泌尿・生殖器 平成16年度概説試験

2004年度概説試験
<泌尿器分>
1、正しいものの組み合わせを選べ。
(1)副腎動脈は下横隔膜動脈・大動脈・腎動脈からの分岐によって栄養をうける。
(2)左腎動脈が腹部大動脈と上腸間膜動脈との間で圧迫されることがある。
(3)左精巣静脈は左腎静脈に注ぐ。
(4)左腎静脈は大動脈の背側を横断し、下大静脈に注ぐ。
(5)右副腎中心静脈は右腎静脈に注ぐ。
a,123 b,125 c,135 4d,145 e,345

(答)a 2003年概説泌尿器1と同じ。

2、脳卒中左片麻痺で歩行障害が残っているが、独歩で外来通院中の女性に対して排尿障害の有無を確認したい。正しいものの組み合わせを選べ。
(1)排尿障害の有無を確かめるには、排尿記録と残尿測定が必要である。
(2)排尿障害の有無を確かめるには、尿路造影検査が必要である。
(3)括約筋障害がなければ排尿障害がないはずである。
(4)尿失禁があるとすれば、その病態は痴呆性である。
(5)尿失禁があるとすれば、その病態は腹圧性あるいは切迫性である。
a,135 b,125 c,234 d,145 e,全て

(答)a?わかりません。(4)と(5)が共存するのはおかしいからdとeはないと思います。

4、左右の腎機能を区別して検査できるのはどれか。
(1)静脈性腎盂造影 (2)レノグラム (3)PSP排泄試験
(4)尿濃縮試験 (5)インジゴカルミン排泄試験
a,123 b,125 c,145 d,234 e,345

(答)c 2002概説泌尿器2と同じ

7、生後3ヶ月の男児が有熱性尿路感染を繰り返すため受診した。まず行うべき適切な画像検査法(A群)と、最も考えられる疾患(B群)の組み合わせとして、正しいものはどれか。
A群
(1)US+IVP        (2)US+RP           (3)US+VCUG     (4)US+CT
(5)IVP+RP        (6)IVP+VCUG (7)IVP+CT (8)RP+VCUG
(9)RP+CT (10)VCUG+CT
US:超音波検査 IVP:経静脈性腎造影法 RP:逆行性腎孟造影法 VCUG:排尿時膀胱尿道造影法 CT:Computed Topography
B群
ア:先天性水腎症     イ:?胞腎 ウ:尿管胃所開口     エ:尿管瘤
オ:巨大尿管症       カ:膀胱尿路逆流症 キ:神経因性膀胱     ク:後部尿道弁
a,1とエ  b,2とア  c,3とカ  d,4とウ  e,5とク  f,6とオ  g,7とイ  h,8とカ  i,9とア  j,10とキ

(答)b アでは腎機能が低下するとIVPでは診断できないためRPが必要。CTよりはUSの方が有用な気がします。ウではVURの有無を確認するため、VCUGが必須。

9、尿路感染症について正しい組み合わせを選べ。
(1)急性単純性膀胱炎の原因としては大腸菌が最も多い。
(2)複雑性膀胱炎の治療には広域抗菌スペクトルのマクロライド系薬剤を用いる。
(3)急性単純性腎孟腎炎の治療にはカルバペネム系抗菌薬を用いる。
(4)留置カテーテルは複雑性尿路感染症の基礎疾患となる。
(5)慢性前立腺炎の原因は最近によることが多い。
選択肢不明

(1)○ (2)多分× 広域スペクトルのニューキノロンやセフェム系を用いるそうです。 (3)多分× 腎排泄型のペニシリン系、セフェム系、ニューキノロン系などを用いるそうです。 (4)○だと思います。 (5)微妙です。細菌性と非細菌性があるそうです。どっちが多いか分かりません。

10、性感染症について正しい組み合わせはどれか。
(1)淋菌感染症の治療には経口薬を用いる。
(2)非淋菌性尿道炎の原因微生物では、マイコプラズマ、ゲリタニウムが最も多い。
(3)性器ヘルペスの原因は、herpes simplex virus のU型である。
(4)女性の性感染症では、クラミジア感染症が最も多い。
(5)尖圭コンジローマの原因微生物は、human papilloma virus である。
a,12 b,13 c,14 d,15 e,23 f,24 g,25 h,34 i,35 j,45

