皮膚 平成17年度卒業試験

平成17年11月28日実施(持ち帰り可)
【1】正しい組合せはどれか。
(1)晩発性皮膚ポルフィリン症:血管周囲のPAS陽性物質
(2)単純性表皮水疱症:基底細胞の変性
(3)Hailey-Hailey病:間擦部に生じる角化性丘疹
(4)水疱性類天疱瘡:基底膜成分に対する自己抗体
a.(1),(3),(4)のみ  b.(1),(2)のみ  c.(2),(3)のみ  d.(4)のみ  e.(1)〜(4)のすべて

【2】正しいのはどれか。
(1)紫斑は硝子圧にて消退する。  (2)膿疱は真皮上層の好中球の集簇である。
(3)水疱には表皮内あるいは表皮下のものがある。
(4)基底層の液状変性はSLE、皮膚筋炎、ビダール苔癬でみられる。
(5)掌蹟膿疱症の膿庖は無菌性である。
a.(1),(2)  b.(2),(3)  c,(3),(4)  d.(3),(5)  e.(4),(5)

【3】脱毛を起こすことがある疾患はどれか。
(1)白癬  (2)梅毒  (3)エリテマトーデス  (4)ハンセン病
a.(1),(3),(4)のみ b.(1),(2)のみ c.(2),(3)のみ d.(4)のみ e.(1)〜(4)のすべて

【4】Langerhans細胞について誤っているものを一つ選べ。
a.骨髄由来の細胞である。  b.Birbeck穎粒を有する。
c.インターフェロンγを産生する。
d.正常皮膚では真皮浅層の小血管周囲に多く認められる。
e.毛包や脂腺、リンパ節や胸腺にも認められる。

【5】皮疹が列序性に配列することがある疾患はどれか。
a.表皮母斑  b.太田母斑  c.老人性血管腫  d.脂漏性角化症  e.ボーエン病

【6】アトピー性皮膚炎について誤っているのはどれか。
a.青年期以降に発症することもある。  b.ヘルペス感染症が合併しやすい。
c.血清IgEの上昇することもある。  d.白内障の合併に注意する必要がある。
e.確定診断には皮膚生検が必要である。

【7】23歳の男性。幼少児期よりアトピー性皮膚炎で治療を受けていた。2日前より突然39度の発熱とともに顔面、頚部、上胸部に小水疱が多数集簇性に出現し、一部びらん化、潰瘍化し、所属リンパ節も有痛性に膨張している。最も考えられるのはどれか。
a疱疹状皮膚炎 b天疱瘡 cカポジー水痘様発疹症 d帯状疱疹 e水疱性類天疱瘡

【8】蕁麻疹の原因として正しいものはどれか。
(1)ヘリコバクター・ピロリ菌  (2)自己抗体(抗IgEレセプター抗体)
(3)消炎鎮痛剤  (4)慢性感染症
a.(1),(3),(4)のみ b.(1),(2)のみ c、(2),(3)のみ d.(4)のみ e.(1)〜(4)のすべて

【9】次の組み合わせで正しくないものを1つ選べ。
a.Sweet病:白血病  b.骨髄性プロトポルフィリン症:C型肝炎
c.壊疽性膿皮症:大動脈炎症候群 d.結節性紅斑:潰瘍性大腸炎 e.黒色表皮腫:肥満

【10】症例は72歳の男性。肺炎で入院治療を受けていたが、1週間前から全身の皮膚に紅斑・糜爛が出現してきた。眼球結膜の充血がみられ、口唇にはびらん、口腔粘膜には白苔を伴っていた。皮膚生検で表皮真皮境界部へのリンパ球の浸潤と表皮基底層の細胞の壊死がみられた。この疾患で臨床的にみられる所見はどれか。
a.Dermography  b.Nikolsky現象  c.Auspitz現象
d.Darrier徴候  e.Pautrier's microabscess

【11】22歳の女性。急性骨髄性白血病に対して寛解導入療法後、非血縁者間の骨髄移植を受けた。移植後35日目から発熱、下痢とともに手掌、頸部に紅斑が出現、次第に拡大するため受診した。皮膚生検では表皮基底層の細胞に空胞変性、壊死がみられた。この病態について誤った組み合わせはどれか。
(1)生じるとほとんどの場合致命的である。  (2)肝酵素の上昇を伴うことも多い。
(3)ステロイドの全身投与は効果があることが多い。
(4)輸血や肝移植など他の臓器移植時にもみられることがある。
(5)自家移植でもしばしばみられる。
a.(1),(2)  b.(1),(5)  c.(2),(3)  b.(3),(4)  e.(4),(5)

