(5)  c(1),(4),(5)  d(2),(3),(4)  e(3),(4),(5)

【35】急性化膿性骨髄炎について誤っている記載の組み合わせを一つ選べ。
(1)血行性感染は成人より小児に多い感染経路である。
(2)大腿骨、脛骨など下肢骨に多い。  (3)X線上初期から骨破壊像が認められる。
(4)動脈血培養でほとんどの場合、菌が検出される。
(5)できるだけ早期に抗生物質の投与を行う。
a(1),(2)  b(1),(5)  c(2),(3)  d(3),(4)  e(4),(5)

【36】関節液について正しい記載の組み合わせを一つ選べ。
(1)正常では細胞数は1000/mm3以下である。
(2)関節リウマチの関節液は変形性関節症に比べ粘調度が低い。
(3)化膿性関節炎の際には細胞数は減少する。
(4)変形性関節症の関節液は混濁していることが多い。
(5)結核性関節炎の際の好中球の比率は25%以下であることが多い。
a(1),(2)  b(1),(5)  c(2),(3)  d(3),(4)  e(4),(5)

【37】結核性脊椎炎について正しい記載の組み合わせを一つ選べ。
(1)著しいCRPの高値と白血球増多  (2)椎間板腔の狭小化  (3)腸腰筋の非対象陰影
(4)膿は血性で粘度が高い  (5)反応性骨形成が高頻度にみられる。
a(1),(2)  b(1),(5)  c(2),(3)  d(3),(4)  e(4),(5)

【38】先天性股関節脱臼について適切でない記載の組み合わせを一つ選べ。
(1)男児に多い。  (2)骨盤位に多い。  (3)巻おむつが脱臼の原因になることがある。
(4)開排制限が見られる。  (5)乳幼児期には痛みが特徴である。
a(1),(2)  b(2),(3)  c(3),(4)  d(4),(5)  e(1),(5)

【39】先天性股関節脱臼の治療について適切なものを一つ選べ。
a.装具(リーメンビューゲル)による整復が1歳以後も一般的に行なわれる。
b.整復が得られれば治療は終了する。  c.遺伝性疾患である。
d.乳児期は見つけ次第、徒手整復を行う。
e.遺残亜脱臼や臼蓋形成不全に対して幼児期に骨切り術を行うことがある。

【40】ペルテス病について適切な記載の組み合わせを一つ選べ。
(1)5-8歳の女児に多い。  (2)大腿骨頭骨端の壊死が本態である。
(3)将来、変形性股関節症を続発することがある。
(4)手術的治療が一般に行なわれる。  (5)急激な発症で歩行不能となることが多い。
a(1),(2)  b(2),(3)  c(3),(4)  d(4),(5)  e(1),(5)

【41】大腿骨頭辷り症について適切な記載の組み合わせを一つ選べ。
(1)女児に多い  (2)前方に辷る例が圧倒的に多い。  (3)両側性が10%に認められる。
(4)辷りの軽度な例にはin situ pinningが選択されることが多い。
(5)初潮後の辷りが多い。
a(1),(2)  b(2),(3)  c(3),(4)  d(4),(5)  e(1),(5)

【42】創外固定器を用いた変形矯正・骨延長について適切でない記載の組み合わせを一つ選べ。
(1)変形の中心をCORA(center of rotation angulation)と呼び、矯正の目安とする。
(2)骨切り時は骨膜を損傷しないように注意する。
(3)延長は必ず病変のある骨で行う。  (4)延長は1日5mm程度を目安とする。
(5)イリザロフ創外固定器はリング式の創外固定器である。
a(1),(2)  b(2),(3)  c(3),(4)  d(4),(5)  e(1),(5)

【43】筋性斜頚について適切な記載の組み合わせを一つ選べ。
(1)胸鎖乳突筋の腫瘍が原因である。  (2)その多くは数ヶ月で自然治癒する。
(3)頭部の変形を来すことがある。
(4)顔面の非対称は生下時から見られる。  (5)女児に圧倒的に多い。
a(1),(2)  b(2),(3)  c(3),(4)  d(4),(5)  e(1),(5)

【44】肩関節について正しい記載を一つ選べ。
a.肩関節を構成している骨は、上腕骨と肩甲骨のみである。
b.肩関節は、脱臼は発生しにくい構造をとっている。
c.肩関節の主要な外転筋は上腕三頭筋である。
d.肩関節挙上運動は、肩甲上腕関節のみからなっている。
e.肩関節は、生体内で最も可動域の大きい関節である。