(答)I (1)× 注射薬による単回治療。 (2)×? 最もかどうかは不明。 (3)○ (5)○

11、前立腺肥大症の重症度を判定するのに必要な項目は。
(1)前立腺特異抗原(PSA) (2)国際前立腺スコア(I-PSS)、QOL
(3)最大尿流率、残尿量 (4)直腸診 (5)前立腺容積(体積)
a,123 b,235 c,125 d,135 e,245

多分b.235だと思います。

12、正しいものの組み合わせを選べ。
(1)腎障害において血尿は必発であり、血尿(−)なら腎外傷を否定できる。
(2)非開放性腎外傷の多くは腎挫傷で保存的治療は困難である。
(3)後部尿道損傷は骨盤骨折に伴うことが多い。
(4)腎外傷では、緊急のCTや血管造影が診断と治療選択に有用である。
(5)腎外傷に比べると、膀胱外傷の頻度は高くない。
a,123 b,234 c,124 d,235 e,345

(答)b? (1)(2)(3)は2003概説12と同じ。

15、正しいものの組み合わせはどれか。
(1)射精は副交感神経の興奮による。
(2)RPLNDでは射精障害はおきない。
(3)TUR-P後の逆行性射精の発生率は約70%ある。
(4)精索静脈瘤は左側に多い。
(5)脊髄損傷患者でも正常な射精機能は保たれている。
a,12 b,23 c,34 d,45 e,15

2003卒試泌尿器13と同じ。答は不明(cかd)

20、腎移植について正しいものの組み合わせはどれか。
(1)我が国の腎移植成績は種々の免疫抑制剤の登場で年々向上しており、近年の生体腎移植における1年生着率は約90%前後である。
(2)我が国の腎移植において、脳死体腎移植数は減少している。
(3)腎移植における急性拒絶反応は種々の免疫抑制剤の登場により、臨床上認められることはなくなった。
(4)腎移植手術においては、一般的に腎動脈は内腸骨動脈、腎静脈は外腸骨静脈に吻合する。
(5)近年、配偶者をドナーとする非血縁者間生体腎移植が増加している。
a,123 b,234 c,235 d,125 e,345

2003卒試泌尿器14と一部同じ。答はd?過去問では(2)は×になっているが。2002卒試泌尿器9も一部同じだが、(4)が○なっているので、145が正しいということになります。

<産婦人科分>
1.女性生殖器の発生・解剖に関して正しいものをひとつ選べ。
a、子宮円索は子宮を支える支持組織で卵巣動静脈を含む。
b、尿生殖隔膜は深会陰横筋と肛門括約筋からなる三角形の薄い筋腱膜板である。
c、始原生殖細胞は卵黄嚢から腸間膜を経由して生殖堤へ移動する。
d、遺伝的性は出生時の外性器の形状による。
e、Bartholin腺は男性の前立腺に相当する。

a×卵巣動静脈は卵巣提索に含まれている。 b×尿生殖隔膜は深会陰横筋と尿道括約筋からなる。 c○ d×染色体による。 e×cowper腺に相当

2.22歳の女子大学生。月経不順と3ヶ月間の無月経を訴えて婦人科を受診した。内診と超音波断層法にて子宮および付属器に異常はなく、基礎体温測定を指示された。その後1ヶ月間の基礎体温は低温一相性である。
この症例について正しいものをひとつ選べ。
a、早発閉経の予防にエストロゲン製剤を投与する。
b、無排卵周期症の治療に排卵誘発剤を投与する。
c、機能性子宮出血の予防にプロゲステロン製剤を投与する。
d、破綻出血の予防にGnRHアナログ製剤を投与する。
e、妊娠の可能性があるのでホルモン治療は行わない。

2002概説2、2003概説2、卒試3を参照。aかc

3.正しいものをひとつ選べ。
a、GnRHの分泌は律動性に行われている。
b、初経はエストロゲンによる破綻出血である。
c、プロゲステロンの分泌は初経の発来に必須である。
d、排卵にはエストロゲンのネガティブフィードバックが必要である。
e、インヒビンはLHの分泌を特異的に抑制する。

2003概説3と一緒。答えa。

4.16歳女性。無月経を訴えて産婦人科を受診した。身長は141cmで、外反肘を認めた。内診にて膣の欠損を認めなかった。この症例について次のどの疾患が最も疑われるか、正しいものをひとつ選べ。
a、ターナー症候群 b、クラインフェルター症候群 c、真性半陰陽
d、ロキタンスキー・キュスター・ハウザー症候群 e、精巣性女性化症