【12】痒疹、蕁麻疹について正しいものを選べ。
(1)妊娠に伴うものがあり、妊娠性痒疹とよばれる。
(2)痒疹では一般に激しいかゆみを伴い、発疹は紅斑である。
(3)蕁麻疹でみられる発疹は膨疹であり、一般に個疹は数時間で消失する。
(4)蕁麻疹の治療には抗ヒスタミン剤を中心とした薬物療法が行なわれる。
a.(1),(3),(4)のみ  b.(1),(2)のみ  c.(2),(3)のみ  d.(4)のみ  e.(1)〜(4)のすべて

【13】魚鱗癬について正しいものを選べ
(1)伴性遺伝性魚鱗癬では四肢屈側も侵される。
(2)後天性魚鱗癬は重篤な栄養障害に伴うことがある。
(3)伴性遺伝性魚鱗癬は毛孔性角化を伴う。
(4)尋常性魚鱗癬ではしばしば角膜混濁が認められる。
a.(1),(3),(4)  b.(1),(2)  c.(2),(3)  d.(4)のみ  e.(1)〜(4)のすべて

【14】疾患と病理組織像の組み合わせで正しいものを選べ
(1)道化師様魚鱗癬:層板顆粒の異常または欠如
(2)水疱型先天性魚鱗癬様紅皮症:顆粒変性  (3)尋常性乾癬:液状変性
(4)Thost-Unna型掌蹠角化症:顆粒変性  (5)扁平苔癬:不全角化
a.(1),(2)  b.(1),(5)  c.(2),(3)  d.(3),(4)  e.(4),(5)

【15】乾癬の内服療法で一般的に使用されないものはどれか
(a)メソトレキサート  (b)エトレチナート  (c)ステロイド  (d)シクロスポリン

【16】次の組み合わせで誤っているものを1つ選べ
(a)扁平苔癬:Kobner現象(oにウムラルト)  (b)膿庖性乾癬:Kogoj海綿状膿疱
(c)尋常性乾癬:Auspitz現象 (d)関節症性乾癬:RA因子陽性 (e)滴状乾癬:ASO高値

【17】扁平苔癬について正しいものを選べ
(1)皮疹の表面にWickham線条がみられる。
(2)口腔内扁平苔癬ではしばしばC型肝炎の合併がみられる。
(3)病理組織像ではコロイド小体がみられる。
(4)口腔や粘膜部の扁平苔癬は扁平上皮癌の発生母地になることもある。
a.(1),(3),(4)  b.(1),(2)  c.(2),(3)  d.(4)のみ  e.(1)〜(4)のすべて

【18】色素失調症incontinetia pigmenti(Bloch-Sulzberger症候群)で正しいものを選べ。
(1)男性に多い。  (2)組織学的に好酸球性膿疱がみられる。
(3)細胞膜のレセプターの異常により生じる。  (4)両側性のことが多い。
a.(1),(2)  b.(2),(3)  c.(3),(4)  d.(1),(3)  e.(2),(4)

【19】正しいものを選べ。
(1)アミロイドーシス:AL(免疫グロブリンL鎖)、AA(proteinA)などの線維構造を有する特異蛋白が諸臓器の組織間隙に沈着する。
(2)エーラスダンロス症候群:皮膚の過伸展、関節の異常可動、皮膚血管の脆弱を主徴とする遺伝性コラーゲン合成異常症。
(3)痛風結節:尿酸塩結晶に対する異物肉芽腫。
(4)ポルフィリン症:ポルフィリン体またはその前駆体の代謝異常で急性間欠性ポルフィリン症以外では日光暴露により紅斑、水疱などが生じる。
a.(1),(3),(4)  b.(1),(2)  c.(2),(3)  d.(4)のみ  e.(1)〜(4)のすべて

