意見書
平成16年7月15日

 私は8月18〜20日に行われます医療系統合カリキュラム「インフォームド・コンセント」に出席できません。なお、この件について意見したいことがありますので、以下に記させて頂きます。

 私は医療系統合カリキュラム「インフォームド・コンセント」(以下「当カリキュラム」とします。)の実施についての連絡に瑕疵があったと考えています。
 私たちは、先輩の話を通じてその学年のおおまかなスケジュールを知ります。そして年度初めに受け取る「授業時間割・専攻教育科目教育目標(以下「授業時間割」とします。)」で1年間の計画を立てます。これに訂正のある場合は直ちに訂正内容を掲示した上、該当学年全員に周知徹底すべきだと考えます。多少の講義の入れ替えはこの限りではないと考えますが、授業計画で長期の休暇とされている期間のまっただ中にカリキュラムが挿入される今回のようなケースで、可及的速やか、かつ徹底した通知が行われなかったことは非常に遺憾です。
 先生は「4月から掲示板にて通知していた。」とおっしゃいましたが、完全に夏休み中であったはずの期間にカリキュラムが新設される、というまるで予想外の内容にしては全く不十分としかいいようのないものでした。目立たない上に、必修なのかどうかさえ判然としないものだったからです。さらに、5月の終わりに学生掛に「あの掲示の詳細を教えてください。」と問い合わせに行きましたが、返答は「まだあれ以上のことは分からない。」というものでした。
 以上の経過は事の重要性に比してあまりにもずさんな対応に感じられます。まず当初の計画(授業時間割)に間に合わないほど急に決まったカリキュラムをその年度から必修にすることに疑問を禁じ得ませんし、そのカリキュラムを多くの学生が予定を入れそうな期間に配置する意図も理解しかねます。私は歯学部、薬学部の詳細なカリキュラムを知りませんが、年間を通してカリキュラムを調整してこの時期にしか配置できない、とは考えにくいと思います。
仮にきちんとカリキュラムに組み込まれるまでは8月にしか行えない、ということであれば、必修ではなく任意受講の形式を取るなどの対応にすべきではなかったのでしょうか。講義を受けることは学費を払った学生にとっての権利であるはずですが、今回のような不十分な通達、周知を持って行われるカリキュラムを受講できない学生に対して、何の措置も講じられていないのも私の不審に思う点です。再講義はできずとも、該当分の学費の返済を検討するくらいの姿勢があってしかるべきではないでしょうか。そんなそぶりさえなく、「受けられないなら試験を受けよ。」という方針は4月からこれまでの対応のまずさを鑑みると、あまりに理不尽で誠意を欠くものと思わずにはいられません。
この意見書は今さら(欠席者への試験といった)方針の変更を迫るものではありませんが、今回の手続きが不十分であったことを十分に認識し、今後二度とこのような学生に対して不誠実な対応のないことをお約束頂きたく思うものです。

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