麻酔科蘇生科 (1w

 

 

H19年度レビュー

基本的に朝から17時までみっちり教えてくれます。例)手術が11:30に終わったじゃぁ、30分間説明しようか。昼休みもきっかり1時間のみ。朝のカンファも学生が1名いないだけでも丸分かりなのでサボれません。
最初のオリエンテーションの時に「麻酔科で何を学びたいか」が聞かれ、最後の総括でそれについて質問がありました。また、入田先生の総括では順番はバラバラでのような流れでした。
<総括質問集>それぞれ主観的、客観的モニターの内容も挙げさせられます
[
1人目]
モニター指針は?Visilance、酸素化、換気、循環、体温、筋弛緩
酸素化はなぜ最初?問題が生じてから致命的になるまでの猶予が最も短い
PaO2=100
の時SpO2は?100
 以下数字が下がっていき、その時の臨床所見を述べさせる
[
2人目]
換気量は?→10cc/kg
健康な人が起きてる時は?→7cc/kg
なぜ多くする?人工換気では肺の中枢側から膨らんでいくため。無気肺を防ぐ。Closing capacity増大
カプノメーターはなぜつける?食道挿管を防ぐ、他わすれた
EtCO2
PaCO2の関係は?→PaCO2が5mmHg高い
その差が拡大する病態は?なぜ?肺塞栓、気道閉塞、あと忘れた
CO2
が上昇していった、何を考える?悪性高熱、体温上昇より鋭敏
[
3人目]
ペインクリニックで何をみた?
硬膜外麻酔の合併症は?髄液漏出、PDPH(硬膜穿刺後頭痛、脳圧低下による)
心臓が拍出しているのを見るのは?心音は空打ちがある、心電図はPEAがある、非観血的血圧測定は連続的でない。上記以外はOK
PEA
の原因は?H5TABC… の内容を覚えておく
治療法は?
[
4人目]
体温が急に上昇するのは?悪性高熱、隠れバセドウ病の手術ストレスによるクリーゼ
低体温の影響は?免疫低下(感染症、癌(特に大腸癌はevidenceがある))治癒の遅延,他。
直腸温と皮膚温2つ測る意義は?差の解離は交感神経の指標。他

 

 

H18年度レビュー

朝が早いのが少しきついです。私たちは月曜が祝日でしたので一日少ないスケジュールでした。麻酔シミュレーターをやってません。
やることですがまず麻酔前評価と麻酔計画、これは翌日の手術症例を学生一人に当ててその患者さんの問題点を考えて麻酔計画を立てるものです。先生が丁寧に教えてくれます。これは翌朝やらねばならないプレゼンの準備も兼ねています。合計3回あるので、4人班なら1人だけやらんでいいことになります。翌日は担当の手術についていろいろと見学をさせてもらえます。
あとはペインクリニックの見学、ICU見学などがあります。ペインクリニックは児玉先生がおられなかったため先生たちが忙しく、割と放置の時間でした。ICUは谷山先生とおしゃべりする感じでした。
事前に勉強しておくことは安全な麻酔のためのモニター指針です。これをベースにいろいろ教えてくれますし、最後の入田先生のまとめもこれにそって聞かれました。
至誠にも書いてありましたが、ヘモグロビンの酸素解離曲線やPEAの鑑別なんかも覚えておくとよいかもです。
全体的には、知らなくてもあまり怒られることはないので気軽に質問しながら勉強していく感じで臨むとよいです。もうすぐいなくなってしまう高橋教授とのお話は結構おもしろかったです。

 

朝は7:35に術衣に着替えて集合でカリキュラムはびっちりですが、5:30には帰れます。弁当はなし。先生たちはとても親切で勉強になります。初日に麻酔科で具体的に何を学びたいか聞かれるので事前に考えておくと良いでしょう。

 

 

H17年度レビュー

麻酔科報告3つに分けてします。最低限の知識、教官の雰囲気、感想です。
最低限の知識:安全な麻酔のためのモニタリング(プリントにバッチリある)、麻酔の4要素(鎮痛、沈静、筋弛緩、有害反射の抑制)、あとはそうだなー、酸素解離曲線は数値まで含めて覚えておいたほうがよい。それ以上の知識については任意で。きちんと意味を理解させて教えてくれるのであたってくだけろでチョー基本的なところも質問しまくりました。でも丁寧に教えてくれます。
教官の雰囲気:基本的に放置はゼロ。つねに担当教官とグループ4人での行動です。術場いったり、講義したり、手技やったり。さっきも書いたけど教え方は丁寧です。どの教官も優しいし、仕事を楽しそうにやっているという感じです。僕はかなり楽しかったし、ためになりました。どんな小さなことでもいいので質問すれば、そこからかなり多くのことが引き出せます。麻酔科に興味が無い人にはもしかしたら酷かもしれません。
感想:朝が早い(735集合)ですがそれを除けばまあましなほうではないでしょうか。帰りは意外に早いです。5時半が最長。4時半のときもあったし、3時半くらいのときもありました。放置の時間がないので実働時間を比べると他の科とさして変わらないのかもしれませんが。それなりにがんばれば麻酔のイロハくらいは頭に残ると思います。

 

とにかく朝が早い(735)だから術場でも眠たいです。
最初にシュミレーターあるので主な薬の名前や投与量、タイミングぐらいメモしておくと楽だと思います。実習が終わるころにはだいたいこんな感じでするのかなぐらいはわかります。
プレゼンテーションは3人ぐらいが発表することになると思いますが、前日担当の先生からいろいろアドバイスがもらえます。教授はこちらの予想外の質問を朝のカンファでしてくるのでその対策も先生とすることになります。担当の先生曰く「あの人は盗聴器をしかけてるのかってぐらい、こちらの準備してないことを聞いてくる」だそうです。このプレゼン以外は大変なことは無いと思います。
最終日は口頭試験を午後するので1週間の復習とモニター指針(これがたぶん一番大事です)を見ておくといいです。

 

年度が変わりましたが、指導内容には全く変更ないようでした。
最終日の午後の口頭試問ですが、僕たちの班は入田先生が4人に対してそれぞれ、「酸素化」、「換気」、「循環」、「体温」について、かなり細々したところまで聞かれました。その後1時間ほどは高橋教授との(哲学的内容も含めた)お話でした。

 

麻酔科の諮問で聞かれる?PEAの鑑別10個はおそらくこれ?
acidosis
breeding
(循環血流量低下)
cardiac tamponade
drug
(薬物中毒)
embolism
freezing
gas (hypoxemia)
hyper/hypo kalemia
infarction (cardiac)
jam
(緊張性気胸)

 

蛇足かもしれませんが、PEAの原因(のうち原因を除けば蘇生可能性があるもの)について入田助教授は以下の「5H5T」で覚えておられるみたいでした。中身は以下の「ABCDEFGHIJ」と全く同じで、覚えやすい方を使えばいいかと。
H+(アシドーシス)
Hemorrhage
(出血)
Hypothermia
(低体温)
Hypoxemia
(低酸素血症)
Hyper(Hypo-)kalemia
(高・低カリウム血症)
Tamponade, cardiac
(心タンポナーデ)
Thrombosis, pulmonary
(肺塞栓症)
Thrombosis, coronary
(心筋梗塞)
Tension pneumothorax
(緊張性気胸)
Tablet
(薬物中毒)

 

 

 

 

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