免疫学 平成4年度本試験

1. 免疫応答系におけるHLAの多様性について説明せよ。
HLAとはヒトのMHCのこと。HLA遺伝子はクラスTでA、B、Cの3つ、クラスUにはDP、DQ、DRがある。(HLA遺伝子の多重性)またそれぞれに、対立遺伝子が存在する。(多型性)

2. 免疫系はどのようにして多様性を獲得するか説明せよ。
前述(平成11年度大問1、平成9年度大問4参照)

3. 抗体分子のFc部分の構造の違いと機能の関連について述べよ。
定常領域の違いによってH鎖はμ鎖、δ鎖、γ鎖、α鎖、ε鎖に分けられる。これらのタイプの構造の違いは抗体のFcフラグメント下端に局在している。
μ鎖はIgMに対応し、五量体を形成し、免疫の初期液性反応を担う。
δ鎖はIgDに対応する。機能は不明。
γ鎖はIgG。血清中に最も多く、二次反応が顕著。
α鎖はIgA。前述。
ε鎖はIgE。アレルギー反応を担う。後で詳しく説明。

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