組織学各論 出題傾向
(平成4〜平成14年度)

なお、平成4、8、9、14年の問題は最終試験の問題です。

1. 出題頻度
@消化管(壁)の基本構造について(9回)
   特徴的構造、粘膜の特徴(H12、H11、H8)
   胃を例に(H10)
   十二指腸を例に(H9)
   食道から大腸まで(H7)
   基本構造(と分類)(H6、H5、H4)

A肺胞上皮の構成細胞と血液空気関門について(6回)
   図示、説明(H13、H12、H11)
   血液空気関門の説明のみ(H10)
   肺胞壁の構成細胞と機能(H9)
   肺胞細胞図示と血液空気関門、表面活性剤について(H8)

A性、生殖器の分化過程について(6回)
   (胎生期の)性分化(誘導)過程(H11、H10、H9)
   生殖器の分化過程(H7、H6、H5)

C副腎の構造について(5回)
   層構造とホルモン分泌(H12)
   副腎の構造と血流の特徴、意義(H14(由来も)、H7)
   層構造と髄質(H6)
   副腎のホルモン(H5)

D血管の分類と構造細胞、機能について(4回)
   血管の分類、それが見られる組織(H13)
   血管壁構成細胞列挙、その機能(H12)
   血管内皮について(種類、機能)(H7、H5)

D消化吸収について(4回)
   糖消化、吸収の機能構造(大問の一部)(H11)
   脂肪吸収のメカニズム(H10)
   小腸における糖、タンパク質、脂質の吸収機構(と全身への分配経路)(H9、H8)

Dシスチン尿症(アミノ酸尿症)とアミノ酸障害について(4回)
   必須アミノ酸が欠乏しない、尿中から大量にアミノ酸が検出される理由(H7、H6、H5)
   同上(ただし、単独の設問ではなく、糖の消化吸収と同じ大問中の設問)(H11)

D目の膜構造について(4回)
   三層構造について(図示、説明、部位による相違)(H13、H8)
   光が眼球に入ってから神経を通って出るまで(結像まで)に通る構造(H11、H7)

H下垂体について(3回)
   構造と神経分泌(H13)
   門脈系(甲状腺ホルモンを例に)(H8、H5)

H血圧調整について(3回)
   ネフロンの構成要素(図示)と血圧調節(H10、H9)
   血圧調節についてのみ(H8)

H肝洞様毛細血管について(3回)
   類洞(肝洞様毛細血管)について(H10)
   構成細胞の図示(と説明)(H9、H7)

H甲状腺ホルモンの合成経路について(3回 H6、H5、H4)

・ 耳の構造についての問題が毎回部位が多少違うものの3回出ています。
・ それから、「組織学的に答えなさい。」という文言が目立ちます。生理学をやっているとそちらに傾いた解答になるためでしょうか。

2. 用語説明問題
 ランゲルハンス島(H6、5)、ミューラー細胞(同)、透明体(H7、6)の3つが複数回の出題ですが、平成5〜7年、11年の4度(のべ14語)しか出題されていませんので、傾向を分析するほどのことはないようにも思われます。

3. 分野別出題数( )内は語句説明で出題された問題数

分野 出題数 備考
脈管系 7(1) いずれも血管
リンパ・脾臓・骨髄 いずれも脾臓
消化管 23(1) 肝臓6題、歯1題、その他は全体
呼吸器 7(1) いずれも肺胞
泌尿器 9(1) いずれも腎臓
生殖器 17(3) 男性1、女性7(用語説明3題はいずれも女性)、その他は両性に関係
内分泌 15(2) 副腎5、甲状腺5、下垂体3、膵臓2(用語、ランゲルハンス島)
感覚 17(3) 耳6(1)、残りは目
皮膚 1(1) ランゲルハンス細胞
神経  


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