【20】誤っているものを選べ。
a.全身性アミロイドーシスでは表皮直下にのみアミロイド沈着をしめす
b.甲状腺機能亢進症では全身性粘液水腫を呈する
c.眼瞼黄色腫では必ず高リポ蛋白血症を認める
d.ファブリー病ではびまん性体幹被角血管腫を認める
e.ヘモクロマトーシスの色素沈着は表皮の鉄の沈着による

【21】正しいものを選べ。
(1)眼皮膚白皮症、1a型:チロシナーゼ陰性型では生涯色素は産成されない。
(2)Chediak-Higashi症候群では出血傾向を示す。
(3)肝斑にはトラネキサム酸の内服が有効。
(4)ミノサイクリンでは薬剤による色素沈着に注意が必要。
(5)抗悪性腫瘍剤では体幹部に色素沈着を生じやすい。
a.(1),(2),(3)  b.(1),(2),(5)  c.(1),(3),(4)  d.(2),(3),(4)  e.(3),(4),(5)

【22】高カロリー輸液中の患者が下痢・四肢末梢にびらん・脱毛を生じてきた。測定すべき金属はどれか。
a.鉄  b.銅  c.亜鉛  d.ニッケル  e.セレニウム

【23】診断上・血清反応が重要ではないと思われる疾患は次のうちどれか。
a.梅毒  b.成人T細胞リンパ腫/白血病(ALT)  c.伝染性紅斑
d.非定型抗酸菌症  e.Gianotti病

【24】結核菌が原因で生じる疾患をあげよ。
(1)皮膚疵状結核  (2)皮膚腺病  (3)バザン硬結性紅斑  (4)尋常性狼瘡
a.(1),(3),(4)のみ  b.(1),(2)のみ  c.(2),(3)のみ  d.(4)のみ  e.(1)〜(4)のすべて

【25】次の文章のうち誤っているものの組合せはどれか。
(1)梅毒血清反応(STS)陽性者は全て梅毒に罹患している。
(2)第1期梅毒の感染門戸は陰部、口唇に限られる。
(3)梅毒に罹患しても最初の約3週間はSTSは陰性である。
(4)硬性下疳は感染後3週で生じ、トレポネーマが証明される。
(5)第2期梅毒は感染後約3ヶ月で始まり、バラ疹・扁平コンジローマ・脱毛などを生ずる。
a.(1),(2)  b.(2),(3)  c.(3),(4)  d.(4),(5)  e.(3),(5)

【26】一般に尋常性疣贅に対して用いられない治療法はどれか。
(1).液体窒素による凍結療法  (2).炭酸ガスレーザーによる焼灼術
(3).サイクロスポリンAの内服  (4).強酸性水の外用
(5).インターフェロンαの局所注射
a(1)(2)  b(1)(5)  c(2)(3)  d(3)(4)  e(4)(5)

【27】次の記述のうち・誤っているものはどれ力`
a.皮膚糸状菌とはEpidermophyton、Microsporum、Trichophytonの3属の諸菌を総称したものである。
b.角質増殖型足白癬はしばしば痒みを欠く。
c.トリコフィチン反応は白癬の診断に最も有用な検査である。
d.空中に存在するAspergillusやFusarium属などは爪真菌症を起こしうる。

【28】次の記述のうち、誤っているものはどれか。
a.スポロトリコーシスは小児の顔面、高齢者の上肢に多い。
b.癜風は乳幼児の躯幹に多い。  c.黒色分芽菌症(chromoblastomycosis)は下肢に多い。
d.皮膚クリプトコックス症は髄膜や肺のクリプトコックス症に続発することが多い。

【29】真菌感染症と治療の組み合わせのうち、適当でないものはどれか。
a.爪白癬:アンホテリシンB内服  b.スポロトリコーシス:ヨウ化カリウム内服
c.口腔カンジダ症:アゾール系抗真菌剤内服  d.股部白癬:アゾール系抗真菌剤外用

【30】疾患と確定診断補助診断の検査の組み合わせのうち、適当でないものはとれか。
a.疥癬:苛性カリウム検鏡  b.頭部白癬:Wood灯
c.スポロトリコーシス:スポロトリキン反応
d.皮膚クリプトコックス症:トリコフィチン反応