低身長、外反肘より、ターナー。答えa。

5.症例は34歳、既婚婦人で、不妊症の治療も受けている。最近、少量の不正性器出血が持続し来院された。内膜細胞診は疑陽性で、内膜細胞診で内膜腺の増殖があり、腺の数の増加と不規則で複雑な腺の形状の異常が認められたが、細胞異型は見られなかった。この疾患について正しいものをひとつ選べ。
a、エストロゲンは投与期間より投与量の方が発生に関与している。
b、長期的には子宮体癌になる確率は10%を越える。
c、黄体ホルモンなどによる保存的治療がまず選択される。
d、経口避妊薬の長期使用で発生しやすい。
e、組織診断は単純型子宮内膜異型増殖症である。

診断は複雑型子宮内膜増殖症。よってeは×、a×投与期間が問題 b×3%程度 c○ d×エストロゲン投与が問題となるが、経口避妊薬はエストロゲン、プロゲステロンがバランスよく含まれているのであまり問題とならない。タモキシフェン服用後が問題となる。  

6.子宮内膜症について正しいものをひとつ選べ。
a、子宮内膜炎や子宮内膜過形成を合併することが多い。
b、再発することが多いので両側付属器切除が基本である。
c、GnRHアナログ療法では骨量減少に注意する必要がある。
d、エストロゲン依存症であるためタモキシフェン療法が有効である。
e、過多月経や過長月経のために貧血を合併することが多い。

2003概説7、卒試4参照。答えc。

7.29歳女性が結婚後3年経っても妊娠しないため受診した。結婚前も妊娠暦はない。月経は比較的順調であるが、基礎体温は測定していない。一方、夫は結婚暦があり、前妻との間に一児がいる。
1)正しいものをひとつ選べ。
a、診断は続発性不妊症である。
b、性交後試験は月経周期第5日頃に行う。
c、月経周期第5日頃にプロラクチンを測定する。
d、月経周期第10日頃にエストラジオールを測定する。
e、子宮卵管造影の前に造影剤アレルギーチェックを行う。

2)この患者の子宮卵管造影図をみて正しいものを選べ。
a、不妊症の原因として子宮因子の存在が疑われる。
b、不妊症の原因として頚管因子の存在が疑われる。
c、不妊症の原因として卵管因子の存在が疑われる。
d、不妊症の原因として染色体異常の存在が疑われる。
e、不妊症の原因として子宮および卵管に異常は認められない。

3)この患者への説明として適切なものを選べ。
a、配偶者間人工授精を行う。
b、治療法として卵管鏡下卵管形成術を勧める.
c、頚管無力症が疑われるので、頚管縫縮術が必要である。
d、子宮筋腫を認めるので子宮筋腫核出術を勧める。
e、不妊の原因は不明であるので経過観察を行う。

2003概説9参照。画像がないので、何とも言えませんが、過去問と同じなら、@c(eの造影剤アレルギーチェックは現在では、あまり行われないようです。)AcBbとなります。

8.Rokitansky-Kuster-Hauser症候群に関する次の記述のうち、正しい組み合わせをひとつ選べ。
(1)原発性無月経を主訴とすることが多い。
(2)腎尿路奇形を合併することが多い。
(3)膣留血腫を合併することが多い。
(4)染色体は46、XYであることが多い。
(5)造膣術の適応になる。
a,123 b,125 c,145 d,234 e,345

2003概説8参照。答えはb。

9.症例は40歳、接触出血を訴えて受診した。別紙は子宮膣部より採取した擦過細胞診像である。
1)次のうち、正しい組み合わせをひとつ選べ。
(1)背景に炎症細胞と壊死像を認める。 (2)腺腔形成を認める。
(3)コイロサイトーシスを認める。 (4)核の大小不同を認める。
(5)紡錘型異型細胞を認める。
a,123 b,125 c,145 d,234 e,345

2)推定する病理診断はどれか。
a、トリコモナス膣炎 b、カンジダ膣炎 c、異形成 d、腺癌 e、扁平上皮癌

1)2003概説11参照。答えはa
2) 2003概説11参照。答えはc?