【45】以下のうち正しい記載の組み合わせを一つ選べ。
(1)肩鎖関節脱臼は手術の絶対適応である。  (2)肩関節脱臼は前方に多い。
(3)ヒポクラテス法は肩関節脱臼の整復法の一つである。
(4)いわゆる五十肩は、結髪・結帯制限は認めない。
(5)いわゆる五十肩は、手術の絶対適応である。
a(1),(2)  b(1),(5)  c(2),(3)  d(3),(4)  e(4),(5)

【46】肘関節について正しい記載の組み合わせを一つ選べ。
(1)肘関節は上腕骨、橈骨、尺骨より構成される。
(2)肘関節の主要な屈筋は上腕二頭筋である。
(3)肘内障は小児に好発する。
(4)上腕骨外側上穎炎は別名、野球肘と呼ばれる。
(5)離断性骨軟骨炎の好発部位は尺骨である。
a(1),(2),(3)  b(1),(2),(5)  c(1),(4),(5)  d(2),(3),(4)  e(3),(4),(5)

【47】小児の上腕骨外顆骨折でおこりやすい合併症はどれか。正しい組み合わせを一つ選べ。
(1)内反肘 (2)外反肘 (3)遅発性尺骨神経麻痺 (4)偽関節 (5)Volkman阻血性拘縮
a(1),(2),(3)  b(1),(2),(5)  c(1),(4),(5)  d(2),(3),(4)  e(3),(4),(5)

【48】次のうち誤った組み合わせを一つ選べ。
a.五十肩−上腕骨頭骨折 b.離断性骨軟骨炎−上腕骨小頭 c.肘内障−橈骨輪状靱帯
d.apprehension test−肩関節脱臼  e.肩鎖関節脱臼−烏口鎖骨靱帯

【49】舟状骨骨折について誤っている記載を一つ選べ。
a.初期のX線像では骨折線が不明瞭なことが多く、見逃されやすい。
b.手関節の過伸展外傷で発生しやすい。  c.anatomical snuff- boxに圧痛がある。
d.骨折線が中枢にあるほど、骨癒合に長期間を要する。
e.偽関節となりやすいので観血的整復固定術が必要である。

【50】指の変形に関する組み合わせで正しい記載の組み合わせを一つ選べ。
(1)尺骨神経麻痺−小指外転変形  (2)MP関節背側脱臼−スワンネック変形
(3)DIP関節背側脱臼−スワンネック変形  (4)陳旧性槌指変形−ボタン穴変形
(5)母指MP関節橈側側副靱帯断裂−MP関節掌側亜脱臼
a(1),(2)  b(1),(5)  c(2),(3)  d(3),(4)  e(4),(5)

【51】次のうち尺骨神経支配でない筋の組み合わせを一つ選べ。
(1)短母指外転筋 (2)母指対立筋 (3)短母指屈筋 (4)母指内転筋 (5)小指対立筋
a(1),(2)  b(1),(5)  c(2),(3)  d(3),(4)  e(4),(5)

【52】ラグビー中に転倒し、右手をついた後より右手関節の橈背側部の腫脹と疹痛が出現した。一時改善したが、3ヶ月後より右手関節痛が増強してきた。最も考えられる疾患はどれか。正しいものを一つ選べ。
a.月状骨軟化症(Kienboeck病)  b.舟状骨壊死症(Preiser病)
c.三角繊維軟骨複合体(TFCC)損傷  d.陳旧性月状骨周囲脱臼  e.舟状骨偽関節

【53】手にできる軟部腫瘍にうち最も高頻度なものはどれか。正しいものを一つ選べ。
a.神経鞘腫  b.腱鞘巨細胞腫  c.血管腫  d.ガングリオン  e.Heberden結節

【54】手根管症候群で見られるのはどれか。正しい記載の組み合わせを一つ選べ。
(1)手関節背屈障害  (2)手根部のTinel's sign  (3)母指球筋の萎縮
(4)小指感覚障害  (5)鷲手
a(1),(2)  b(1),(5)  c(2),(3)  d(3),(4)  e(4),(5)