【31】15歳の男性。発熱、咽頭痛、全身倦怠感あり、近医受診し、抗生剤と解熱鎮痛剤の処方を受けた。その後顔面に浮腫状の紅斑が出現したため受診。初診時、顔面から頚部、胸部に浮腫状の紅斑がみられた。頚部リンパ節に有痛性の腫脹、口腔内は扁桃がボール状に腫脹、口蓋に点状の紫斑がみられた。白血球9600,リンパ球55%,異型リンパ球10%,ALT286IU/ml。この疾患について誤っている記述はどれか。
(1)ステロイドの全身投与が有効な場合がある。  (2)アシクロビルが著効する。
(3)経過中にしばしばリンパ腫に移行する。  (4)ウイルスはその後潜伏感染する。
(5)異型リンパ球は経過の後半に増加してくる。
a.(1),(2)  b.(1),(5)  c.(2),(3)  b.(3),(4)  e.(4),(5)

【32】C型肝炎患者にみられやすい皮膚症状はどれか。
(1)クリオグロブリン血症による血管炎  (2)扁平苔癬
(3)皮膚T細胞性リンパ腫  (4)神経線維腫  (5)水疱性類天疱瘡
a.(1),(2)  b.(1),(5)  c.(2),(3)  b.(3),(4)  e.(4),(5)

【33】次の疾患のうち、自然消退の認められるものを選べ
(1)悪性黒色腫の原発巣  (2)苺状血管腫
(3)単純性血管腫(ポートワイン母斑)  (4)扁平母斑
a.(1),(3),(4)のみ  b.(1),(2)のみ  c.(2),(3)のみ  d.(4)のみ  e.(1)〜(4)のすべて

【34】Paget病について正しいものはどれか。
(1)組織で管腔がみられることはあまりないが、腺癌の一種である。
(2)乳房および乳房外があり、乳房外Paget病の好発部位は腋窩である。
(3)臨床的には境界明瞭な角化性隆起性局面として見つかることが多い。
(4)表皮内癌であるため予後は良く、転移や腫瘍死はほとんどない。
a.(1)のみ  b.(1),(3),(4)  c.(2),(3)  d.(2),(4)  e.(ユ)〜(4)のすべて

【35】尋常性白斑の治療について正しいものの組み合わせはどれ瓜
(1)ステロイド外用  (2)ルビーレーザー照射  (3)表皮移植  (4)PUVA療法
a.(1),(3),(4)のみ  b.(1),(2)のみ  c.(2),(3)のみ  d.(4)のみ  e.(1)〜(4)のすべて

【36】汗腺系腫瘍はどれか。
a.稗粒腫  b.石灰化上皮腫  c.皮膚混合腫瘍  d.脂漏性角化症  e.ボーエン病

【37】基底細胞癌の発生母地または背景として重要なものはどれか。
(1)基底細胞母斑症候群  (2)尋常性乾癬  (3)長年の日光曝露  (4)色素性乾皮症
a.(1)のみ  b.(1),(3),(4)  c.(2),(3)  d.(2),(4)  e.(1)〜(4)のすべて

【38】次の皮膚悪性腫瘍のうち生命予後が比較的良好なものはどれか。
(1)表在拡大型悪性黒色腫  (2)陰部Paget病
(3)Bowen病  (4)基底細胞癌  (5)有棘細胞癌
a.(1),(2)  b.(2),(3)  c.(2),(4)  d.(3),(4)  e.(1),(5)

【39】関係の深い組み合わせはどれか。
(1)類表皮嚢腫(粉瘤):Gardner症候群  (2)脂腺腫瘍:Muir-Torre症候群
(3)脂漏性角化症:Leser-Trelat症候群  (4)石灰化上皮腫:進行性筋ジストロフィー
a.(1)のみ  b.(1),(3),(4)  c.(2),(3)  d.(2),(4)  e.(1)〜(4)のすべて

【40】悪性黒色腫について正しいのはどれか。
(1)肉眼的に黒くないものもある。  (2)有効な化学療法はない。
(3)多くは色素性母斑から生じる。  (4)白人より黄色人種に多く見られる。
a.(1)のみ  b.(1),(3),(4)  c.(2),(3)  d.(2),(4)  e.(1)〜(4)のすべて

【41】菌状息肉症について正しい組み合わせを選べ。
1.紅斑期:紅斑から始まり、出没を繰り返す。 2.浸潤・増殖する細胞はCD4陽性T細胞
3.直接死因は免疫能低下による感染症が多い
4.表皮内への腫瘍リンパ球浸潤(表皮向性)を示す
a(1),(3),(4)のみ  b(1),(2)のみ  c(2),(3)のみ  d(4)のみ  e(1)〜(4)のすべて