10.絨毛性疾患に関する次の記述のうち、正しい組み合わせをひとつ選べ。
(1)多くの全胞状奇胎では、染色体はすべて精子由来である。
(2)絨毛癌は高率に血行転移を来す。
(3)胞状奇胎の組織学的診断には絨毛間質の水腫性嚢胞化が重要である。
(4)胞状奇胎の娩出後の管理に際しては、血中α-fetoprotein測定が必要である。
(5)全胞状奇胎の多くでは、病理学的に胎児由来の成分を認める。
a,123 b,125 c,145 d,234 e,345

2003概説14参照。答えはb?

11.婦人科検査法について誤っているものをひとつ選べ。
a、頚部スメアがパパニコロウ(Papanicoloau)分類Uのため異形成を疑った。
b、膣拡大鏡診(コルコスコピー)で子宮頚部に異常血管を認め浸潤癌と診断した。
c、閉経後の出血症例に子宮内膜細胞診(エンドサイト)を行った。
d、腹腔鏡で子宮内膜症を診断した。
e、骨盤内リンパ節への転移を評価するのにMRIよりCTを選択した。

答えはc?

12.外陰・膣の疾患について誤っているものをひとつ選べ。
a、大陰唇にアポクリン腺を認めた。
b、外陰ヘルペスにステロイド軟膏を用いた。
c、かゆみを伴う外陰皮膚の萎縮を認め硬化性苔癬と診断した。
d、外陰の表在性腺癌を認め外陰Paget病と診断した。
e、バルトリン腺嚢胞に造袋術を行った。

答はb? a ○ c ○ d ? e ○

13.婦人科炎症性疾患について誤っているものをひとつ選べ。
a、トリコモナス膣炎の治療にメトロニダゾールを用いる。
b、カンジダ膣炎では白色ヨーグルト状の帯下を認める。
c、閉経後のプロゲステロンの低下により老人性膣炎が生じる。
d、軟性下疳は4大性病の一つである。
e、付属器炎は不妊症・子宮外妊娠の誘因である。

答c プロゲステロン→エストロゲン

14.婦人科良性腫瘍について誤っているものをひとつ選べ。
a、成熟嚢胞性奇形腫(類皮嚢胞腫)は茎捻転を起こしやすい。
b、子宮筋腫は閉経後に縮小する傾向がある。
c、粘膜下筋腫では貧血を認め易い。
d、子宮内膜症は妊娠中、悪化する傾向がある。
e、子宮腺筋症にはGnRHアナログ剤が有効である。

答d  a ○ b ○ c ○ e ○

15.次の症例を読んで1)と2)の設問に答えよ。
<症例> 50歳の既婚婦人。人間ドックで骨盤内腫瘤を指摘され来院した。腹部超音波検査で右付属器部に単房性の嚢胞を認め、一部に充実部を認めた(別紙)。開腹時、右卵巣は手拳大の腫瘍を形成し、術中迅速組織検査で腺癌(別紙)と判明した。標準術式を行い、術後の組織検索で卵巣癌1c期と判明した。
1)この症例について最も適当なものをひとつ選べ。
a、腫瘍マーカー値は、CA-125U/ml(正常35以下)、CEA:10.5ng/ml(正常2.5以下)であった。
b、腹水細胞診は陽性であった。
c、骨盤リンパ節に転移を認めた。
d、術後にブレオマイシンを主剤とした多剤併用化学療法を行った。
e、5年生存率は60%以下と考えられる。

2)この腫瘍を選べ。
a、漿液性嚢胞腺癌 b、粘液性嚢胞腺癌 c、類内膜腺癌
d、明細胞腺癌(類中腎癌) e、クルッケンベルグ腫瘍(印環細胞癌)

2003概説15番類似。1)c 2)a

<病理分>
1.腎細胞癌についての以下の記述の中で、正しいものの組み合わせを選べ。
1)淡明細胞型の黄色調の割面は、癌細胞質中の脂質の量が多いからである。
2)淡明細胞型の淡明な癌細胞質中には、PAS染色陽性のグリコーゲンが存在する。
3)癌胞巣間は、豊富な線維成分によって支持されている。
4)腎糸球体基底膜由来である。
a,134 b,12 c,23 d,4 e,1-4

(答)b 2003概説病理1参照

2.以下の記述の中で、正しいものの組み合わせを選べ。
1)腎芽腫は、肉眼的には球状で膨脹性発育する。
2)腎血管筋脂肪腫は、脂肪成分が肉腫化し、腎脂肪肉腫となることがある。
3)腎芽腫の中には、尿細管への分化を示すものもある。
4)腎横紋筋肉腫様腫瘍は、幼児にみられ予後不良である。
a,134 b,12 c,23 d,4 e,1-4