【55】40歳男性。5ヶ月前にゴルフスイングで地面をたたき左手関節に強い疼痛を覚えた。近医を受診しX線撮影を行ったが異常所見なしと言われた。その後疼痛は一時消失したが、最近ミスショットすると左手のグリップエンドが当たる部位に疼痛が再発してきた。考えられる診断はどれか。正しいものを一つ選べ。
a.舟状骨偽関節  b.有鈎骨鈎骨折  c.手根管症候群
d.ギオン管症候群  e.環・小指屈筋腱腱鞘炎

【56】思春期特発性側彎症について正しい組み合わせを一つ選べ。
(1)胸椎側彎では右凸が多い。  (2)神経学的異常を伴うことは少ない。
(3)殆どの症例で手術が必要となる。  (4)成長終了後は進行することはない。
(5)肋骨隆起(rib hump)は椎体の回旋により生じる。
a(1),(2),(3)  b(1),(2),(5)  c(1),(4),(5)  d(2),(3),(4)  e(3),(4),(5)

【57】胸椎後縦靱帯骨化症について正しい組み合わせを一つ選べ。
(1)頚椎後縦靭帯骨化症より頻度が高い。  (2)T2-7高位では女性の割合が高い。
(3)黄色靱帯骨化症の合併例も認められる。
(4)脊髄の圧迫により痙性麻痺をきたすが、下位胸椎では弛緩性麻痺をきたすことがある。
(5)脊髄症状出現後も保存的治療により改善することが多い。
a(1),(2),(3)  b(1),(2),(5)  c(1),(4),(5)  d(2),(3),(4)  e(3),(4),(5)

【58】腰椎椎間板ヘルニアについて誤っている組み合わせを一つ選べ。
(1)L4/5椎間でのヘルニアでは、通常L5神経根が障害される。
(2)S1神経根が障害された場合,FNSTが陽性になることが多い。
(3)MRIは診断に有用でない。  (4)下肢の腱反射は充進する。
(5)保存的治療で軽快する症例が多い。
a(1),(2),(3)  b(1),(2),(5)  c(1),(4),(5)  d(2),(3),(4)  e(3),(4),(5)

【59】転移性脊椎腫瘍のうち、比較的生命予後が長い原発巣はどれか。
正しい組み合わせを一つ選べ。
(1)甲状腺癌  (2)胃癌  (3)肺癌  (4)乳癌  (5)前立腺癌
a(1),(2),(3)  b(1),(2),(5)  c(1),(4),(5)  d(2),(3),(4)  e(3),(4),(5)

【60】スポーツによる中足骨疲労骨折について誤っている組み合わせを一つ選べ。
(1)行軍骨折とも呼ばれる。  (2)第2中足骨に多い。
(3)Jones骨折は中足骨疲労骨折の1つである。
(4)偽関節になりやすいので手術を要する。  (5)ジャンプや長距離の選手に多い。
a(1),(2)  b(1),(5)  c(2),(3)  d(3),(4)  e(4),(5)

【61】足関節捻挫の際、断裂しやすい靱帯はどれか。正しいものを一つ選べ。
a.三角靱帯  b.二分靭帯  c.前距腓靱帯  d.踵腓靱帯  e.後距腓靱帯

【62】先天性内反足の治療について誤っている組み合わせを一つ選べ。
(1)矯正ギプス包帯は最初から無理にでも矯正すべきである。
(2)Denis Browne副子は生下時からつけるべきである。
(3)矯正ギプス包帯は原則として膝上からあてるべきである。
(4)手術療法は有効な治療法であり、躊躇すべきではない。
(5)矯正ギプス包帯ではまず底屈を矯正すべきである。
a(1),(2),(3)  b(1),(2),(5)  c(1),(4),(5)  d(2),(3),(4)  e(3),(4),(5)

【63】足部に認められるスポーツ障害の記述の内、正しい記載の組み合わせを一つ選べ。
(1)アキレス腱断裂を生じた場合、足関節の底屈は不可能となる。
(2)アキレス腱断裂の診断では背臥位での尖足位の有無やThompson-Sioond'stestが有用である。
(3)アキレス腱断裂は手術以外に対しては治療法はなく、速やかな手術が必要である。
(4)外傷性腓骨筋腱脱臼には、腓骨筋腱溝や筋支帯の形成不全のような素因が関与していることが多い。
(5)下腿に生じる疲労骨折の内、中下1/3に生じるものは跳躍型骨折と呼ばれ、治療に難渋することが多い。
a(1),(2)  b(1),(5)  c(2),(3)  d(3),(4)  e(4),(5)