【42】内臓悪性腫瘍を伴うことの多い皮膚疾患はどれか
1.Sweet病  2.Bazax症候群  3.皮膚筋炎  4.葡行性迂回性紅斑
a(1),(3),(4)のみ  b(1),(2)のみ  c(2),(3)のみ  d(4)のみ  e(1)〜(4)のすべて

【43】正しいものを選べ
a.足底の色素性母斑:皮丘優位の色素沈着  b.メラノーマ:巨大先天性色素性母斑
c.若年性黒色腫:予後不良  d.ダーモスコピィ:レーザー光線による診断

【44】正しいものを選べ
1.神経線維腫症1型では高率に脳腫瘍を合併する。
2.結節性硬化症では知能低下、てんかん発作、顔面の血管線維腫を生じる。
3.ポイツ・イェーガス症候群では口唇・手指・足趾の色素沈着と腸管ポリポーシスを生じる。
4.スタージ・ウェーバー病では三叉神経第3枝領域に単純性血管腫を生じる。
5.神経皮膚黒色症では脳軟膜、中枢神経、皮膚に母斑細胞が増殖。
a.(1),(2),(3)  b.(2),(3),(4)  c.(2),(3),(5)  d.(2),(4),(5)  e.(3),(4),(5)

【45】熱傷の治療について正しい記載の組合せはどれか。
(1)熱傷受傷直後は水で冷却する。
(2)水庖があれば感染予防のため出来るだけ除去した方がよい。
(3)熱傷面のMRSA感染に対して最も有効なのはシルバーサルファダイアジンクリームである。
(4)受傷直後の輸液は乳酸加リンゲル液を用いる。
(5)輸液の指標は1時間尿量をまず参考とする。
a.(1),(2),(3)  b.(2),(3),(4)  c.(2),(3),(5)  d.(3),(4),(5)  e.(1),(4),(5)

【46】Z形成術について正しいのはどれか。
(1)頂角の等しい時は60度で60%の延長率となる。
(2)瘢痕の方向を変える効果がある。
(3)連続に用いた場合、同じ延長効果を持つ単一のものよりも中央縫合線上の緊張を分散させることができる。
(4)頂角を60度とすると、皮弁置換後の中央縫合線は、元の中央縫合線とは60度の方向となる。
a.(1)(3)(4)  b.(1)(2)  c.(2)(3)  d.(4)のみ  e.(1)〜(4)のすべて

【47】次の文章の中で壊死性筋膜炎について正しいものはどれか。
(1)病変の主座は浅筋膜から皮下組織にかけてである。
(2)早期より切開、デブリードマンなどの外科的処置が必要である。
(3)四肢に好発し、有痛性のことが多い。
(4)早期からの強力な抗生剤の投与が必要である。
a.(1)(3)(4)  b.(1)(2)  c.(2)(3)  d.(4)のみ  e.(1)〜(4)のすべて

【48】血管炎の診断に有用な病理組織学的所見について正しい組合せはどれか。
1)静脈内の血栓  2)血管壁への多核白血球の浸潤
3)フィブリノイド物質の沈着  4)赤血球の漏出  5)類結核肉芽腫
a.(1),(2),(3)  b.(1),(2),(5)  c.(1),(3),(5)  d.(2),(3),(4)  e.(3),(4),(5)

【49】痛風について正しいのはどれか。
(1)耳介及び関節部の結節  (2)日光過敏  (3)肢端の壊疽
(4)高尿酸血症  (5)疼痛発作時の非ステロイド系抗炎症剤の使用
a.(1),(2),(3)  b.(1),(2),(5)  c.(1),(4),(5)  d.(2),(3),(4)  e.(3),(4),(5)

【50】サルコイドーシスについて正しいものを選べ。
1.乾酪壊死を伴わない類上皮細胞性肉芽腫がみられる。
2.星状体asteroid bodyなどの細胞内封入体が類上皮細胞、巨細胞にみられる。
3.肺門リンパ節腫脹(BHL)がみられる。  4.眼病変を伴うことがある。
a)1.3.4のみ  b)1.2のみ  c)2.3のみ  d)4のみ  e)1-4のすべて

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