ターミナルケア 平成16年度本試験

平成16年12月20日実施(120分)
A3で1枚。(問題・解答用紙共通)表に問題1、裏に問題2。
以下は書き写したメモを基に復元

102人受験、全員合格

問題1.今回のターミナルケアの講義で学んだことを踏まえ、"痛みに対する五箇条の心得"のそれぞれの条文を簡潔に説明せよ(問@〜D)。また、五箇条の心得に対する各自の総括的見解を述べよ。(問E)
第一条 人に痛みあるを知ってそれを顧みぬは、人倫の道に反す。
第二条 患者に痛みあるを知ってそれを顧みぬは、医の道に反す。
第三条 痛みを鎮める法を知るは、臨床医に必須の素養なり。
第四条 その弊害を知らずして痛みのみを鎮めるは、真の臨床に非ず。
第五条 常に患者の傍らにありて、共に痛みと闘う姿勢を保つべし。
(12月9日「まとめ」の講義(高橋教授)参照)
回答には何を書いてもいいと思いますので省略。


問題2.WHO3段階除痛ラダーを説明せよ。
(11月25日「痛みの治療:WHO方式がん疼痛治療法」の講義(佐藤先生)参照)
第一段階:非オピオイド薬(NSAIDsまたはアセトアミノフェン)を投与する。また、患者に応じて、適切な鎮痛補助薬(抗痙攣薬、抗鬱薬、抗不整脈薬、NMDA受容体拮抗薬、ステロイド薬など)を投与する。
第二段階:第一段階の投薬で痛みがコントロールできない場合には、第一段階の投薬を続けたまま、弱オピオイド薬(コデインやオキシコドンなど)の投与を行う。
第三段階:それでも痛みが抑えられない場合は、弱オピオイド薬を強オピオイド薬(モルヒネ、フェンタニルなど)に切り替える。この時も、第一段階から使用してきた薬は中断しない。

以上で十分ではないかと思いますが、解答用紙がA3に1枚ありますので、WHO方式がん疼痛治療法の5つの原則について書き加えてもいいかと思います。

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