【64】以下に述べる足部に生じる骨折の内、誤っている記載の組み合わせを一つ選べ。
(1)脛骨天蓋骨折のような関節内骨折においては、骨折を変形なく癒合させることが重要であり、関節の可動域についてはあまり考えなくて良い。
(2)足関節果部骨折では、骨折が生じているため靱帯の断裂については考えなくて良い。
(3)距骨体部の骨折では、骨壊死発生の危険性について十分に注意しなければならない。
(4)踵骨骨折は高所からの転落によって生じることが多く、このため踵骨が扁平化することが多い。このためBohler角は減少することが多い。
(5)下腿骨折においては、母趾外側、2趾内側の知覚の確認は前脛骨区画症候群の有無を検査する上で重要である。
a(1),(2)  b(1),(5)  c(2),(3)  d(3),(4)  e(4),(5)

【65】半月板について誤っている組み合わせを一つ選べ。
(1)半月板は関節の荷重分散に寄与している。
(2)健常な半月板はMRI上、T1強調画像とT2強調画像ともに低信号を呈する。
(3)半月板は中央部に血行があり、この部分の断裂は縫合術の適応がある。
(4)円板状半月の新鮮断裂は縫合術の適応となることが高い。
(5)半月板の全切除は変形性関節症のリスクとなりうる。
a(1),(2)  b(1),(5)  c(2),(3)  d(3),(4)  e(4),(5)

【66】膝関節の靭帯損傷について誤っている組み合わせを一つ選べ。
(1)McMurray testは膝関節を軽度屈曲位にして、膝関節の前方動揺性を検査する方法である。
(2)スポーツ外傷で生ずる前十字靱帯損傷は非接触型が多い。
(3)内側側副靭帯損傷は大腿骨内側顆に圧痛があることが多い。
(4)前十字靱帯再建術は人工靱帯を用いて残存靱帯を補強する方法が一般的である。
(5)後十字靱帯損傷膝は不安定性が強いことが多く、日常生活での障害が大きい為、手術療法が選択される。
a(1),(2),(3)  b(1),(2),(5)  c(1),(4),(5)  d(2),(3),(4)  e(3),(4),(5)

【67】陽性となる頻度の高い組み合わせはどれか。正しいものを一つ選べ。
(1)内側側副靱帯損傷−内反ストレステスト  (2)前十字靱帯損傷−sagging
(3)後十字靱帯損傷−lachman test  (4)膝蓋大腿不安定症−apprehension sign
(5)前十字靱帯損傷−giving way(膝くずれ現象)
a(1),(2)  b(1),(5)  c(2),(3)  d(3),(4)  e(4),(5)

【68】膝関節内血腫を来す障害はどれか。正しい組み合わせを一つ選べ。
(1)色素性絨毛結節性滑膜炎(PVS)  (2)半月板損傷
(3)後十字靱帯損傷  (4)内側側副靭帯損傷  (5)オスグッド・シュラッター病
a(1),(2),(3)  b(1),(2),(5)  c(1),(4),(5)  d(2),(3),(4)  e(3),(4),(5)

【69】18才女性、1年前にバスケットボールプレー中に左膝を捻ってプレー続行不可能となった。しばらく膝が腫れたが、数週間で改善し、ふたたびプレーを続けていた。今回はプレー中のジャンプの着地時にふたたび左膝を捻って、膝が屈曲位のまま伸展できなくなって来院した。考えられる疾患はどれか。
(1)半月板損傷  (2)大腿骨内側顆特発性骨壊死症
(3)オスグット・シュラッター病  (4)反復性膝蓋骨脱臼  (5)前十字靱帯損傷
a(1),(2),(3)  b(1),(2),(5)  c(1),(4),(5)  d(2),(3),(4)  e(3),(4),(5)

【70】次の記載のうち正しいものの組み合わせを一つ選べ。
(1)関節軟骨は硝子軟骨である。  (2)成人の正常関節軟骨には、神経が豊富に存在する。
(3)成人の正常関節軟骨には、血管が豊富に存在する。
(4)成人の正常関節軟骨で主体をなすコラーゲンは1型である。
(5)成人の関節軟骨の栄養は関節液の拡散によって行われる。
a(1),(2)  b(2),(3)  c(3),(4)  d(4),(5)  e(1),(5)

