免疫学平成11年度追試験

平成12年3月8日(水)実施

1.(A)Th1、Th2細胞の免疫学的性質について述べなさい。
(B)Th1、Th2細胞のバランスは免疫反応の制御をどのように行っているか。
 平成10年度大問4−(2)、平成12年度大問3−(1)など参照

2.クラススイッチの分子機構について述べなさい。また、クラススイッチにT細胞側からどのようなシグナルが与えられるか説明しなさい。
 平成10年度大問4−(1)参照

3.(1)免疫システムにおいて多様性を担う分子を2つ挙げなさい。
(2)それらの多様性の獲得機構について説明しなさい。
(3)(1)の2つの分子それぞれがリガンドを認識する際の特徴について述べなさい。
 前述

4.T細胞は分化の過程で自己に対する免疫学的寛容とMHC拘束性を獲得する。その獲得のメカニズムについて、胸腺内で起こる現象を中心に論じなさい。
 平成10年度大問3参照

5.カッコ内に入る言葉を記しなさい。
アポトーシスのシグナル伝達系は大きく分けてFasを介する経路とミトコンドリア依存性経路がある。Fasを介する経路において、Fasの細胞領域にある(1)ドメインにFADDが結合し、さらに(2)が結合することによって(2)の自己切断による活性化が起こり、(3)を切断し、活性化する。(3)がさらに種々の蛋白質を切断・活性化することによってアポトーシスの誘導が行われる。この最終的に切断される蛋白質の中にはDNA断片化を起こす酵素である(4)の活性化を抑制する(5)がある。ミトコンドリア依存性経路では増殖因子の欠乏などによってミトコンドリア外膜上にあるイオンチャネル(6)から(7)が細胞質に放出され、(7)は(8)に結合して(9)の切断が起こり、活性化された(9)は(3)の切断を引き起こし、アポトーシス誘導が起こる。(10)は(6)に結合して(7)の漏出を防ぎ、アポトーシス抑制が起こる。

6.マクロファージの異物処理機構について述べなさい。

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