(答)a 1)○2)×3)○4)○

3.以下の記述の中で、正しいものの組み合わせを選べ。
1)膀胱移行上皮癌乳頭状型は、悪性度が増すと、より乳頭状になる。
2)移行上皮癌は、乳頭状増殖を示すものが最も多い。
3)腎孟の悪性上皮性腫瘍のなかで、移行上皮癌が最も多い。
4)膀胱移行上皮癌乳頭状型の上皮成分は、通常の移行上皮より低層化配列(6層以下)を示すものが多い。
a,134 b,12 c,23 d,4 e,1-4

(答)c 2003年概説参照

4.前立腺に関する以下の記述の中で、正しいものの組み合わせを選べ。
1)前立腺肥大症はほとんど移行帯(内腺)から発生する。
2)尿道は前立腺を貫通する。
3)前立腺癌の確定診断には、針生検が有用である。
4)前立腺に配列する上皮は分泌細胞と基底細胞の2層からなるが、癌では1層となる。
a,134 b,12 c,23 d,4 e,1-4

(答)e 前立腺癌は外腺から発生

5.睾丸胚細胞腫瘍に関する以下の記述の中で、正しいものの組み合わせを選べ。
1)胎児性癌は、90%が9歳以下に発生する。
2)絨毛癌は、AFPを産生するため、組織診断に免疫染色が有用である。
3)定型的セミノーマは、粘液を含む淡明な胞体を持つ。
4)卵黄嚢腫瘍の組織像で、Schiller-Duval bodyを認めることがある。
a,134 b,12 c,23 d,4 e,1-4

(答)d  1)胎児性癌は青壮年期がほとんど 2)絨毛癌はhCG

6.奇形腫に関する以下の記述の中で、正しいものの組み合わせを選べ。
1)成熟嚢胞性奇形腫と未熟充実性奇形腫が、混在することもある。
2)成熟嚢胞性奇形腫の組織像では、外胚葉性分はほとんどの症例にみられる。
3)未熟奇形腫にも、成熟軟骨組織が広範囲にみられる。
4)性索間質性腫瘍である。
a,134 b,12 c,23 d,4 e,1-4

(答)2?  4)奇形腫は胚細胞腫瘍

7.子宮平滑筋腫に関する以下の記述の中で、正しいものの組み合わせを選べ。
1)平滑筋肉腫との鑑別には、核分裂像の数が有用である。
2)境界明瞭で、線維性の被膜に覆われる。
3)腫瘍血管は乏しく、小さい。
4)多発し、出血、壊死、粘液様変化、硝子化などを伴うことがある。
a,134 b,12 c,23 d,4 e,1-4

(答)e  2003年概説病理9参照 筋腫は核分裂像少ない―筋肉腫は多い

8.以下の記述の中で、正しいものの組み合わせを選べ。
1)子宮頚部異形成は、扁平上皮と円柱上皮の移行部に好発する。
2)子宮頚部扁平上皮癌の組織像で、癌真珠が一個でもあれば角化型である。
3)子宮頚部異形成は、自然治癒することがある。
4)子宮頚部の軽度または中等度異形成に、human papilloma virus感染が関与している症例がある。
a,134 b,12 c,23 d,4 e,1-4

(答)a  2)?他は○

9.以下の記述の中で、正しいものの組み合わせを選べ。
1)子宮内膜癌の中には、扁平上皮への分化を伴うものがある。
2)全胞状奇胎の絨毛間質は、血管と栄養芽細胞が著名に増生する。
3)子宮内膜増殖症は、卵巣顆粒膜細胞腫が原因となることがある。
4)子宮外妊娠では、子宮内膜にArias-Stella反応がみられることがある。
a,134 b,12 c,23 d,4 e,1-4

(答)e

10.以下の記述の中で、正しいものの組み合わせを選べ。
1)卵巣漿液性嚢胞腺腫には、内頚部型、腸上皮型、混合型がある。
2)卵巣漿液性嚢胞腺腫は、乳頭状増殖を示すことが多い。
3)卵巣漿液性嚢胞腺腫は、高円柱上皮で裏打ちされる。
4)卵巣漿液性嚢胞腺腫は、一般には多房性である。
a,134 b,12 c,23 d,4 e,1-4

(答)c 4)多房性→単房性

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