ウイルス科一覧

大きさ、ゲノムサイズなどについて戸田新の表記とかなり異なるものあり。戸田新のページは第３２版。

核酸 対称性 Envelope ゲノム性状 直径(nm) ゲノム(kb) ウイルス科 頁 代表、備考
RNA 立方対称 なし ds 10-18分節 60-80 22-27 レオ 827 −鎖のみ鋳型となる、ロタウイルス
ss ＋鎖 35-40 8 カリシ 775 食中毒を起こす
28-30 6.8-7.9 アストロ 776 ウイルス性胃腸炎
28-30 7.2-8.4 ピコルナ 767 エンテロウイルス属（ポリオなど）やHAV
あり ss ＋鎖 40-50 10 フラビ 780 節足動物媒介ウイルス（黄熱、日本脳炎）やHCV
60-70 12 トガ 777 節足動物媒介ウイルスや風疹（ルビウイルス属）
(2コピー) 80-130 3.5-9 レトロ 831 HIV、HTLV、RNA→DNA→RNA
らせん対称 あり ss ＋鎖 80-160 16-21 コロナ 776 SARS、独特のスパイクを持つ、風邪の一因
80×790
-14000		 12.7 フィロ 817 マールブルグ病、エボラ出血熱、桿菌状
−鎖 70-85×
130-380		 13-16 ラブド 815 狂犬病、フィロ・ボルナ・パラミクソと共
にモノネガウイルス目に属す、砲弾状
80-100 8.9 ボルナ 819 他のモノネガ目と異なり転写・複製が核内で
150-300 16-20 パラミクソ 803 麻疹、ムンプス（おたふく風邪）、ニパ、ヘンドラ
細胞質に封入体形成、表面に２種類のスパイク
(8分節) 90-120 13.6 オルトミクソ 784 インフルエンザ、表面に２種類のスパイク
(3分節) 90-120 13.5-21 ブニヤ 823 ハンタ、節足動物媒介ウイルスが多い、環状
(2分節) 50-300 10-14 アレナ 820 ラッサウイルス（人獣共通感染症）
DNA 立方対称 なし ss ＋or― 18-26 5 パルボ 763 B19＝伝染性紅斑（りんご病）、アデノ随伴ウイルス
ds 環状 55 6.8-8.4 パピローマ 761 ポリオーマと共に元パポーバウイルス科、いぼの一因
40 5 ポリオーマ 762 SV40、JCウイルス、BKウイルス、特に症状なし
線状 70-90 36-38 アデノ 756 12本のペントンファイバー、遺伝子治療ベクター
あり 一部ss 環状 42 3.2 ヘパドナ 847 オルトヘパドナウイルス属のHBV、逆転写酵素を持つ
ds 線状 150-200 120-200 ヘルペス 734 HSV、VZV、CMV、EBVなど
カプシドの対称なし あり ds 線状 170-200
×300-450		 130-280 ポックス 729 細胞質内で増殖可能な唯一のDNAウイルス
天然痘ウイルス、動物ウイルス中最大

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