【71】次の記載のうち正しい組み合わせを一つ選べ。
(1)骨には血管は存在しない。  (2)骨には神経は存在しない。
(3)骨細胞は破骨細胞とHavers管で連結している。
(4)骨組織は、生体の内骨格として、支持器官の役割を果たしている。
(5)骨組織は、体液ミネラルの恒常性のための貯蔵庫としての役割もある。
a(1),(2)  b(2),(3)  c(3),(4)  d(4),(5)  e(1),(5)

【72】次の記載のうち正しい組み合わせを一つ選べ。
(1)副甲状腺ホルモンは骨芽細胞の機能を抑制する働きがある。
(2)カルシトニンは破骨細胞による骨吸収を促進する働きがある。
(3)ビタミンDは腸管でのカルシウムの吸収を増加させる。
(4)ビタミンDは腸管で吸収された後、肝臓、腎臓を通って活性型になる。
(5)ビタミンKは骨代謝には関係しない。
a(1),(2)  b(2),(3)  c(3),(4)  d(4),(5)  e(1),(5)

【73】次の記載のうち正しい組み合わせを一つ選べ。
(1)同種骨は移植することはできない。  (2)甲状腺ホルモンは骨吸収を促進する。
(3)ギプス固定により骨萎縮を生ずることがある。
(4)ステロイド投与は骨強度を増加させる。
(5)骨折部の血腫は仮骨形成阻害作用が強い。
a(1),(2)  b(2),(3)  c(3),(4)  d(4),(5)  e(1),(5)

【74】次の記載のうち正しい組み合わせを一つ選べ。
(1)リモデリングは成長期以後行われない
(2)リモデリングは破骨細胞と骨芽細胞との機能的連係によって行われる
(3)リモデリングには重力、機械的刺激が関与している
(4)皮質骨はリモデリングを行わず、骨量が一定に維持されている
(5)骨芽細胞と破骨細胞はギャップ結合による細胞性ネットワークを形成し、リモデリングを制御している
a(1),(2)  b(2),(3)  c(3),(4)  d(4),(5)  e(1),(5)

【75】次に列挙する骨代謝マーカーのうち、骨吸収マーカーはどれか。正しい組み合わせを一つ選べ。
(1)血清骨型アルカリフォスファターゼ  (2)尿中ハイドロキシプロリン
(3)尿中デオキシピリジノリン  (4)尿中ピリジノリン  (5)血清オステオカルシン
a(1),(2),(3)  b(1),(2),(5)  c(1),(4),(5)  d(2),(3),(4)  e(3),(4),(5)

【76】骨粗鬆症の治療薬として適切ではないものを一つ選べ。
a.ビタミンA  b.カルシトニン  c.活性型ビタミンD
d.エストロゲン製剤  e.ビスフォスフォネート

【77】老人性骨粗鬆症に伴う骨折において寝たきりの原因となりやすいのはどれか。正しいものを一つ選べ。
a.上腕骨頸部骨折 b.橈骨遠位端骨折 c.脊椎椎体骨折 d.肋骨骨折 e.大腿骨頸部骨折

【78】老人性骨粗鬆症について正しいものを一つ選べ。
(1)骨量の減少は海綿骨より皮質骨に著しい。
(2)骨吸収は骨形成に比べて減少している。  (3)力学的負荷が骨量維持に重要である。
(4)腰椎側面X線像が骨量判定に用いられる。  (5)腰椎椎体の圧迫骨折が生じやすい。
a(1),(2),(3)  b(1),(2),(5)  c(1),(4),(5)  d(2),(3),(4)  e(3),(4),(5)

【79】次のうち、骨軟化症について適切でないものを一つ選べ。
a.進行例ではX線像で骨改変層(Looser zone)が観察される。
b.X線像で全身骨の萎縮を認める。  c.組織所見は類骨組織の減少である。
d.治療には活性型ビタミンDが使用される。
e.血清カルシウム、リンの低下、血清アルカリフォスファターゼ値の上昇がみられる。

【80】ビタミンD3の作用について誤っているものを一つ選べ。
a.腸管においてカルシウム吸収を促進する。  b.骨吸収を増加する。
α腎臓においてカルシウムとリン酸の再吸収を促進する。
d血清中カルシウムとリン酸の濃度を上昇させる。
e.骨吸収を抑制し石灰化を促進する。

【81】骨肉腫について記載せよ。
(1)発生部位、発生年齢  (2)単純X線所見
(3)病理組織学的所見(生検標本)  (4)治療方針

【82】大腿骨頚部骨折について記載せよ。
(1)好発年齢  (2)分類  (3)治療法(分類に沿って)

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