歯科口腔外科 平成11年度概説試験

一応、問題だけ。
特記すべきことはありません。
Cは下顎骨、と限定されていますが、1番頻度が多いのは下顎骨ですし、プリントでアプローチ法のみ確認して、平成14年12年の解答を見ていただければと思います。
というわけで、プリントアウトする必要もないと思います。

A、B、C、Dをそれぞれ別の用紙に解答せよ(裏面使用可:氏名、学籍番号を記入)
A-1 口唇形成術および口蓋形成術について、それぞれ手術時期、手術時期を決める因子について簡潔に述べよ。

A-2 下顎枝矢状分割法について知るところを述べよ。

B  口腔領域に発生する嚢胞および嚢胞類似疾患を分類して挙げ、その個々の特徴を述べよ。


C  下顎骨骨折の診断と治療について簡潔に記せ。
顎骨骨折での大半は、下顎骨なので特記することはないと書いたのですが、授業を聞いてみると、上顎骨、下顎骨、頬骨、眼窩底では治療法が違うみたいなので、解答を書いておきます。
解答
〈診断〉(習った…?)
外傷の既往、臨床所見による。X線写真はオルソパントモグラム、高頭前頭位、側方斜位撮影で全体を把握し、必要に応じて他方法の撮影を行う。関節突起部では、骨折線や小骨片の確認が困難な時があり、CTなどを併用する。画像診断の他にも、血液検査、咬合模型、立体的観察などが診断に有用である。
〈治療〉
関節突起の骨折治療は保存的治療が基本である。骨癒合をより確実に行いたい時、顎間固定を短くしたい時は、外科的治療を行う。
それ以外は、手術を行う。
手術の流れとしては、術前処置の後、切開、骨折線確認、必要があれば抜歯、整復、術中顎間固定、プレート適合、穴あけ、スクリュー固定、顎間固定解除、縫合である。上下顎間を牽引・整復する前に、上下歯列に、副木をつけ、歯列間にギャップがあるときは、それも整復する。
術後の保存的顎間固定は4週間から6週間で、発育過程の小児では短めに、老人では長めに、粉砕骨折では長めに行う。
固定の主流はチタンのミニプレート固定である。術後6ヶ月以降にプレートを除去するが、チタンは生体適合性がよいので取り除かないこともある。最近では吸収性プレートが用いられることもある。
術後処置としては、他に、機能訓練、開口練習、歯科治療などがある。

D  歯周炎について述べよ。

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